こんにちは。Bigmac総務部の豊岡です。
みなさんは「自責思考」という言葉を聞いたことがありますか?ビジネスにおいて自責思考を持っていることは成長のためにとても重要なことだと思っています。
自責思考・他責思考がビジネスにおいての成長にどう変わるのか?を考えていきたいと思います。
自責思考と他責思考の違いについて
自責思考とは
問題が起こったときに自ら責任や落ち度があると考えることです。とくに仕事という場において、この傾向は顕著に現れると思います。
例えば、お客様よりクレームが入った場合や、目標に達することができなかった場合に、自分自身の対応や行動などが悪く、どう改善したらいいか考えるのです。
さらに分かりやすく言うと下記のような考え方です。
「自分を責めること」とイメージしている方もいるかもしれませんが、ビジネスの場においては、問題に対して当事者意識を持ち取り組むことをイメージします。
・仕事で失敗をしたとき
→自分が確認を怠ったからミスにつながった
→自分が正しいやり方を身につけられていない
・チームの目標が未達成の場合
→新人スタッフのフォローが足りなかった
→自分が新人のため、スタッフにフォローの時間を多く使わせてしまった
他責思考とは
問題が起こったときに問題が起こった原因を自分以外にあると考えることです。クレームが発生したときに、「会社の仕組が悪い」「クレームを出す方が悪い」という思考に行きつき、自分の責任と考えることがありません。そのため、当事者意識が無いため、問題を自分で解決しようとしない事が多いです。問題を解決するのではなく、誰が悪い、○○が悪いという考えで止まってしまうのです。
・仕事でミスをしたとき
→サポート不足の上司が悪い
→業務のマニュアルが整備されていないことが悪い
・目標が達成できなかったとき
→新人だからできないのは当たり前
ビジネスにおいての自責思考について
自責思考について、ビジネスの観点で考えてみたいと思います。自責とはネガティブなイメージで使われがちな言葉だと思いますが、仕事をする上では、まったくネガティブではなく、むしろプラスの事が多いと思います。
社員になぜ自責思考が求められるのか
上記でお話したとおり、ビジネスにおいては他責思考より、自責思考のスタッフの方が圧倒的に成長が著しいです。自責思考の考えの人は、仕事をするうえで自分に至らなかった点を考え、どう改善したらいいのか?と考えているからです。
・今回は自分の調査不足だったから、次に行うときは更に念入りに調査しよう
・失敗してしまった。次はやり方を改善にされに成果を出せるように頑張ろう
・他部署との連携がうまくいかない。連携がうまくいくように仕組を考えて改善しよう
などといったように自責思考の人は、次にミスしないようにミスに対する課題発見をし、次に繋げる努力をするのです。
一方、他責思考の人は次に繋げる考えではなく、
・ミスの原因が自分ではなく、会社や周囲が悪い
・自分は教えてもらっていない
・今回のミスは、十分な時間を設けてくれなかった相手に原因がある
という思考になることが多く、失敗に対してどう改善していこうではなく、何が・誰が悪いという考えになるのです。この考えでは、自責思考の人と比べて成長スピードが格段に落ちますし、何の解決にもなっていないのです。
プラスにする自責思考を身に付ける
ビジネスにおいてプラスになる自責思考のメリットや特徴があります。自分自信の自責思考のマインドを育てるにもとても大切なことです。
問題の本質を見て改善する
発生した問題に対して、他人のせいにするのではなく、「何が悪かった」のかを考えるようにします。その結果、自らの行動だけではなく、別のところにも問題があることにも気づくことができます。問題の本質から目をそらさず向き合い、本質を改善することが大切です。
自分自身を分析する
問題に対して、自分自身を分析しなぜミスしたのかを考えます。自分に至らない点があったときは、スキル不足なのか、準備不足なのかなど起因となるものを分析することです。そして、自分に不足しているものを伸ばすために努力するのです。自己分析をし今後の改善や成長に繋げられることはとても大切です。
理想は周囲を巻き込む自己責任
重要なのは、周囲を巻き込む自己責任です。周囲を巻き込んで問題解決をしようという姿勢です。自己責任があったとしても自分ですべてを解決し背負い込むということはうまくいかないこともあります。組織はチームなので、どう解決したらいいのか周りに頼ることも大切です。チームと連携することで有効な自責思考はチームにも広がっていきます。
まとめ
会社にとって必要なのは「自責」の思考を持つことができるスタッフです。結果から目をそらさず、分析し改善してき、自分自身の成長に大きく繋がるからです。上記でお話したとおり、自責思考に変えるだけでさらなるステップアップを望めますし組織も良い方向への向かっていくと思っています。
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