不要不急の外出が自粛となった2020年の春。
仕事やプライベートにおいて、弊社も私も真面目に順守しておりました。
いつもと違う過ごし方は、新たな気づきや変化の機会を与えてくれました。
今回は、そのことを記します。
家族に対しての気づき
たまには、プライベートの内容から。
平日は、朝出勤し夜に帰宅。遅くなることもしばしある生活。
土日も、この3月まで関わってきた地域少年野球チームの試合や練習がほぼ毎週ある状態。
そんなこんなで、ここ10年来、基本的に家にいない人間であった私。
家族と過ごすことで、気づかなかったことが見えてきました。
正しくは、これまで見ようとしていなかったことが。
食事の支度や掃除、洗濯といった毎日の家事を自分以外の誰かがやっていること。
自分が全く家庭生活に貢献していないこと。
やったことがないので、やり方も知らないということ。
やろうと思えば、自分でも出来るということ。
自分がやることで、家族が楽になる喜ぶということ。
庭の掃除や、食材の買い出し、ゴミ出しなどが意外に楽しいこと。
野菜や調味料などの価格帯、スーパーごとの品揃えの違い。
ちょっとしたことで、家族からも「ありがとう」と言ってもらえること。
色んな事を知りました。
「何もしていない」負い目を感じて生活するより、やることをやって、感謝される方が全然気持ち良いことに今更気づきました。
家電の買い替えもして、さらに家リフォーム・新築話まで出始める始末です。
出費はかさみますが、家族も喜んでいるので良しとしておきましょう。
社内での気づきや変化
社内に多くいた期間、見える部分がありました。
各部署の役割分担や、個々人の担務範囲。
情報共有の大切さ、スピードアップへの有効性。
社内環境が仕事効率に影響していること。
直接同じ空間にいる時間が多いと、より各人の業務内容も見えてきます。
営業は、きっかけを作り案件を発生させることが業務の中心になります。
自分たちが関わる案件が、社内でどのように進み、どこで躓くのか。
チャットでの共有に加えて、詳細な補足を口頭で行うようにすることで、社内スタッフとのコミュニケーションが増える。
結果、業務理解が上がりお互いに好影響も生みだせると感じました。
今までもチャットにて社内行動は見ていましたが、あくまでも大体。
全体を見るべき立場でありながら、正直見て見ぬふりでした。
知らないから発言できない、指示やアドバイスが出来ないのです。
ですが、見える部分が多くなると指摘する気持ちも強く出てきます。
まだまだ改善できる部分は多いので、これからはもっと積極的に発言をしていきます。
各種媒体の存在価値の見直し
家で新聞やテレビもじっくり見ることが出来た1か月半。
イベントや実店舗営業が自粛され、特に新聞ではほとんど広告が出ていませんでした。
地方のマス広告がいかに単発的で、言い換えるなら内容の薄い訴求内容で構成されていたのかを知り、
逆に企業側も自社を伝える、本来継続的に行うべき広告に予算を使っていないことを実感しました。
テレビ番組も、再放送やディレクターズカット版など苦肉の策はどの局も同じで、複数放送局が存在する意味も無く、それはスポンサー側も感じているはず。
早晩テレビ局の数も減るでしょう。
そんな中でも、世界遺産や日本の百名山を紹介する番組(個人的趣味はありますが)などは、過去の放送であっても面白く視聴できました。
ただ単に時間を埋めるための番組では、視聴者は満足できないということです。
普遍的魅力のあるもの題材にして、きちんと制作している番組はこれからはより価値が高くなることでしょう。
見る時間を使う価値のあるものを提供できる作り手、それを提供する媒体だけしか生き残っていけないのではないでしょうか。
加えるなら広告業界も同様で、テレビCMや新聞広告を取り扱えるだけの代理店は全く存在価値はないのです。
ネット広告も、訴求手段のひとつに過ぎません。
クライアントと同じ方向を向き、事業自体を考えてアイデアを提供できる視野の広さ。ここに存在価値があるのです。
企業側の視点でいうと、マス媒体に依存した広告手法はもはや期待をしてはいけません。
自らの手で情報発信ができる仕組みを持たないと、消費者にアピールできないのが現実です。
このコロナ危機は、企業自らがあらゆる手段での情報発信の大切さに気付く機会になるのではないでしょうか。
まとめ
今までとは違う過ごし方のおかげで、新たな楽しみを見つける意識が出てきました。
オンライン飲み会、結構楽しいものでした。庭の垣根の手入れ、結構上手にできることがわかりました。
これからも、自分の知らない楽しみや考えをこちらで発信していきます。
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