Webサイトには種類があることをご存知でしょうか?Webサイトは目的別に選ぶことで、望む成果が得られやすくなるものです。
今回は、目的に合ったWebサイトを制作するために重要となる「種類」を徹底解説していきます!
目次
- 1 目的は大きく分けて3つ。9つの種類から目的別に選択しよう
- 2 会社の情報を伝える、コーポレートサイト
- 3 商品やサービスの購入・申し込みのためのランディングページ
- 4 商品やサービスを知ってもらうためのプロモーションサイト
- 5 商品やサービスの魅力を伝えるオウンドメディア
- 6 商品やサービスの特徴を伝えるサービスサイト
- 7 企業や商品のイメージアップのためのブランドサイト
- 8 求人に特化したリクルートサイト
- 9 商品やサービスを直接購入できるECサイト
- 10 役立つ情報や最新情報を提供するメディアサイト
- 11 8つのコンテンツタイプを考慮して盛り込もう!
- 12 目的に合わせたサイトは売り上げやイメージアップにつながる
目的は大きく分けて3つ。9つの種類から目的別に選択しよう
Webサイトの目的は大きく分けて、集客、採用、商品やサービスの販売の3つとなります。3つの目的に対して、Webサイトは9つの種類が存在しますので、把握しておくようにしましょう。
Webサイトのそれぞれの種類の詳細は、後ほど紹介していきます。
- コーポレートサイト
- ランディングページ
- プロモーションサイト
- オウンドメディア
- サービスサイト
- ブランドサイト
- リクルートサイト
- ECサイト
- メディアサイト(ポータルサイト)
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会社の情報を伝える、コーポレートサイト
コーポレートサイトの目的は、集客に該当します。より多くの人に企業を紹介し、知ってもらうことを目標とし、制作されています。掲載するコンテンツは「企業の正式名称」「交通アクセス」「役員や社員の情報」「企業の業務内容や歴史」などが主となります。
コーポレートサイトで最も重要なのは、ターゲットとするユーザーに合わせてコンテンツが用意できているかどうかです。例えば、医療に関する情報があれば、医療系の業界に関わりのある人の目にとまりやすくなるでしょう。
自社の求人を掲載する場合、採用ページには「応募条件」「給与」に加え、「スタッフ紹介」などの社内の雰囲気が伝わるコンテンツがあれば、成果が上がりやすくなるでしょう。
商品やサービスの購入・申し込みのためのランディングページ
ランディングページの目的は、短期間での商品やサービスの販売です。インターネット広告やSEO対策を活用し、商品やサービスの購入者数を増やしていくのが一般的です。
ランディングページは通常、1ページのみの構成となっています。目的が商品やサービスの販売に特化しているため、商品に関係ない情報を入れないことが成果につながります。1ページの中に、「商品の紹介」「商品のメリット」「専門家の話やデータによるメリットの根拠」「お客様の声」「よくあるご質問」「購入方法」を明記するようにしましょう。
商品やサービスを購入すると予想されるターゲット層の年齢や性別、生活習慣などを考慮し、興味を持ってもらえるようにすることが重要です。
商品やサービスを知ってもらうためのプロモーションサイト
プロモーションサイトの目的は、商品やサービスのための集客です。商品やサービスを広く知ってもらい、興味を持ってもらうことが主な目的となりますが、購入まで含む場合もあります。
プロモーションサイトにおいて重要なのは、「特徴」や「メリット」などの商品紹介や、イベントの実施があればイベントの概要を明記しておくことです。興味を持ってもらうためには、インパクトのあるコンテンツも重要です。デザインに工夫するなど、ワクワクする仕掛けも作ると良いでしょう。
商品やサービスの魅力を伝えるオウンドメディア
オウンドメディアの目的は、商品やサービスの魅力を詳しく伝えることによる、集客です。オウンドメディアは本来、企業が所有しているメディアの総称です。オウンドメディアサイトではメディアを含めた多種多様なコンテンツに加え、商品やサービスの魅力を伝えていく事が重要です。
商品やサービスを知ってもらうのはもちろん、商品・サービスの購入につなげるところまで行う事も増えています。できれば、自社のファンを増やす事が理想です。
商品やサービスの特徴を伝えるサービスサイト
サービスサイトの目的は、集客と、商品やサービスの販売になります。企業が出している商品やサービスの特徴をいかにうまく伝えるかが重要で、潜在顧客と顕在顧客の双方をターゲットとして展開します。
ポイントとなるのは、ターゲットとなる潜在顧客や顕在顧客が「知りたいこと」「気になること」についてのコンテンツが用意できているかどうかです。例えば、商品の特徴やメリットを紹介するページを作ることや、価格表を掲載することが効果的です。
集客を強化する上では、「お問い合わせフォーム」や「資料請求フォーム」も作ると良いでしょう。オウンドメディアと同様、SEO対策も必要になります。リスティング広告を出すことも検討して、集客を強化することも多いです。
企業や商品のイメージアップのためのブランドサイト
ブランドサイトの目的はズバリ、企業や商品のイメージアップを狙った集客です。商品やサービスを購入する際、ブランドのイメージは決め手になることが多いと言えます。企業や商品のブランド力を高め、販売力に直結させるには何と言っても、「認知度やブランド力の高さ」が重要です。
認知度やブランド力を高めるためには、企業理念、商品やサービスの意図が伝わるコンテンツを用意するのが良いでしょう。気をつけるべきは、商品の機能や価格といった「機能的価値」よりも優先して、商品やサービスの効能や効果といった「感情的価値」が伝わるようにしておくことです。実際のライフスタイルでのイメージが沸きやすいようにし、サイトの訪問者に問いかけるような文言を入れると効果的です。メッセージ性はブランド力の向上に不可欠です。
具体的には、見てすぐに分かるビジュアル、効果や効能が得られる根拠を提示することが必要で、ランキングなど数字で分かるようにすると信頼度が上がり、認知されやすくなります。
求人に特化したリクルートサイト
リクルートサイトの目的は、求職者に企業の魅力をPRして応募者を増やす、採用することです。インターネットを活用して求人を探す人は多いので、自社のホームページに採用ページを用意するだけではなく、採用専門のサイトを制作するケースが増えています。
採用をメインとする以上、「自社の魅力」「求める人物像」「待遇・給与」「応募要件」のコンテンツは必須となります。掲載する上では、キャッチコピーを用意して求職者に伝わるようにするのも効果的です。採用を増やすためには、「先輩社員のインタビュー」や「1日の働き方」などといった社内のイメージが沸きやすいコンテンツも重要です。写真や動画など、会社を紹介するコンテンツはどんどん増やすようにしましょう。
求職者は商品やサービスの購入以上に慎重に、就職や転職先を選定しています。求職者が知りたいと思っていること、働いた時のイメージが伝われば、応募してもらえるようになるでしょう。
商品やサービスを直接購入できるECサイト
ECサイトの目的は、商品やサービスの販売です。ECサイトはネット上で、商品やサービスを直接購入することができ、いつでもどこでも買い物ができるサービスなので、売上アップにはとても重要です。海外も視野に入れたECサイトであれば、英語版を作る場合もあります。
商品の一覧ページと商品の詳細ページが用意されているのが一般的で、扱う商品が多ければ一覧ページはカテゴリごとに分けられることが多いでしょう。商品詳細ページには、商品の機能と価格だけでなく、魅力が伝わるように効果や効能など実際の使用イメージも掲載すると効果的です。
サイトの機能も重要で、商品を探すための検索機能や決済機能の充実も気をつけましょう。代金引換だけでなく、クレジットカード決済などにも対応していると、購入してもらいやすくなります。
ユーザーが商品を探すのに迷ってしまうと、サイトから離脱してしまうかもしれません。購入ボタンが分かりづらかったりしないかなど、ナビゲーションを確認しておいた方が良いでしょう。重要なのは「検索しやすいこと」「回遊性が高いこと」です。
コーポレートサイトと一体化した、「Microsoft」のようなサイトも存在します。
役立つ情報や最新情報を提供するメディアサイト
メディアサイトの目的は、情報を求めてきた訪問者をサービスサイトなどに誘導する、集客することです。商品やサービスに限らず、役立つ情報や業界の最新情報などを提供することが多くなっています。
代表的なサイトには「SUUMO」があります。
メディアサイトの活用でユーザーの関心を集め、特定のジャンルでポータルサイトが認知されれば、ポータルサイト上の広告収入も見込めます。ポータルサイトでの掲載料を徴収できる場合もありますので、新しい収益を作ることも可能です。
ポータルサイトのテーマに合わせたニュース、解説記事といったコンテンツを用意する必要があります。例えば、住宅関連であれば「物件」や「不動産会社」の情報を掲載することになります。ECサイトと同じく、情報量が多くなるため、探しやすいように「検索機能」を実装すると効果的です。
事業として成立させるには、大規模なポータルサイトが必要不可欠です。大規模なポータルサイトにはマーケティングが重要で、特化したポータルサイトは特に、競合企業に勝てるかどうか分析した方が良いでしょう。後発での参入は成功するのが厳しいケースも多く、まだ参入していない市場を探すのもポイントになります。
8つのコンテンツタイプを考慮して盛り込もう!
各種サイトにコンテンツを盛り込む上で、コンテンツタイプも気にすると効果的です。サイトにあったコンテンツを盛り込むことが、成功に繋がるためです。
コンテンツタイプは8つあります。
単発タイプ
単発タイプは、その記事だけで完結するなど、1つで完成したコンテンツです。速報記事やニュースまとめなどの例があり、簡単に読めるので集客能力に優れています。
単発タイプは気軽に読めるところがポイントなので、情報を詰め込まず、1つのテーマにそって伝えると良いでしょう。
連載タイプ
連載タイプは、続き物になるコンテンツで1話、2話と増やしていくのが特徴です。
リピーター獲得に長けていますが、コンテンツに魅力があることが前提です。魅力のある内容、文章になっているか、気をつけて掲載するようにしましょう。
追記タイプ
追記タイプは、すでに投稿した内容に追記をしてクオリティを上げていくのが特徴です。
リライト、と呼ばれることもあります。定期的に追記することが多く、リピーター獲得に効果があります。SEOの観点からも重要で、記事のクオリティが上がればサイトの評価にも直結します。こまめに追記していけるかどうかも、重要です。
季節・歳時タイプ
季節・歳時タイプは、イベントごとのテーマで掲載します。
例えば、クリスマスやバレンタインなどで、定期的に多くの集客が見込めます。物販などでは購入意欲の高い人も集まりやすく、売上アップに繋げやすいコンテンツと言えます。
正確で豊富な内容になるよう注意することが、ポイントになるでしょう。
永続タイプ
永続タイプは情報の更新がいらないコンテンツです。
教科書にのるような知識など、一生変わらないであろう内容で、安定した集客を見込めます。解説サイトなど、誰でも分かりやすい作りにすることがポイントで、初心者向けか詳しい人向けか、ターゲットをはっきりさせると効果が高くなります。
辞書タイプ
辞書タイプはテーマに関して端的に伝えるコンテンツです。
専門用語の解説などが一例となり、内容が濃ければ濃いほど、安定した集客に繋がります。定期的に掲載した内容の確認が必要で、時代や情勢の変化で掲載内容を変える必要があります。こまめに確認ができるかどうかがポイントになるでしょう。
インタビュータイプ
インタビュー形式はQ&Aで掲載するコンテンツです。
説明が一方的なものにならないため、見ている人が理解しやすいメリットがあります。必要な情報をピンポイントで提供したい時にも都合が良いでしょう。質問内容の需要をしっかりと精査することが重要となります。
データタイプ
データタイプは、テーマとする内容に対しての調査や結果報告をするコンテンツです。
調査結果をグラフや表にまとめることで、分かりやすく伝えることができるメリットがあります。調査結果の根拠が重要なので、引用元を明記するなど、信ぴょう性にこだわるようにしましょう。例えば、日本の人口のデータであれば、総務省統計局の情報を元にしていることを明らかにするといった具合です。
目的に合わせたサイトは売り上げやイメージアップにつながる
9つの種類、3つの目的などを把握することで目的にあった適切なサイトを作り、運用することができることがお分りいただけたでしょうか?適切なサイトは、企業や商品の売り上げアップやイメージアップにつながりますので、目的に合わせたサイト選びをするようにしましょう。
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