2023.06.23

2023年上半期を振り返っての総括

ニュース

前回のブログ更新より、ちょうど半年が経過しました。ちょうど弊社の第10期の上半期が終わったので自分に記憶するため、報告するため、共有するためにもこの半年間の統括を書きたいと思います。

5月にコロナも5類に分類されたこともあって、ゆっくりですが社会が正常稼働に戻ろうと動いていますね。私たちはその流れを、3月くらいから感じていて、とてつもなく忙しい上半期になりました。1日も早い完全修復を祈ります。

 

2023年1月からの全体の動き

まず、全体として結論からいうと、とても忙しい半年になりました。既存クライアントさんからのプラス受注、予算の増加、新規クライアント数の増加、失注率の低下など、全ての数字面においては良い結果になったと思います。

昨年の上半期と比較しても、売上成長率は170%を超えています。また、昨年は課題にしていた利益率の改善についても、半年でストック収益を月1,700万積むことができていて、経営としてもとても投資がしやすい状況に進化しました。

経営者、事業責任者であれば常に『利益率の改善』というテーマはつきまとうものですが、一部私たちが利益率改善に取り組んできたことを紹介したいと思います。

 

①無駄な固定費の削減

コロナ禍の流れもあって、弊社もリモートワークを取り入れています。5類分類後も、リモート1日&出勤4日というスタンスで継続していくことを決めているので、オフィス&社宅の固定費が非常に気になるようになりました。

また不要な外注費、人件費はないか?というところにも着目し、思い切って削減しました。これによって年間3,000万以上の削減に成功しています。まず、経営者としてやるべきことは無駄の排除です。

 

②投資の見直し

会社として投資がしやすい状態というのは、将来収益がしっかり見えている状態を言います。売上&利益の構成比率は極めて重要で、将来収益をしっかり把握した上で、何に、いつ、どのタイミングで投資をしていくのか?を見極めて決断するのが、経営者として大切な仕事です。

今まで、弊社はほぼ『人』に投資してきました。それが間違っているわけではないと思いますが、私が思っていたほどのリターンを感じているわけではないのが事実です。

今期の初めから仕組み、教育、広告に投資の軸を変えています。会社にとって本当に必要だと感じる人間、そうでもないと感じる人間には、大きな報酬の差が生まれるように人事制度も見直しました。

『平等』という概念では、私がやっていることはダメだと思いますが、10年やってきて決めたことです。全てのスタッフに平等を提供することを、私は選択しません。クライアントのこと、会社のこと、スタッフのことをしっかり考え動ける人間のみ、全力で守っていこうという方針に変えました。

 

③収益比率の見直し&営業の見直し

ここは、この半年での収益改善に最も大きかったところです。弊社はウェブサイト制作やLP制作も毎月大量に受注してきたため、利益のうち50%はショット利益でした。

これによって投資が安定的かつ計画的に行えないと判断し、契約の見直しやストックメニューの販売強化に振り切りました。また、ショット収益を担っていた部署の人員を40%ほどを、ストックメニューを提供する部署に異動してもらいました。

これは覚悟がいる決断でしたが、異動したスタッフは自分達が求められていることを真剣に考え、結果で返そうと動いてくれました。その結果、収益の80%弱にまでストック収益の比率を上げることに成功しました。目標としていた、月の営業利益にも3月から到達し、さらにそれを伸ばすことに成功しました。

 

④顧客の見直し

これまでの10年で、私たちBigmacが価値を提供でき結果をお返しできている業種や会社規模、予算のデータをまとめて徹底的に分析しました。これはもっと早くやればよかったのですが、この過去のデータを活かそうとしなかった私の傲慢さでしかありません。

顧客データを見直したことで顧客の選定、営業先の選定、提案の選定の全てにおいてこのデータが活きました。収益源の見直しを1番のテーマにおいていた半年なので、この半年で取引先の業種&規模で大きくシフトチェンジが起こりました。この判断は収益改善に1番インパクトが大きいものになりました。

 

大きく上記の4つの改善に重きを置き、半年の間、動いてきました。単純に売上を伸ばす、会社の規模を拡大していくということより、難易度が高かったのは事実です。

しかし、これができないと経営者として、私は未熟だと思います。今も自分が優秀だと思っているわけではありません。

でも、この収益改善ということをやり遂げるには、大きなダメージも伴うということを忘れてはいけません。方針の違いや意見の違いなどが理由で、自分から離れていく人も当然ながら出てきます。

ここでいい顔をしたいとか、尊敬されたいとか、生半可な考えを持っていては改革なんてできません。私はよくわからない『承認欲求』や『他者理解』をほとんど求めなくなったから、これに取り組んでいくことができたのだと思います。そして、まだこれからも、会社にとってクライアントにとって必要だと思う改革は続けていきます。

 

10周年について

今期で10年という節目を迎えることで、今年の5月には東京、名古屋、大阪、富山、石川、福井の主要取引様やパートナーを招待し、10周年記念式典を行いました。初めてやることなので、この式典に何の意味があるのか?何のプラスになるのか?を考えましたが、考えるより実行しようと思い、進めていきました。

結果、160名の方々が弊社の10周年をお祝いしてくれて、盛大に盛り上がる式典になりました。改めて今までの自分、これからの自分、今までの会社、これからの会社について、深く考えるキッカケにもなりました。

10周年式典を終えて、私が一番感じたことは『人を大切にする』という当たり前ですが、中々できていないことです。自分一人で今の会社規模に会社を育ててこれたわけでもなく、一緒に並走してくれるクライアント、スタッフ、仲間、家族があって成し遂げることができたということに、改めて感謝の気持ちが大きくなりました。

式典をやって売上&利益が上がるわけでもなく、大きな経費がかかっただけです笑

ですが、お金では理解できない大切な『人の想い』に気がつくことができたので、本当にこの節目の式典を開催してよかったと思います。関わってくれた業者の方々、会場の方々にも心から感謝しています。

 

まとめ

上記で記載してとおり、売上成長率、利益の底上げ、組織改革において一定の成果は上げることができた上半期です。

しかし、課題がないわけではありません。まだまだ改善しなくてはいけない部署、もっと教育していかなければいけない人材、そして私自身に足りないものを補っていくこと。やることはたくさんあります。

やるべきことがたくさんあるし、クリアしてもクリアしても、また新しい課題が出てくるのが会社経営であり人生であるんだと思います。そんな刺激がある人生に私は心から感謝しているし、これからもその課題を楽しんでいきたいと思います。

 

ここから下期の最後まで引き続き、気を緩ませずに1日1日を大切にしていきます。下半期のBigmacもよろしくお願いします。

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