こんにちは、コンテンツデザイン部/取締役の中山です。
現在採用活動や、外部パートナーとの連携をしている中で、自分の「市場価値」をしっかり理解して動けている人がとても少ないと感じています。
自分の市場価値を高めるためにはどうしたらいいのかを今回は紹介したいと思います。
市場価値が高いとはどういうこと?
まずは、「市場価値が高い」とされるのはどういうことなのでしょうか?
一般的にキャリア面で言われる「市場価値が高い」とは「企業が求める能力が高い」をことを指します。何かの知識や能力が高い、というだけではなく、その知識や能力が「企業に求められていること」が市場価値を左右します。
必ずしもスキルが全てではなく、需要(企業が求めるもの)と供給(企業が求めるスキルなどを兼ね備えた人の母数)が市場価値に影響するということをまず大前提に覚えておきましょう。
市場価値を構成するものとは?
一般的な仕事における市場価値を構成する要素とはどういったものでしょうか?次にあげる3項目は「ポータブルスキル」と呼ばれ、「業種や職種が変わっても通用する、持ち出し可能な能力」と定義されているものです。
これはどのような仕事に就き、どの企業で働くとしても大切なスキルであり、組織で働く上で重要となる能力です。
技術・知識力
第一に担当業務を行うために必要な技術や知識が挙げられます。。例えば、会計や経理を担当する人にとっては、経理や財務の知識ですし、Webデザイナーにとってはデザインやコーディングのスキル・知識がこれにあたります。
人間力
次に、他者と関係を築くために必要であり、周囲と協力しながら働くために重要な力として「人間力」が挙げられます。社内で円滑に意思疎通するためのコミュニケーション能力、クライアントや他部署と関係を作るための交渉力・調整力などが含まれます。
概念化能力
こちらは少し難しいかもしれませんが、本質を把握する力とも言えます。物事を概念化し、抽象化して捉える能力のことを指します。
具体的な例を挙げると、自社とは一見全く関係のない事柄から、この部分はチームで活かせるかもしれない、この部分は事業計画に活かせるかもしれない、などと応用できる力です。
出来事や物事を表面だけで捉えるのではなく、いつ何時でも本質を把握することで、応用がきくようになります。
市場価値が高い人材が持つスキルとは?
では、「市場価値が高い」とされる人材はどのようなスキルを持ち合わせているのか?ベースとなるのは前述した3つの要素になりますが、それだけでは「市場価値が高い」とはなりません。
掛け合わせができる技術・知識力を複数持っている
単独での技術・知識力はもはや当たり前の時代となっています。ひとつの事柄だけで技術・知識を深めるには相当希少な職種でないと市場価値が高くはなりません。
Webデザイナーでいえば、デザイン・コーディングができることはWebデザイナーである以上当然のことです。それ以外に、SEOの知識がある・マーケティングの知識がある・広告配信もできるなどなど、掛け合わせすることで企業様のためになるような能力を身につけていくと、ぐっと市場価値はあがります。
多様な立場の人とスムーズに仕事ができる人間力
働き方や職場の多様化が進み、仕事をする上で、自分とは全く違う立場・年齢の方々とやり取りする機会は少なくありません。リモートワークが普及する中で、就業時間や就業場所も多様化が進んでいます。
そんな中、自分とは異なる価値観や相手が置かれている立場を尊重しながら、スムーズに仕事を進める能力がより一層求められるようになっています。立場の違いも超えて協働できるだけの人間力を身につけることは、自分の市場価値にも大きく影響が出てくるでしょう。
クライアントの課題を本質的に理解し、解決策を提案できるスキル
本質を捉えて課題を解決するには、数字や事実に基づいて論理的に考える思考や、経験や常識に縛られず自由な発想ができる思考、目の前の問題を批判的に分析する思考、多角的な思考が必要となります。
これらを兼ね備えた上で、課題を本質的に理解し、解決策を提案できることは営業職だけにとどまらず、どんな職種でも必要になってくるスキルです。
自分の市場価値を高めるために
今後、市場価値が高まるのは、環境の変化に柔軟に対応できる能力を持った人材だと言われています。
まずは自分の現状での市場価値をしっかり見極め、不足している部分を身につける努力をすること。自分の主観だけで市場価値を決めないことは重要なことだと言えます。
今の現状に満足せず、業種を超えて自分のスキルを見返してみるとたくさん改善するところが出てくると思います。自分の市場価値を高めることは、属する企業の価値も高め、必ず自分のキャリアアップにも繋がっていくでしょう。
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