近年Facebookのタイムライン上には様々な広告が表示されます。1枚の画像を使った画像広告、複数枚の画像をスワイプさせるカルーセル広告、動画を使った動画広告がよく表示されます。Facebook広告の中でも動画広告を見る機会がとても多くなり、いろいろな動画を用いた広告が増えています。
今回の記事は動画を使った広告、動画広告について解説していきたいと思います。
目次
動画広告の利用目的
動画の広告には、事例として以下のような目的で利用することができます。
- 投稿の宣伝
- Facebook ページの宣伝
- サイトへのアクセス
- サイトでの申込み等の獲得
- アプリのインストール
- 動画の再生回数アップ
それぞれの目的に合った使い方を行いましょう。
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動画広告の主な特徴
動画広告はPCやモバイル、タブレットなど様々なデバイスに関わらずFacebookのタイムライン上に動画広告を自動再生されるように設定をおこなうことが可能です。特に動画広告を視聴しようと思っていない人達にも、タイムラインを見る流れで強制的に動画広告を視聴させることができます。
モバイルでのフィードを閲覧している人達は、いきなり音声などが鳴らないように普段は消した状態で視聴しています。また、フィード上で動画広告がいきなり鳴り始めると約80%の人がFacebookや動画広告の広告主に対し否定的な感情を抱いてしまいます。
動画広告を制作するときには、こういった点などを考慮して、音声が無い状態でもユーザーにメッセージがしっかり伝わるように広告の制作をおこなう必要があります。Facebookで強制的に見せるのは動画だけでなく他の広告においても同じです。
広告を展開するメリットとして、細かくターゲティングが可能という点であり、ユーザー一人一人の情報を多く蓄積しているため、ターゲットとしているユーザーに最適な広告を配信することが可能です。
広告を展開するにおいてユーザーのターゲティングは非常に重要なので積極的に活かしていきましょう。カルーセル広告やリード広告にも動画対応させ、現在の商品でも積極的に動画のサポートさせています。
動画の効果測定に最適
Facebookの動画広告では、動画を再生した回数や一定割合まで再生をおこなった回数などもデータとして詳細に取得できることが可能で、動画広告のA・Bテストなどマーケティングにも最適です。TVCMとFacebook では、訴求内容も変わり、ユーザーの求めるクリエイティブにするために、日々テストを繰り返しながらデータを蓄積できる環境はとても魅力的です。
モバイル向けの動画広告
動画広告のモバイルシェアは、北アメリカで +26%、アジアを含む太平洋地域で +46%などとモバイルシェアの出稿額が増加しています。モバイル向けの動画広告を制作には、ユーザーを獲得維持するために、かなりの工夫を行わなければいけません。
モバイルのフィードは、コンテンツのスピードが早く共感や行動につながる動画作りのテクニックは必須です。そして、最も重要なことは、再生開始後すみやかにユーザーの関心を引くこと。
冒頭の3秒を視聴したユーザーのうち、65%のユーザーが10秒以上、45%のユーザーが30秒以上と動画を視聴し続けることがわかっています。動画のサムネイルやタイトルなどの工夫したり、画像やテーマ、ブランド色を使用することによって、動画から連想してもらうことも一つの手です。
芸能人や著名人、サービスや商品などを登場させるのも関心を引く効果があります。動きやインパクトのあるパフォーマンスの高い広告を作ることにより、結果多くの共感やユーザーの行動に繋がります。
Facebookの動画広告を配信できる場所は?
配信ができるFacebook動画広告は主に2カ所あり、一つはニュースフィードというところでフォローしているユーザーの投稿などが見られる場所です。ニュースフィードの場合、ユーザーがよく見る場所に広告が表示されるため目に触れるケースが非常に多く、スマートフォンだと画面一杯に広告が表示されるため、より目を惹くことが可能になります。
そして、もう一つは右側広告という画面の右側にあるいろいろな広告が並んでいる場所になります。右側広告の場合、ニュースフィードと比較すると表示できる枠はとても小さくなりますが、広告の下部にテキスト文を加えることができるのでちゃんとユーザーに訴求することが可能です。
Facebook広告の動画フォーマット
動画の品質を最適化する方法は、HD動画をアップロードしたり編集ソフトウェアなどから動画をエクスポートしたりする場合は下記のフォーマットを使用することをおすすめします。
項目 | スペック |
ファイルサイズ | 4GBまで(1GB推奨) |
ファイルフォーマット | MP4またはMOV |
解像度 | 720px以上(1,080px以上推奨) |
横型動画のアスペクト比 | 16:9 |
縦型動画のアスペクト比 | 9:16(メインコンテンツは2:3に収める) |
動画圧縮形式 | H.264圧縮形式(ハイプロファイル) |
音声圧縮形式 | AACオーディオ圧縮(ステレオ・128kbps以上) |
広告文(本文)の文字数 | 90文字以内 |
広告文(見出し)の文字数 | 25文字以内 |
キャプションの文字数 | 2,200文字以内(テキストのみ) |
動画内に占めるテキストの面積 | 20%未満に抑えるのがベスト |
Facebook動画広告のメリット
狙ったユーザーへのリーチが可能
事前に特定のターゲットを設定し、そのユーザーだけに広告の配信をおこない低い予算で効果の高い広告の配信が可能になります。近年では若者のテレビ離れが進んでいて、Facebook動画広告はテレビCMよりも多く視聴されています。
アメリカの調べで、Facebook動画広告の方がテレビCMと比較して37%も多くリーチできていると報告されています。
拡散による二次的な効果
広告にユーザーから「いいね!」のアクションが起こると、アクションを起こしたユーザーの友人にも動画の広告が拡散されます。Facebookの広告は拡散性が高く、年齢や性別、居住地などが近いユーザーなどへ効率的に広告の配信をおこなうことが可能です。
広告費
一日当たりの広告予算を設定できることで、比較的低予算から広告が作成でき運営をおこなうことが可能です。また、キャンペーンごとに上限予算を設定することができるため、予算オーバーを事前に防ぐこともできます。
広告の課金方式は、CPC(クリック単価)かCPM(インプレッション単価)の2種類が選択でき、いずれも一日あたり数百円から数千円程度です。CPCとは、クリック課金方式と呼ばれ、動画広告をクリックするごとに課金されます。
サイトへ訪れて商品購入や資料請求など行動を起こしてほしいという目的の場合の課金手段と言えます。CPMとは、表示回数毎に課金される方式で、動画広告1,000回表示あたりの広告コストを言います。
表示回数当たりですので、ユーザの行動などは関係くブランド認知など、多くのユーザーにリーチしたい場合に最適な課金方式だと言えます。
ターゲットを決めて有効な動画広告の配信をしよう
Facebookの進化に伴い広告も様々な配信方法が選べるようになりました。その中で動画広告はテレビ離れしたユーザーをターゲットに動画が制作され、求人や不動産、映画の宣伝といろいろな広告が配信されています。
ターゲットを絞って配信をするならばFacebook動画広告もひとつの選択肢かもしれません。
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