こんにちは。総務部の長谷川です。
ここ最近、「心理的安全性」という言葉をよく耳にすると思います。そこで今回は、より良い職場環境をつくるには欠かせない「心理的安全性」について書いていきたいと思います。
心理的安全性とは
心理的安全性とは、スタッフが組織やチーム内において自分のスキルや能力が発揮できること、また自分の個性を安心して出すことができる状態を表す用語になります。
心理的安全性は生産性の向上や働く環境の快適さなどの観点から、様々な企業が注目するようになりました。
心理的安全性が低い状態
無知・無能だと思われていないか
チームメンバーから「自分は無知だと思われているのではないか」という不安から、わからないことを確認したくても確認や質問ができない状態に陥っています。
結果、求められている仕事に答えることができなかったり、違う方向性で仕事を進めてしまうことに繋がってしまい無駄な時間が発生するということが起こります。
またミスやトラブルがあった時、「自分は無能だと思われてしまう」という不安から適切な報連相ができなくなってしまいます。そのため、対応が遅くなってしまい問題が更に悪化してしまうというケースもあります。
チームの邪魔になっていないか
自分がミスをしていまったせいで迷惑をかけていないか、またミーティングや会議などの場で自分が発言したことで、時間が長引いてしまいチームメンバーの邪魔になっているのではないかと不安になってしまいます。
このような不安があることで、積極的に自分の意見が言えなかったり、新しいアイデアを提案することができないということが起こります。
心理的安全性が高い状態
分からないことを聞きやすい
いつでも助けてもらえるという安心感があるため、知らないことや分からないことについて、いつでも聞きやすい状況です。
相談しやすい
問題があったときでも相談しやすい環境は「心理的安全性」が高いチームの特徴です。すぐに相談して判断をあおぐことができることで問題への対処も即時にできます。
尊重されていると感じる
自分の提案したことを否定せず聞いてくれる、受け入れてくれるといことを感じることで自分が尊重されていると感じます。そのため自分の意見や新しいアイデアを提案することもできます。
「心理的安全性」がもたらすメリット
心理的安全性がもたらすメリットとは、いったいどのようなことがあるのでしょうか?いくつか紹介します!
コミュニケーションが活発になる
「心理的安全性」が高まることで、チーム内でのコミュニケーションの質が高まり活発になります。情報共有がしやすいため、報告・相談・連絡も自発的に行うことができます。そのため業務がスムーズに進んだり、お互いの協力体制の強化にもつながります。
スキル向上につながる
コミュニケーションが活発になるため、メンバー同士でのノウハウの共有も同時に強化することに繋がります。知識や経験の共有が強化されることでチーム全体のスキル向上につながっていきます。
パフォーマンスが向上する
心理的安全性が高い環境では、業務パフォーマンスが向上します。職場にいることや仕事に対する無駄な不安を感じなくなるため、安心しながら仕事をすることができます。
さいごに
「心理的安全性」だけを重視してしまうと、ただ仲が良くて居心地がいい職場というものになってしまいがちです。目的は組織やチームの生産性を向上させること、個々の最大のパフォーマンスを発揮させることです。そのためには「心理的安全性」と「仕事で成果を出す」というバランスがとても重要なため、合わせて意識していきましょう!
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