現在日本では、FacebookやInstagram、TwitterなどのSNSがビジネスで活用されているのをよく見ます。LinkedInはそんなビジネスで活躍する、世界的最先端のビジネス向けSNSです。今回はそんなLinkedInの機能や活用方法をご紹介します。
目次
LinkedInとは
まず初めに、LinkedInは「リンクトイン」と読みます。ビジネス向けSNSであることはお伝えしたのですが、さらに詳しく言うとすれば、採用や転職活動に活用できるビジネス特化型のSNSです。
ユーザーは自分の経験やスキルなどを登録し、自分の登録した情報を見た企業からスカウトを受けることで、新しいビジネスチャンスを得る事が出来ます。企業は、欲しい人材に直接アプローチしたり、自社専用の会社ページを充満させたりすることで、イメージアップにも繋げる事が出来ます。
また、情報収集・学習ツールとしても活用できるので、SNS上から自分にとって必要な情報を得る事も可能です。
LinkedInの利用状況
2003年5月にサービスを開始したシリコンバレーの企業で、大手ソーシャルメディアの1つとして拡大していますが、現在登録者数は6.9億人にものぼり着々と利用者数を伸ばしています。ですが、日本での利用者数は200万人程でまだまだ定着率が低いですね。日本の普及はまだまだという印象を受けましたが、実のところ世界全体で見るとLinkedInの利用者数は、Twitterの利用者数よりも圧倒的に多いのです。
どんな機能があるの?
LinkedInには色々な機能があります。代表して3つ紹介します。
つながり
クライアントや同僚、仕事で必要な人材をLinkedInの中で探し出し、つながることが出来ます。「Facebook」→友達、「Twitter」→フォロー・フォロワーという認識に近いものです。クライアントや、同僚とつながること以外にも、
・ビジネス上でパートナーを探す
・新規顧客を獲得するための仕掛け
・採用活動
といったものにも、取り入れる事が出来ます。
企業や大学が、自身の専用ページを設けているためそこからアクションを起こし、つながることも可能です。また、外国の方とも良い関係を築くための大きなエネルギーを与えてくれます。
コンタクト
自分のネットワーク内にいるメンバーのことを、コンタクトと言います。相互にメッセージを送りあい、直接連絡を取ることができるユーザーを「1次コンタクト」友達の友達で、1次コンタクトのユーザーとつながりがあるユーザーを「2次コンタクト」友達の友達の友達で、2次コンタクトのユーザーとつながりがあるユーザーを「3次コンタクト」という3つに分類されます。
それぞれ、つながり申請からつながりリクエストを送ることが出来ます。
InMail
自分とはつながりのないLinkedInメンバーに、直接メッセージを送信できる機能です。ただし、無料のベーシックアカウントではこの機能を使用することができないため、有料のプレミアムアカウントへの登録が必要になります。
・ビジネスプラン
・就活・求職プラン
・営業プラン
・採用プラン
上記4つのプランがあります。少々金額はかかりますが、、、
プランによって送信回数などが異なるので、目的に合ったプランで有効活用してみてはいかがでしょうか?また、プレミアムプランの無料トライアルも一度試してみてみると、見えなかったものが見えてくるかもしれません。
ユーザー属性別の利用目的
LinkedInには色んな視点から利用しているユーザーが何億と登録しています。その中で、個人視点、企業視点の利用目的やメリットを見ていきましょう。
個人ユーザー
- ビジネス用の自己紹介として
転職活動をする際には自分の情報を一括して登録しておけるので、面接ごとに履歴書を作成していく必要がありません。また海外には、日本のように名刺を交換するという文化がないため、クライアントには「LinkedInでつながりましょう」の一言で、所謂名刺交換が可能です。
- 役立つ情報源として
LinkedInにある更新情報を取り入れることが出来ます。Facebookと同じように、つながりのあるユーザーの活動状況や、フォローしている企業の最新情報がタイムラインで流れてくるイメージです。同業界の方の活動、気になる企業の情報、イベント情報などを確認しながら、自分の知識として取り入れる事も可能です。
採用担当者
- 世界中の優秀な人材に向けて
現在、「攻めの採用」を強化し、候補者の獲得に力を入れている企業が増えています。LinkedInでは、世界6.9億人のユーザーの中から、自社の求めている人材にマッチした候補者探し出し、直接スカウトすることが出来ます。海外では、今や主流となっています。
- 採用者と応募者のマッチングと、その量と質の向上
LinkedInの専用会社ページなどを活用して、企業ブランディング強化し、応募者数を単に増やすのではなく、採用者と応募者のミスマッチを防ぐことでコストを最小限に抑えられます。
こんな人にオススメ!な活用方法
日本では、まだまだ定着していないと冒頭でもお伝えしましたが、全ての日本人に不向きという訳ではありません。以下に該当する方は、是非使っていただきたいです。
転職活動をしている方
自分からビジネスのパートナーを探すだけではなく、必要な人材を求めている企業から直接スカウトが来るので、転職の幅を広げられます。中には、非公開の求人に出会うことができ、自分のステップアップの夢を叶えた人もいるみたいです。
海外の企業や人とつながりたい方
海外のユーザーがまだまだ多いので、日本でオフラインでの交流を図るよりもはるかに多いです。海外の方と働きたい方必見です。また、日本で流行する何年も前から、海外ではあたりまえに受け入れているものが沢山あります。迅速に進んだ文化を取り入れるための、情報ツールとしても活用できますね。
専門家とつながりたい方
世界で活躍している有名なビジネスマンは、ほとんどの方がLinkedInのアカウントを持っています。LinkedInの中で、投稿に直接メッセージを送ることも出来ますし、もしかしたら返事をもらえる事もあるかもしれません。重宝な情報を得るチャンスですね。
今後のLinkedInに期待!
LinkedInは、日本で更に飛躍していくサービスと予想されます。ビジネス活動が、会社組織から一個人としてシフト変換しているという背景を推測すると、一歩先の見据えた採用活動が出来るのではと思います。
今後も右肩上がりのLinkedInの展開に注目していきたいですね。
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