2021年も折り返しの6月が終了し、残り半年となりました。今年もたくさんの新しいクライアントとのお仕事が始まっている状況は、本当にありがたい限りです。クライアント規模が劇的に大きくなり、ビックマックでもやる事、やらない事の線引きがますます重要になっていると感じます。今回は「断捨離」について考えてみました。
自身の断捨離
私は、断捨離を特に意識しているわけではないのですが、どちらかというと余計なものを持たずに捨てるスタンスです。学生時代からある程度書類や服や玩具など、取っておく必要が無くなった時点で大胆に捨てていました。ものを持たなければ、探す事もなく管理する必要もありません。常に身軽でいたいという思いが強い性質なのでしょう。
あまりにも思い切って捨てるので、現在の家族からは、ものに愛着を持たない人のように思われています。確かにそうかもしれませんが、人間関係はどちらかというと薄く浅い関係を保持しようとしてしまいます。仕事や地域の活動など、動けば動くほど新しい人と知り合い、全ての人に善く思われていたい性質です。
だた最近では、人間関係においても、本来は心の許せる何かとの繋がりを深めていく事が大切だと思うようになりました。自分を偽り、取り繕い保つ関係は本来必要が無く、自分に必要な人、必要としてくれる人に絞ってどれだけ深く関係できるか。幸い2人の子供も大きくなり、彼らに掛ける時間も少なくなってきていますので、ここからは自分をもっと高めていくための時間、仕事のレベルを更にあげていくための人間関係の構築に集中していこうと考えています。
クライアントの断捨離
毎日のように、新しい依頼や相談をいただく状況は大変うれしいのですが、ご依頼の全てをお受けすることありません。全てのお客様を均等に対応することは現実的に難しく、会社としては、自社に依頼してくる額や事業規模が大きいクライアントに多くの対応時間を割り当てる采配となってきています。
新規先を対応するかどうかはもちろん、長年ご依頼を頂いてるクライアントに対しても、以前と同じ料金で同じ対応を提供することは不可能で、クライアントに良い顔を見せたいという、営業の自己満足は通用しない体制になっていきています。自社の発展のためには、重要なクライアントや案件を見極めて受ける、またはお断りする。加えて、既存先への料金変更交渉も行っていく。その結果取引が発生しない、また終了するとしても毅然と対応していかなければならないと感じています。
さらに、弊社では取引ルールの整備も急速に進んでおり、そのルールに対応出来ない先との取引も難しくなっています。ビックマックの成長のためには、クライアントの取捨選択、つまり断捨離が最も重要な部分だと捉えています。
断捨離出来る業務はまだある
ビックマックの評価される点は、スピードや突破力だとクライアントに言われることがあります。さらに長所を磨くために必要なことを列挙します。
不要な確認の簡略化
ビックマックでは、業務が開始してからは、サイト制作や広告運用などの各担当部署がクライアントと直接やり取りをする形式です。そこをより活かすためには、営業担当への確認を極力減らし、各部署が責任を持ってクライアントへ対応していくことが理想です。
営業担当は、クライアントへの事前説明を今まで以上に入念に行うこと。業務を各部署に任せ、新規対応に時間を使うのが本来の目指す形です。
少額案件への見積対応
サイト修正や印刷物依頼など、少額案件の見積もり作成を依頼される場合があります。決定しているのであればまだしも、見積もりを出して結果「無し」になる可能性もあります。
物事を進める意識の高いクライアントは、Leftyという定額制のサポートサービスを契約いただいており無駄な見積提出も大分省けるようになってきましたが、今後は、見積もり提出を極力省略し無駄な対応工数を減らすために単発の修正は受けない、受けるにしても定額制の「Lefty」契約先のみにするなど、対策も考えていかねばなりません。
余計な対応を減らす
既存契約先に対しては、過度なサービスをしていないかを見極めて改善することも必要だと思っています。例えば、先方が安心したい、会社内で必要という理由で作る広告レポート、契約に入っていないサイトの修正対応など、ビックマック自体がなあなあで対応していて良い組織規模ではなくなっています。
臨機応変に対応することは必要ですが、各部署のスタッフを守り、顧客に余計な迷いを起こさせないためにも、対応する業務範囲を明確に定めていく事が必要です。
まとめ
頭のキャパシティも、会社のリソースも減らさないと入らない。当たり前です。自社利益の最大化を意識するために経営の視点で案件や既存業務の取捨選択を改善していく、そんな2021年の後半にしたいと思っています。
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