皆さんいかがお過ごしでしょうか。
GDP成長率の落ち込みなど、後ろ向きな話題が多い昨今ですが、弊社は変わらずというかむしろ加速度的に新しい試みを投入しています。
人間は何かをやろうと思うと、それを妨げる別の何かに足を引っ張られがち。今回は、そんな余計なものについて整理してみました。
余計なものばかりだと感じた夏
弊社が新しいことを行うたびに反応する、既存勢力。自分たちの居場所を守るために、市場のことに目を背け圧力をかける。自社の価値を上げる努力をするのではなく、新興勢力の芽を摘もうとする構図。過去の取引にしがみつき、自分たちの希望だけを通そうとする人。恒例の「〇〇も協賛しています」といった意味のない広告企画。努力の成果を見て欲しい高校球児の思いを、過度に奪った入場制限。きりがないのでこの辺にします。
仕事やプライベートで、本当にどうでもよいことに拘って大切な時間、発展や成長のチャンスを逃している人たちが多いなと思います。私にも、どうでもよいこだわりや余計な怯えがあります。
ただ、ビックマックに来て早4年。目まぐるしく変わる状況に対応するために、多くの取捨選択をしてきました。その取捨選択を積み重ねた回数こそ、自分の判断を磨き速度を上げ、成長させてくれていると思っています。もっともっと、磨いていくためにこれから捨て去ることを整理してみます。
捨て去りたい要素
特に仕事上で必要ないもの、捨て去るものを挙げてみました。
良く思われたい気持ち
「いい人ですよね。」と言われたいために、深く切り込まず浅い関係性を意識してきました。ただし、これから弊社が関係する先の規模も大きくなってきます。
それゆえに相手のことを深く知り、深く関係していくことが求められます。アウトボクシングではなくインファイトよろしく、パンチを浴びせ、浴びもする距離感での仕事。いい人では務まりません。
自分の本分以外でのアピール
私は営業部の責任者です。求められるのは営業成果、つまり売上と利益です。その本分以外でのアピールをどれだけ行っても評価の対象になりません。
何件訪問提案しようが獲れなかったら成果はゼロ、評価もゼロ。課せられた責務を果たすためには結果を出すしか道はないのです。
仕事に結びつかない関係
時間は有限です。自分が時間を使うべき関係性はどこなのかを、しっかりと見極める必要があります。誘われたから何某の会に所属する。
個人的な充足感や安心感は得られるでしょうが、会社への貢献を考えたときに利益に繋げられるのかを判断しないといけません。余計な関係性をあまり増やさないようにする意識も持つようにしていきます。
感情での選択
面倒だな、難しそうだな、という案件。厳しいことを言われる。どうしても逃げがちになります。気分も乗ってきません。
ですが、仕事は部活や趣味ではありません。相手が求めるもの以上の結果を返すことでしか、業務取引は継続しません。やるべきことはわかっていても、感情が邪魔をして行動しない。これが最もよくないケースです。何を言われても堂々と適切な対処をすることが求められます。
従来の進め方への過度なこだわり
お客様に訪問し、話を伺い、じっくり練って提案し、再度話を聞き、ゆっくりと契約する。契約に至ればまだ良いですが時間をかけるほどに契約確率は下がります。
先にも書きましたが私たち営業が求められることは、獲得すること、着地させることです。効率を求め結果を出すためにはあらゆる手段を使って、高速での活動を繰り返していくほかないと思っています。
過去の関係値への依存、従来の考え方へのこだわり。それらをいつでも捨てられる様にフラットであるよう意識していきます。
部下への余計な配慮
部下に良く思われて部下が成績を上げられるのであれば良いですが、優しい上司で結果が出る確率は極めて低いでしょう。本当の優しさとは何なのか。部下が成績を上げ続けられるよう指導・指摘していくことが、結果部下が職を失わずに生活できる助けになります。
そして、上長として会社が求める責任を果たすことになるのです。結果を求め続け、信用しすぎず監視する。聞こえは悪いですが、今の私が目指す在り方です。
必要以上に考えること
デジタルマーケティングにおいては、実行して得られる数値をもとに対処・改善していくことが最も確実な攻め方です。入念に実施前に行った議論や仮説も、実数値の前では根拠としては何の意味もなしません。
まずやってみることが本当に大切なのです。あれこれ策を考えるよりひとつでも提案すること、契約してもらうことを営業責任者としては求めます。以前の私もそうでしたが、結果が出ないのが怖くて、準備していることに逃げているのです。
余計な感情やこだわりを捨て、本来行うべき行動に集中する。私はもちろん、会社のみなが与えられた責任を果たすためだけに時間を使えれば、もっともっと会社が強くなり成長できると確信しています。
まとめ
余計な人はいらない、感情はいらない、などと書きました。これは、あくまでも仕事上ということでご理解ください。自分らしくありたいと思うことも多々あります。
これまでは、自分らしさと目の前の事象への対処のギャップに悩んだりもしました。ですが自分らしさ自体が自分でもわかっていないことに気づいたとき、心が楽になりました。感情的になりがちな部分はあるようですが、極力冷静なビジネスマンを目指して、日々向かっていこうと思います。
- 最新記事