SNSの比較 最近耳にするTumblrって?

SNSの比較 最近耳にするTumblrって?

ソーシャルメディアネットワーキングサービス、通称SNS。

ここ数年ですっかり生活に定着した現代の文化です。SNSの力は驚くほど大きく、広告などの宣伝効果、地域や国境すら問わず情報が共有される発信力など、今やSNSが流行を作っていると言っても過言ではありません。

今回は国内を中心に流行したSNSアプリの、各コンテンツの特徴や機能の使い方の紹介、比較をしていきたいと思います。

mixi(ミクシィ)

SNS流行の先駆けとなったサービスです。2006年には爆発的な人気から、流行語大賞トップテン以内に「ミクシィ」がランクインするほどでした。その人気の要素を紹介します。

マイミク

「マイミク」は、他のサービスでは「フレンド」と呼ばれる友人機能です。自分以外のユーザーに友人の申請をして、相手が承認すると、マイミクになることができ、専用リストに登録されます。

マイミクになると、公開範囲がマイミク限定に設定された日記の記事を閲覧することが出来たり、mixiが展開していたゲームでフレンドとしてプレゼントの交換など、より深い交流ができるサービスです。

日記

日記はその名の通り、ユーザーがその日に合ったことや興味があることを記述していくサービスです。写真などを添付することができ、話題や情報を共有するツールとして現在も沢山の投稿がなされています。

コミュニティ

コミュニティと呼ばれるグループ機能で、同じ趣味・興味・思想・環境を持つ人と集まり、交流をすることができます。コミュニティサービスは出会いの場にもなっており、見ず知らずの人と友人や恋人として現在も深い交流を持つきっかけになった人も大勢います。

漫画「となりの801ちゃん」で有名な小島アジコさんもmixiで彼女と知り合い、2008年、単行本内で結婚されたことを明かしました。

2016年12月 あの日記がよみがえる

ユーザー数が多く、SNSの代表格なmixiでしたが、Amebaブログ、ゲーム系SNSのGree、Twitterなど新たなSNSの誕生につれ、ユーザーも他のSNSへ徐々に移っていき、mixiは後発の「モンスターストライク」などのゲームがヒットし、運営はソーシャルプラットフォームに力をいれていました。

そんな中、コラボしたアーティストの楽曲にちなみ、「自分が過去に書いた日記を書き直してみよう」と特設サイトにログインすると、自分やマイミクの昔の日記がランダムで表示されるキャンペーンが行われました。

過去に「黒歴史」な日記を書いたユーザーたちは「懐かしいけど恥ずかしい」「パスワードを忘れてログインできない」と、日記を削除する為にアクセスが殺到し、一時サーバーがおちてしまう事例が起きました。

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Facebook(フェイスブック)

知らない人と交流する事が多いSNSは、ハンドルネームや匿名で利用する方が主流・安全と言われています。しかし、このFacebookというサービスは、実名での利用が大前提な、他とは少し違うSNSです。

これは、Facebookがもともとアメリカの大学生の交流ツールであったことが原点にあるからです。シンプルさや匿名感がないことがポイントで、20代~30代を中心に使用されています。

いいね!機能

他のユーザーの投稿に、「既読」や「それいいね」の意で「いいね」というボタンを押します。この「いいね」は、mixiやTwitterなど、2010年9月の時点で、350,000の様々なSNSに装備されました。

SNS広告ツールとして話題

Facebookの他とは違う特徴に、他人のいいね、コメント、シェアがよく流れてくることです。この広告効果は大きく、ユーザーが興味や関心を持つキッカケとして多くの企業が利用しています。

Twitter(ツイッター)

「いまなにしてる?」を140文字以内でつぶやくSNSです。「~なう」「~わず」などが流行になり、現在も一般人・芸能人を問わず多くの人が利用しているTwitter。

独自の文化や機能が多く、幅広い年代に利用されています。また、一番の特徴は「圧倒的な拡散力とスピード」です。匿名での利用ができ、mixi同様、新しい出会いの場として知らない人と趣味などを通じて仲良くなれることに長けています。

フォロー・フォロワー

自分が「この人の発言を見たい」と思ったら、「フォロー」というボタンを押すと、その人のつぶやきがタイムライン(後述)に表示されるようになります。「フォロワー」はあなたをフォローしている人たちの事を指します。

TL(タイムライン)

自分のつぶやきや自分がフォローしている人のつぶやきが表示される場所です。

ツイート(呟き)140文字の魅力

140文字という長い様で短い制限の中で、今を「つぶやく」この「シンプルかつ手軽さ」が人気になっています。暴力的など、規約に違反していなければ、思っていることは何だって呟いて構いません。「おはよう」「おやすみ」そんな一言でも構わない自由さがユーザーから指示される理由の1つです。

ちなみに、「140文字という~」から「理由の1つです。」までが丁度140文字です。140文字は短い、という意見もありますが、案外思っていることは140文字で伝えることができます。

リプライ(返信)

「ツイート」に対しての返信は「リプライ」といいます。他のSNSでいう「コメント」のようなものです。「おはよう」という短いつぶやきに対して、「おはよう」とリプライが来ると、ちょっとしたことですがとても嬉しくなります。

RT(リツイート)(拡散)

140文字という特徴のほかに、リツイートという機能があります。これは自分や他人が発信したツイートを、フォロワーのタイムラインに表示することができます。

あなたがリツイートした人をフォロワーがフォローしていなくても、そのつぶやきがタイムラインに表示されるようになります。この機能は多くの人への拡散力が強く、広告の手段としても広く使われています。

「新商品が出ました、皆さん宜しくお願いします」とツイートをすると、投稿者をフォローしている人や、その商品を好きな人がリツイートすることで、更にその人のフォロワーの目に留まり、興味を持ったフォロワーがさらにリツイートする…

こうした芋づる式にRTされていくことで、広く商品を周知させる手段になります。発信した情報がリアルタイムでユーザーの目に留まり、更に拡散されることが多いため、最新情報を発信する場としては最適と言えます。

ハッシュタグ(#)

例えば「今日は芝政ワールドへ遊びに行きました」というツイートなら、「#芝政ワールド」などのタグをつけます。

このように、ツイートに関するハッシュタグをつけることで、その会話について話している事を示します。ツイートにつけられたハッシュタグをクリックすると、その話題についてのフォロー外の人のツイートを閲覧することができます。

LINE(ライン)

いまやスマートフォンユーザーの中でLINEを利用していない人の方が珍しくなっているこのアプリケーション。2011年6月NHN Japanによりリリースされてから、2016年の時点で国内ユーザー数は6,800万人、グローバルユーザー数は2億2,000万人を突破しました。

このアプリが開発されたきっかけは「2011年3月11日の東日本大震災で安否確認がなかなか難しかったため、災害時でも簡単に連絡が取れて、安否確認ができるように」だそうです。

無料通話

機種に関係なく、インターネット契約がされているスマートフォンであれば無料・無制限で通話することができます。また、複数で通話できるグループ通話、カメラ機能と連動したビデオ通話など全て無料で利用することができます。

トーク

チャット形式になっていて、メッセージを送ると相手の元に1秒足らずでメッセージが届きます。

相手がメッセージを見たら証拠として「既読」がつくサービスは、LINE特有のもので、既読はしたが返信をしない場合に使われる、「既読無視」というワードは流行語大賞にノミネートされました。

また、手軽に感情を伝えられる手段として「スタンプ」という感情を表すイラストを送信する機能があります。公式から無料でダウンロードできるスタンプや、発売される公式スタンプ、企業が配信・販売するスタンプ、個人が作成・販売するスタンプなど、様々な種類があります。

友達登録機能

友達登録をしなければ、LINE通話を行うことができません。LINEで友達登録をする方法は、大きく分けて4つあります。

友達自動追加

アイフォンのアドレス手帳と同期し、アドレス手帳に登録されている電話番号がLINEに登録されていれば友達に登録できます。無料通話などの機能はお互いが友達に登録していないとできませんのでご注意ください。

招待

SMSやEmailで自分の登録したLINEアカウントを送信し、友人になる方法です。

QRコードリーダー

QRコードを読み取るカメラです。友人になりたい人のQRコードをQRコードリーダーで撮影し、友達登録ができます。または友人になりたい人のQRコードを画像としてカメラロールに保存し、QRコードリーダーの画面の左下にある「ライブラリ」のボタンから保存したQRコードの画像を選択すると、友達登録が完了します。

自分のLINE IDをQRコード化

QRコードリーダーの画面の右下の「自分のQRコードを表示」というボタンを押すと、自分のLINEアカウントをQRコード化できます。

ID検索/電話番号検索

LINE登録時に設定した自分のIDまたは登録した携帯電話番号で検索します。

ふるふる

LINE独自の友達追加方法です。友達登録をしたい人が隣にいる状態でLINEのふるふるの画面が表示されたスマートフォンを左右に「振る」と、友達登録をしたい人のLINEアカウントを受信することができます。

携帯端末の位置用法を利用して友達追加をするため、位置情報サービス機能がオンになっていること、友達登録をしたい人が隣にいることが求められます。

LINEはTwitterやmixiに比べて、ネット上で新しく知り合いを作るツールというより、既に知り合いの人たちとネット上で交流を図るツールとしての役割が大きいです。

Instagram(インスタグラム)

インスタグラムはFacebook傘下のアプリで、動画や写真の投稿に長けたSNSです。2014年の利用者はTwitterを追い越し3億人、2016年には1か月あたり5億人が利用しているとInstagramは発表しました。

元々Facebookと同じように海外で流行していたSNSですが、日本でも芸能人が利用していることからブームとなり、アクティブ率が高まっています。

Facebookや電話帳ととリンクできる

「Facebookアカウントとリンク」「電話帳とリンク」のボタンを押すと、Facebookで友達になっているInstagramユーザー、電話帳に登録されているInstagramユーザーを自動でフォローすることができます。フォロー・フォロワーについてはTwitterと同じ仕様になっていますので、そちらをご確認ください。

簡単に写真が加工できる

写真を投稿する際カメラロールから選択すると、写真をトリミングしたり、写真の明るさ、コントラスト、彩度などの変更、写真に色味を加えたり、オシャレに見えるようフィルターをかけたり、専門的な写真加工が簡単にできるなど、写真の投稿に特化していることがうかがえます。このことから、Instagramは写真公開ツールとして有名になっています。

ハッシュタグ

Twitterでもハッシュタグは紹介しましたが、Instagramは「ハッシュタグ」がとても重要になります。ハッシュタグをつけることで、同じハッシュタグをつけている人の写真を簡単に見つけることができ、より多くの人に自分の写真が目にとまるようになるからです。

例えば、「今日は友達と芝政ワールドへ遊びに行きました。楽しかったです」の投稿に対し、

  • Twitterでは「今日は友達と芝政ワールドへ遊びに行きました。楽しかったです #芝政ワールド」
  • Instagramでは「今日は友達と芝政ワールドへ遊びに行きました。楽しかったです#芝政ワールド #芝政 #楽しかった #写真 #今日のできごと」

といったように、Twitterではあくまでハッシュタグはおまけのように使われることが主流となってますが、Instagramではむしろ、ハッシュタグがメインのように、ツイートの内容に沿うハッシュタグがたくさんつけられる文化があります。

Instagramは1つの投稿に対し最大30個までハッシュタグが付けられるので、たくさんタグをつけることで他のユーザーから自分の写真を見つけてもらいやすくなってます。

広告性も高い

ハッシュタグによりたくさんの写真が見つけやすくなっているため、人気のハッシュタグに宣伝したい記事を関連付けることで、広告が多くの人の目につく可能性が高まります。

全く関係ない写真を関連付けることはNGですが、例えばジュエリーを宣伝したい場合はジュエリーの写真と共に「#かわいい」「#きらきら」「#アクセサリー」など、写真に関連する投稿数の多いタグをつけて投稿し、たくさんの人の目に入るようにします。

Tumblr(タンブラー)

Tumblrは、2015年から日本で話題になっている、アメリカの企業が作成し多くのメディアに取り上げられ、注目されているSNSです。

ブログとTwitterが融合されたようなサービスで、「オシャレ」「簡単操作」「広告が入らない」「Instagramと併用すると便利」など、各SNSのいいところがたくさん収縮されたサービスです。

オシャレなデザイン

Tumblrにはテンプレートがたくさん登録されています。自分のページを作るとき、写真をたくさんアップする人は、

  • 高画質に写真をアップするテーマ
  • ホームにたくさんの写真が並ぶテーマ

など、写真を魅せるテーマがおすすめです。

また、テキストをメインでアップする方は、テキストが見やすいデザインを選択するなど、tumblerでは用途にあった最適のテーマを選択することができます。

登録されているテンプレートは、有料版と無料版があります。無料版も種類が多く、どれもオシャレで、選択の幅が広がります。また、容量が無制限なのでたくさんの写真や動画などを登録することができます。

投稿

記事を投稿する場合、投稿画面の設定を押すとテキストエディタを選択できます。リッチテキストを使うと文字を太字や斜体にしたりと、簡単に投稿に工夫を加えることができます。リッチテキストのほかにHTMLやマークダウンなど、専門的な編集方法も可能です。

また、写真投稿系のツールとしても有効で、一度の投稿に複数の写真を添付することができます。なので、イラストや漫画などの作品や新しい商品の発表の場としても多く使用されています。

ハッシュタグ

TwitterやInstagramと同じくハッシュタグをつけることができますが、Tumblrでハッシュタグは「カテゴリわけ」の役割もなします。

「なんのテーマの記事か」をハッシュタグに登録すると、自分のページのTOPに登録したタグが表示され、そのタグをクリックすると、そのタグをつけて書いた自分の記事が一覧で表示されるようになります。

フォロー・リブログ

フォローはTwitterやInstagram同様、気に入った人の記事を自分のホーム(ダッシュボード)に表示することができます。

また、TwitterでのフォロワーはTumblr上で「ファン」と呼ばれます。リブログは、Twitterでいうリツイートのようなもので、気に入った他人のブログ記事をリブログすると、自分のブログや自分のファンのホームにその記事が表示されます。

まるでスクラップブックのようなブログを作ることができる点が、Tumblrの特徴です。

公式サイトとしてTumblrを利用している著名人

Tumblrはリブログの機能やデザイン性、カスタマイズ性に長けていることから、多くの著名人や企業に公式Webサイトとして使われています。ほんの一例ですがご紹介致します。

でんぱ組.incの夢眠ねむさんの公式ホームページ

夢眠ねむ公式ホームページ
高画質の写真が大きくあしらわれたトップに、彼女のでんぱ組.incでの担当色、ミントグリーンがあしらわれています。

レディ・ガガさんの公式ホームページ

AMEN†FASHION
世界中で有名なレディー・ガガさんのTumblrの利用により、TumblrのSNS利用者数は急増し、世界中で話題になりました。ガガさんの投稿やプロモーションは何千回もリブログされ、大きな広告効果を生んでいます。

コカ・コーラの公式アカウント

コカ・コーラ on Tumblr
コカ・コーラのホームページのTumblr版です。自社ブランドのイメージカラー、赤と白であしらわれたページです。TOPでは、たくさんの写真や動画が一度で見ることができます。Tumblrは、いま日本では徐々に利用者数が増えており、浸透している最中のサービスです。

次回の記事では基本的な使い方や設定について記述したいと思います。

まとめ

SNSは活用する際、使用目的に合わせて利用することが一番重要です。

第三者と新しくコミュニケーションをとりたい場合はTwitterやmixi。知人とネット上でも交流をしたい場合はFacebookやInstagram、LINE日々の写真を投稿したりまとめるなどしたい場合はInstagramやTumblrを利用すると、簡単に写真の編集が出来たり、よりよい画質で公開することができるでしょう。

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