Facebook広告は使用目的によって、専用のキャンペーンを使用することができます。
もちろんキャンペーン別に結果として出せる指標も異なりますし、できることも異なります。
ますます需要の増えてきたFacebook広告ですが、Facebook広告の仕組みにはFacebookと連携するアプリ面にも広告配信できる事などがあります。
今回は、実際に自分がFacebook広告を運用していて気になった疑問や意外と知られていないような仕組みや機能をいくつかご紹介します。
Facebook広告の仕組みと基本情報
Facebook広告の仕組みと特徴は詳細にターゲティング設定が出来る事です。Facebookユーザーの興味関心や性別や生年月日なども登録する事が出来ます。
Facebook広告の仕組みには以下の方法があります。
- 詳細ターゲット設定について
- スケジュール設定について
- イベントコンバージョンとカスタムコンバージョンの併用について
- Facebookページに対してのアクション活用について
- クリック(すべて)」の定義について
- レポート抽出時の誤差について
詳細ターゲット設定について
Facebook広告最大の特徴には個人プロフィールに設定している情報を元にターゲティングを行うことができる事です。ターゲティング設定の項目には以下があります。
- 年齢
- 性別
- 学歴
- 就職先
また、上記項目以外にも「詳細ターゲット設定」により、学歴や交際ステータスなどの「利用者層」、スポーツやファッションなどの「興味・関心」、旅行やイベントなどの「行動」などから細かくターゲットを絞り込む事ができます。
Facebook広告のスケジュール設定
Facebook広告はスケジュールの設定も可能です。
配信する商品や広告主の企業によっては、広告を流しておきたくない日や時間帯もあるでしょう。
Facebook広告には配信する曜日や時間帯の指定も可能です。
例えば、平日は仕事の人が多いから夜10時以降は配信を停止する。逆に金曜と土曜は翌日が休みであるため夜中まで広告を配信するなどという仮説を立てることができ、結果を検証することができます。
ただ、このスケジュール設定は予算額を通算で組んでいる必要があります。
通算で組むには、配信開始日と配信終了日を指定しますが、途中で金額の変更や期間延長を行うとFacebook側のシステムに狂いが生じ正確な配信ができなくなる可能性もありますので、注意が必要な設定の一つです。
イベントコンバージョンとカスタムコンバージョンの併用について
目的をどの程度達成できたのかを図るために、コンバージョントラッキングの設定があります。
設定方法には、イベントコンバージョンとカスタムコンバージョンの2種類があり、イベントコンバージョンの場合はアカウント毎に発行できるFacebookピクセル画面にイベントコードを追記してサイトに埋め込みます。
イベントコードは合計9つあり、各コード毎にアクションの内容も定められていますが、別の目的に使用しても大丈夫です。
カスタムコンバージョンの場合は、リスティング広告のコンバージョントラッキングのようにページURLを指定し、そのページに到達時点で目標達成とみなされます。
イベントコンバージョンとカスタムコンバージョンの違い
イベントコンバージョンとカスタムコンバージョンの設定方法については、次回ご説明したいと思います。
ここで注意すべきは、イベントコンバージョンとカスタムコンバージョンを併用すると、Facebook側のシステムが正常に稼働しなくなり、抽出できるデータがあやふやになるということです。
これはFacebook側にも確認済なのですが、目的が複数ある場合はイベントコンバージョンを、目的が一つであればカスタムコンバージョンを使用し、できるだけ2種を併用しないようにするのが良いです。
また、どちらの計測方法でもキャンペーン目的「コンバージョン」において、最適化の対象として選択できますが、イベントコンバージョンの場合は、設定した目標の内一つだけが選択可能となります。
Facebookページに対してのアクション活用について
最近使用できるようになったオーディエンスの作成方法は以下となります。
- ページにアクセスした人
- 投稿または広告でアクションを実行した人
- コールトゥアクションボタンをクリックした人
- ページにメッセージを送信した人
- ページまたは投稿を保存した人
リスト化できる項目は、現在上記5つで、これらのアクションをした人すべてのリストを蓄積することも可能です。
保存できる期間も最長365日と細かくセグメントすることができるので、商材によって使い分けていくのが良いでしょう。
リストを効果的に蓄積するには、連絡先やウェブサイトなどFacebookページに記入できる項目はできるだけ多くして、ページの質を向上させること。そしてページと友達(ファン)になってくれるユーザーの絶対数を増やす事だと考えます。
「クリック(すべて)」の定義について
Facebook広告の管理画面上で、リンクのクリックという指標を確認できると思います。以前筆者は、リンクのクリック=外部サイトに誘導できた数と認識していました。
広告に使用している写真をクリックした回数とコールトゥアクションボタンをクリックした回数の合計値で見ていると、他の解析ツールで流入元を確認すると若干数字にずれが生じる事もあります。
そこで、正確な情報を知りたく調査をしたところ、投稿でも広告でも記事の左上のロゴやFacebookページ名をクリックした場合でもリンクのクリックとしてカウントされるそうです。
ややこしいですが、Facebook内外合わせてのクリック数とカウントされているようですね。
レポート抽出時の誤差について
広告管理画面においてレポートデータをCSVでダウンロードすることができるのですが、ダウンロードしたレポートの数値と管理画面上での数字が乖離している事がいくつかの指標においてあります。
特に「リーチ」の乖離が目立ちます。その原因についてですが、合計値で算出しているのか日別値で算出しているの違いによるものということが判明しました。
例えば、管理画面上でのリーチ数は5,000人と表示されているのに、レポート抽出時のリーチ数合計が10,000人と表示されている場合、管理画面上でのリーチ数は実際に広告を届けることができたユーザーのユニーク数です。
方や、レポート抽出時の合計リーチ数はユニーク数ではなく、ユーザーの合計数で算出されています。
最新情報をいち早くお届け!
無料会員登録していただくと、
会員限定の特別コンテンツ記事を最後まで
読むことができます!
その他、更新情報・イベント情報を
お届けいたします。
Facebook広告の種類を紹介
Facebook広告の種類には様々な種類や媒体があります。
会社で扱っているサービスや商品などをターゲットに合わせて、どの種類の広告を出稿するかを判断する事でパフォーマンスを高めることができます。
Facebook広告の種類には以下がありますので、参考にしてみて下さい。
- リンク広告
- カルーセル広告
- 動画広告
- キャンパス広告
- ダイナミック広告
- コレクション広告
- リード広告
最も配信量が多いリンク広告
リンク広告はFacebook広告の中でも特に配信量が多い手段です。
リンク広告には、ユーザーに対して様々なアクションを促すCTAの設置が出来ます。CTAの種類には以下があります。
- 購入する
- 予約する
- 詳しくはこちら
- 登録する
- ダウンロード
- お問い合わせ
複数のリンク先の設定が出来るカルーセル広告
カルーセル広告とは動画や画像やリンクを設定できる広告です。
横に画像や動画をスライドすることが可能でより多くのユーザーに情報を伝えることが出来ます。
ブランドの認知アップを目的とする動画広告
主に自社サービスや商品の紹介動画の再生数を増やすためやブランドの認知度アップを目的としています。
ユーザーの閲覧履歴を辿るダイナミック広告
過去にユーザーがサイトを訪問した際に閲覧履歴を辿り、個人にあった関連性の高い広告を自動で表示させてくれます。
また、追加で居住地や年齢、性別、興味関心の情報も追加する事でより関連性の高い広告を表示してくれる可能性が高いです。
商品の詳細や動画を確認できるコレクション広告
コレクション広告は商品の詳細を動画や写真で確認しながらできる手法です。
コレクション広告とは動画や静止画の下に4枚並んだ商品画像が表示されます。広告がクリックされるとフルスクリーン表示に切り替わる事を指します。
メールアドレスなどの連絡先の入力が可能なリード獲得広告
リード広告とはメールアドレスなどの連絡先のリードを獲得する事が出来る広告です。
ユーザーがリード獲得広告をクリックする事により、簡単な入力フォームへの記入を求めるページへ飛びます。
飛び先のページでは氏名やメールアドレスなどの連絡先情報が自動的に入力する事が出来て、ユーザーの離脱率の解消にも繋がります。
まずはFacebook広告の仕組みを理解しましょう
Facebook広告はgoogleアドワーズなどの広告媒体と違い、有益な情報もまだまだ少ない状況です。
サポートにおいても、メールやチャットでのやり取りなど簡易的方法しか無い状態ですので、こちらの意図を正確にくみ取ってもらえない可能性も大きいです。
まずは、運用を行うにあたりFacebook広告の仕組みを理解するようにしましょう。
- 最新記事