新しい取り組み、新しいクライアントとの関わりも増えている中、相手があることなので予定通りに行くことばかりではありません。以前はその都度必要以上に落ち込んだりもしていましたが、最近はそうでもなくなりました。
予定通りいかない事が「失敗」だと思っていた認識が、私の中で少し変わりつつあるんだと思います。今回は失敗に対しての捉え方について書かせて頂きました。
失敗って何なのか
弊社が提供するデジタルマーケティングの各種サポート。北陸地方の企業ではまだサポートを受け慣れていない企業も多く、まずはデジタルマーケティングの考え方や、弊社サービスの進め方の説明を時間をかけてする必要がある状態です。
例えば、デジタル広告で簡単に結果が出るものではないことを説明し、クライアント側も一旦は了承しても、想定と違ったりすると「失敗じゃないのか」「続けても意味が無いので止める」という意見をいただくケースがあります。撤退ライン、施策変更判断基準を決めないまま始めてしまうと起こりやすいやりとりです。
正直私はもったいないな、と思ってしまいます。当初決めた予算や判断基準を無視して、ころころと指針を変える。それこそ何も得る事が無く「失敗」に繋がっていくのだと見ています。取り組んだ施策・数値を見つめ、改善策を講じて結果を上げていくことが、どの施策においても原理原則なはずです。
それなのに、細かな数値を見れるデジタルマーケティングの長所を放棄し、自分の思い込みや成功体験だけで判断する方は、自ら失敗という結果を招いているなと思ってしまします。なので、せっかくご縁を頂いたクライアントに結果をお返しするためには、最初の入り口で本質の話をし、「継続は力なり」をより強くお伝えしていくことが重要だと思っています。ここでいう継続は単に同じことを工夫無く続けるのではなく、改善の継続の事です。「負けたら終わりじゃなく、止めたら終わり」という意識です。
恐れて行動しないことが失敗
クライアントに対してだけでなく、社内スタッフにとっても改善継続の大切さは理解するまで伝えていかないといけません。そして、継続と併せて大事なのは行動する、チャレンジする事です。
営業部では各企業様への提案を日々行っていますが、全てが契約となる訳ではありません。こちらの事業理解が浅くクライアントが求める施策を提示できなかったり、説明が伝わらず理解頂けない事が理由だったり、クライアント側の実施タイミングなど、契約に至らない理由は様々です。経験の浅い営業スタッフであれば、契約を頂けない事の方が多いでしょう。
そして契約が獲得できない状態が続くと、営業スタッフは現実から逃げようと提案活動自体を減らしていく傾向があります。私もそうでした。チャレンジをしないこと自体が失敗になる、自分で辛い状況を作っていることに中々気づきませんでした。誰でも結果が出ているときは意欲も湧き、積極的に行動します。
大事なのは結果が出ないときにふんばれるか、逃げず立ち向かえるかです。これは全ての部署にいえますが、無難にこなしている意識ではビックマックで活躍することは出来ません。それだけクライアントから高い期待を受けて契約頂いているのです。ビックマックはクライアントの期待に応え、新しいサービスを打ち出していくことでしょう。多分予定通りにいかない事、予期せぬ事が起きる事もあるでしょう。私は、それが当たり前と思えるタフな人間になっていきます。
行動させるためには
営業の話しばかりで恐縮ですが、どうやったら営業スタッフが動くのか、自分が出来る事が何かを考える事が多くなっています。私自身も指示すること、判断においてまだまだ出来ていないことばかりです。指示や判断の遅さや的確さを完璧に出来れば理想ですが、まずは、指示や判断の速度を上げることを意識しています。判断が的確だったかどうかは後にならないとわかりませんから。
また相手も人間なので、出来ない事の指摘ばかりではさすがに嫌になってしまいます。結果が出ない中でもその人が当たり前の事が出来ているか、出来ていれば、そのことは出来ていると本人に伝えることが大切です。現状を正しく認識させ、改善を意識させること。本人の進歩にとって欠かせない要素です。
営業において、契約が獲得できない状況には必ず理由があります。なぜ獲得できていないのか、何が良くなかったのかまず自ら考えさせること。結果が出ないときと同じことをしていても時間の無駄です。これまでは違うやり方を考え、結果を出すために行動することが大切です。
まとめ
失敗は取り返せると良く聞きます。ですが私は、取り返せるというより失敗でなかった事に出来るというように思っています。選択した行動を間違いにするかどうかは、その後の行動次第です。
余計なことを色々考え過ぎ、指示や行動が遅くなるのが私の癖。良いと思う正直な判断に沿って早く指示や行動をする。失敗、間違い=悪、の思考を捨てることからはじめてみます。
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