スマートフォンの普及によりSNSの利用が増え続けています。SNSのサービスを使用している中で、自分では何気ない内容を投稿したと思っていても、大きなトラブルに発展してしまう可能性もあります。
この記事では実際にどの様なSNSの問題点があるのかを記載し、トラブルに巻き込まれないための対策をお伝えします。
目次
SNSとは?
SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略で、インターネット上で他者とコミュニケーションが取れるサービスのことです。企業ビジネスにも利用され、広告やサイト誘導などの情報発信にも利用されています。
代表的なサービスとしてInstagram、Facebook、Twitter、TikTokなどがあります。これらのサービスはスマートフォンの普及により多種多様なユーザーが気軽にインターネットを利用できるようになったことで利用者も多くなっています。
SNSを題材にした小論文も大学などでも用いられており、報道番組でもSNSの意見が取り入れられるなど社会の一部となっております。
参考:3大SNSを徹底比較!
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SNSの問題点とは
SNSで注意することは個人情報の流出や手に入れる情報の真意が主と言えるでしょう。誤った情報を真実と思い込み拡散することや個人情報を他人に教える行為は大きなトラブルに発展しかねません。
例えば、ある女性が煽り運転で公開された映像に犯人の車に同乗していた女性と似ている服装の写真を投稿していたというだけで、TwitterやFacebookなどで犯人と決めつけられ個人情報流出や誹謗中傷の被害を受けたという事件がありました。このように情報の真意を誤ると関係のない人たちや自分自身に思いも寄らないトラブルを引き起こす可能性があります。
では、SNSの問題点についてはどのようなものがあるのでしょうか。まとめてみると4つの問題点があります。4つ問題点を実際のケースと共にご紹介していきます。
アカウントの乗っ取り
インターネットを利用していると、多くのSNSや会員サイトなどの会員登録で同じIDとパスワードを使用してはいませんか?どこかのサイトからパスワード情報が流出してしまいアカウントが乗っ取られるというトラブルが多く見られます。それぞれ違うパスワードを設定するか、定期的にパスワードを更新するようにしましょう。
また、知人や友人などのアカウントを乗っ取り、相手になりすましIDとパスワードを聞き出すというケースもあります。むやみに他人に大事な情報を教えるのは避けた方が良いでしょう。
他にも、アプリ連携やSNS認証の利用により外部からの投稿を許してしまうケースがあります。アプリ連携やSNS認証とは、Twitterなどを利用していると気になるサイトや記事などの続きを見るために記載されたURLに移動しようとクリックした時、連携アプリの認証やアプリへのアクセス許可などといった画面が出てきます。それをアプリ認証、SNS認証と言います。
アプリ認証、SNS認証を確認せずに認証(自身のIDとパスワードの記入)を行うと自身のアカウントに覚えのない不正な投稿をされてしまうことがあります。認証画面の時にサイト移動する際自身のアカウントに対しどういった許可をするのかの確認が必要です。
画像や動画投稿によるトラブル
画像投稿に特化したInstagramや日常を画像投稿と共に呟けるTwitter、動画投稿に特化したTikTokなど拡散力のあるSNSに画像や動画を投稿するにも注意が必要です。SNSに投稿した画像や動画は不特定多数の人が閲覧できるので、その投稿画像を別の誰かがシェア、引用、リツイートをすればさらに多くの人たちに広まる可能性があります。
第三者が自身の投稿をコピー、拡散した場合その投稿を削除したとしてもまだどこかに残っている可能性がありその全ての投稿を削除することは不可能と言えるでしょう。
また、スマートフォンやデジカメなどGPS機能がついたもので写真を撮影すると撮影日や撮影位置の情報がついたままで投稿してしまうこともあるので注意です。位置情報がついたまま投稿した場合、自宅の住所が他人に知られてしまう危険性があります。画像投稿する際は、位置情報が設定されていないか、位置情報が設定されている場合はその情報を削除する対策が必要です。
SNSのメリットは、リアルタイムで画像や文章、動画を投稿できる事です。ですが、投稿した画像や動画に写り込んでいる風景や制服から学校や会社などが突き止められる可能性あります。さらに、リアルタイムで自身の居場所を投稿すると自宅に誰もいないという事がわかってしまい空き巣などの被害にも合うケースがあります。写真や動画を投稿の際は十分に気をつけて個人情報がわかる場所は避け、時間を空けて投稿すると良いかもしれません。
架空アカウントによる詐欺サイトへの誘導
SNSは一般人だけでなく有名人や様々なジャンルの企業なども利用し、たくさんの情報を提供しています。いち早く手軽に自分の欲しい情報が手に入るのはSNSのメリットでもありますが逆にこれを悪用し、偽のアカウントや架空のアカウントを作り、不正なリンクの投稿をするものも存在します。そのアカウントが本物かどうかの確認、リンクされているURLが不正なものでないかの注意が必要です。
炎上や晒し
炎上や晒しは、主にTwitterに多いトラブルになります。過去に、学生アルバイトがふざけて投稿した画像が火種となり、学生のアルバイト先に苦情が殺到するというニュースがありました。上記の画像投稿によるトラブルで書いた通りSNSで画像を投稿すると自身の個人情報やプライバシーも流出してしまう恐れがあります。自分のふとした発言や画像投稿により会社や周りの人間もトラブルに巻き込んでしまう可能性があり危険です。
また、政治的な自身の考えや、誹謗中傷は不特定多数の人間が閲覧できるSNSで投稿すると賛否両論を招き、炎上の種になる事もあります。Twitterで発言するときは一度文章を考えて投稿するか、信頼のできる人たちのみ閲覧できる非表示設定すると良いかもしれません。
SNS問題を回避するには
不特定多数の人たちが利用するSNS、ふとしたことで問題を引き起こすことがあります。その上で気をつける点は以下になります。
- 知人や友人でも自身のアカウントIDやパスワードを教えない。
- アプリ認証、SNS認証が表示された時、自身のアカウントにどこまでの範囲で認証するのか。
- リアルタイムでの投稿は避け、投稿する画像に位置情報がついていないかの確認。
- 自宅や住んでいる地域がわかるような投稿は極力しないようにする。
- リンクされているURLは正当性のあるものかの確認。
- 発言するときは一度文章を考えて投稿するか、信頼のできる人たちのみ閲覧できる非表示設定にする。
トラブルの原因を理解し安全にSNSを利用しよう
SNSはとても便利です。遠く離れている地域の人たちにも出会うことができ、人間関係を築くことのできるサービスでもあります。SNSをうまく利用し、問題を理解していればとても楽しいツールです。みなさまも素敵なネットライフをお過ごしください。
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