こんにちは、コンテンツデザイン部/取締役の中山です。
5月後半から6月にかけて管理者は人事評価の時期でバタバタしているのではないでしょうか。Bigmacも例外ではなく、ちょうど人事評価の真っ只中です。
今回は評価する側の視点で評価される人に向けて書きたいと思います。
人事評価とは?意義や目的は?
知らない人はいないと思いますが、人事評価とは企業の目標とスタッフの生産性・パフォーマンスを比較して定期的に評価を行うことです。
人事評価がそのまま人事考課(昇給や賞与)に反映されるところも多いのではないでしょうか。
なぜ、企業がそのような人事評価制度を導入しているか考えたことはありますか?
人事評価制度の目的は必ずしも賃金を決めるためだけではなく、達成すべき目標の明示や人材の配置、育成にも活用されています。
企業のビジョン、目標に沿った動きができているか
前述したように、人事評価とは「企業の目標とスタッフの生産性・パフォーマンスを比較して定期的に評価を行う」ものになります。
極端にいうと、企業が求めていないものをいくら行っても評価されません。これは評価される側からすると一番見落としがちだと感じています。
企業のビジョンや目標に合っていないスキルをどれだけ磨いていっても、それは各個人の自己満足でしかなく会社への貢献にはなりません。
そういった食い違いが起きないためにも、人事評価を活用して、会社側が求めている事柄を明示しているのです。企業が成長していくためにも人材の成長は必要不可欠で、それはスタッフの目標と企業の目標が同じベクトルを向いていることが必要です。
「結果が全て」では評価できない
では、人事評価なんて小難しいことをせずに目標の達成・未達だけで評価すればいいのでは?と思われるかもしれません。
業種によってはそのような評価をされるところもあると思いますが、今の時代で結果だけを見るような評価をしているところは稀だと思います。
総合的に公平に評価するためにも、人事評価の方法にはいくつか種類があります。
業績評価
これがいわゆる「結果」と言われるものですね。成果や達成度を客観的に数値化して評価を行います。わかりやすいものだと売上です。
能力評価
直接的な業績には関わらないものの、スタッフの成長・スキルアップは企業の成長には欠かせません。そういった部分も加味して、業務上で求められるスキルや知識で評価を行います。
これは職種や企業によっても方法や基準が様々です。
情意評価
聞き慣れない言葉かもしれませんが、近年取り入れている会社は多いのではないでしょうか?意欲や行動、勤務態度から評価を行うものです。こちらも直接的に業績には関わらないものですが、各個人の人間性が一番わかる項目だと思っています。
周囲評価
こちらも近年取り入れている会社が多くなったように思います。通常は自分の上司が評価をする、という流れですが周囲評価と呼ばれるものは同僚や部下、さらには他部署の人が評価をする方法です。
メリットとしては評価をできるだけ公平にするということと、社内の業務を円滑にまわしていくという意図があります。
自分を評価する人間にだけいい顔をするのではなく、いつどんなときでもいろんな人に評価されているという意識を持つことで、自ずと円滑にコミュニケーションを取るよう意識していくようになります。
評価の高い人の特徴
評価の種類も多種多様ではありますが、人事評価をする側として一番気をつけていることは「公平さ」です。
評価する側として個人的な感情などを入れ込むことはなく、基準に沿って公平に評価をしていくことは大前提となります。
その上で、評価が高い人には共通する特徴があります。
- レスポンスが早く正確
- コミュニケーション能力が高い
- 失敗を活かすことができる
- 向上心がある
こういった点はどの評価制度を入れていても評価が高くなってくると思っています。
また気をつけたい点として「仕事ができる」人が必ずしも人事評価が高いとは限りません。それは、部下ができてくると部下の成長が自分の評価になってくるからです。
ここを履き違えてしまうと、自分よがりな仕事の仕方になるので注意しましょう。目指すべきは自分の成長だけでなく、他人を成長させてあげられる能力です。
人事評価から学ぼう
人事評価はオープンになっている会社が多いと思います。上司からの評価はきちんと見た上で、求められているものが何なのか、自分はどうするともっと貢献できるのかを探っていくといいでしょう。
私自身も評価する側になって初めてどういった目的でなぜやっているのかを理解するようになりました。評価の伸び悩みは評価の意図や目的を理解していないことから生まれることが多いように感じます。
評価される側ではなかなか理解しにくい部分も多いと思いますが、わからない部分も正直に聞いてみるといいのではないでしょうか。
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