皆さま、7月もお疲れさまでした。いよいよ夏本番の8月ですね。東京ではコロナウイルスの感染が再び拡大傾向にあり様々な業種の方が変化、進化、選択を求められていると思います。楽観的に元に戻ると考えたいのはほとんどの人がそうだと思いますが、事実元のような状態にすんなり戻ることはないと考えます。
私も楽観的に考える人間ではありますが今回の終息は来年の夏前までは続くと考えた上で経営上の動きを見直しているところです。さて、今回はフェーズについてお話をしたいと思います。
大きく感じているフェーズの変化
弊社は6期目、そして現在の7期目になり凄まじくお客様が増え、売上が増え、利益が増え、スタッフが増えています。これだけ全てが増加するという状況では必ず『闇』となる部分もでてきます。このステージが上がるという状況を私はフェーズの変化と言っているんですが、どこでそのフェーズの変化を感じるのか?ポイントを書きます。
- クライアントの質が変わる
- 運用する資金が大きくなる
- 契約書関連のチェックが厳しくなる
- 古参社員の中でついてこれない人がでてくる
- 優秀な人材を雇用できるようになる
- 労務関係に歪みが生まれてくる
具体的に言うと上記のようなことが、そのフェーズそのフェーズで形を変えて必ずといっていいほど起こります。もう数回経験しているので私は慣れてきましたが、乗り越えていくには大きな勇気&諦めも必要になってきます。そして、今まさに弊社はこの状況下にいる真っ只中なので組織の中での改革が日々行われています。そこで私が社員に伝え続けていることがあります。
『変化を怖がるな、変化を楽しめ』
人は誰でも大きな変化を拒みます。変化し続けることが好きな人は世の中でも本当に少なく一握りしか存在しません。この思考回路は日本の教育によって育成されているものだと思いますが、私はこの変化を好まないことにすごく否定的な人間になります。
その理由ですが、常に攻めることを意識していないと大切なものを守れないと知っているからです。変化せずに大切なものを守ることができるのであれば攻め続けることは疲れるので選択しないですが、変化を拒んで守りに徹していてはいつか必ずその守りは崩壊するものです。
私にはグループ全体65名のスタッフを少しでも今より幸せにする義務があります。その中で都度このフェーズの変化(進化)を楽しんで立ち向かっています。
フェーズの変化をどうやって対応していくのか
これは周りの経営者にも聞かれたりします。例えば10人の時に機能する仕組み、30人の時に機能する仕組み、60人の時に機能する仕組み、100人の時に機能する仕組みってそれぞれ違いますよね。100人の組織にとって素晴らしい仕組みは、20人の組織に必ずしもフィットするとは限らないのです。だからそのレンジにおけるベストな仕組みの見直しをしていくべきだと私は考えています。
- 職務規定
- 評価制度
- 財務規定
- 人事規定
など、規則(仕組み)を見直すことは各フェーズで必ず必要になります。だから前のフェーズの仕組みに満足している人は新しい仕組みに変化するときにグチグチ言ったり退職したりしてしまうのです。何にも変化しなければ起こり得ないことですが、私が守るべきなのは個人ではなく会社なので必ずフェーズに合わせた選択をするようにしています。それを理解し対応してくれるスタッフには本当にいつも感謝しています。
これからのフェーズで始める第一弾
3月から準備を開始してやっと告知できる段階になりました。私たちはデジタルマーケティング会社として基本的にクライアント支援をメインに行ってきました。非常にいいお客様に恵まれ、現在も大きく成長している事業になります。
しかし、これだけでは私はもったいないし今まで積んできた知見をもっと私たちの地場である北陸で使っていきたいと考えるようになりました。そこで、8月からは北陸での媒体業をスタートします。
暮らしのすべて『House Labo』を9月にリリースし、北陸の暮らしに関わる事業者とユーザーをつなぐサービスを開始します。準備段階でも北陸3県の広告代理店さんに協力頂き、9月リリース段階で北陸No.1の情報量を掲載したサイトとしてオープンします。今までも北陸での住宅ポータルみたいなサイトは存在しますが、どれも雑誌の延長(おまけ)でしかないのでウェブをメインとしたサービスではありませんでした。
私たちが得意とするデジタルマーケティングの力を最大限発揮し、今までにない媒体をつくり協賛頂いた企業様、ユーザー様に利用価値がある媒体を必ず作り上げます。
後発なので既存に勝ち抜くために弊社としても大きな予算を北陸地方で投下していく準備も整っています。この8月からはリリース告知なども露出が始まりますのでぜひみなさんチェックしてみてください。
チャレンジをやめない
私は起業した時からずっとこの『チャレンジをやめない』という言葉を念頭において事業を進めています。それは私の母が幼少期からずっと好きなことにチャレンジさせてくれたことに対して感謝しているからです。もちろん自分の力でチャレンジを続けられているわけではなく、私についてきてくれているスタッッフがいるからこのチャレンジを継続することができています。感謝ですね。
この媒体事業も楽しいことばかりではないし、苦しいことも多いと思っています。ただ、私は仲間とともに新しい、今まで見えなかった景色を見たいからどんなことがあってもやり遂げる決意でいます。9月からは今までにない挑戦が始まりますが、奢らずしっかり足元をみて一歩一歩進んでいきます。
- 最新記事