GoogleとYahoo!の検索エンジンの違いを徹底解説!シェア率が高いのはどっち?

GoogleとYahoo!の検索エンジンの違いを徹底解説!シェア率が高いのはどっち?

インターネットを利用する上で、様々な検索エンジンが存在しますが、日本では主に「Google」(グーグル)か「Yahoo!」(ヤフー)といったどちらかの検索エンジンを使用することが主流となっています。それでは、GoogleとYahoo!では一体何が違うのでしょうか。

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検索結果の違い

GoogleとYahoo!で一番大きく違う点は、「検索結果」が違うという点といえます。

Google検索の特徴

Googleは2007年5月から、「ユニバーサル検索」という検索技術を用いています。ユニバーサル検索とは、ユーザーに入力された検索キーワードによって、検索画面にウェブサイトを載せるだけでなく、関連性の高い画像や動画、地域情報、地図、ニュースなどのデジタルコンテンツの表示が特徴です。

パーソナライズ検索の導入

更にGoogle検索エンジンはユニバーサル検索だけでなく、2009年からパーソナライズド検索が導入されました。パーソナライズド検索の導入によって、アクセス元の地域を自動判別し、今までの検索結果に加え周辺地図の表示も行われるようになりました。
音声検索
音声入力が可能な環境であれば、Googleの検索フォームの右側にあるマイクボタンから、音声検索の使用が可能です。

Yahoo!検索の特徴

Yahoo!は2010年7月、独自のYahoo検索エンジンから一転、Googleの検索アルゴリズムを取り入れると発表し、同年11月にGoogleと全く同じ検索技術に移行が完了しました。しかしGoogleと全く同じ検索結果という訳ではなく、通常検索結果のほかに独自のコンテンツを表示することで、Googleとの差別化を図っています。

Googleの検索技術導入以前

Yahoo!は2008年、「ブレンド検索」という検索技術を取り入れ、ウェブ検索の結果に地図や独自のコンテンツが反映されるようになりました。(例えば、検索ワードを「福井 ラーメン」とした場合、近くのラーメン屋に加え独自のコンテンツ・Yahoo!グルメのリンクが表示されるようになるなど。)

検索順位の違いは独自コンテンツの表示によるもの

前項かでは、Yahoo!の検索結果はGoogleの検索結果を利用することをお伝えしました。しかし、Yahoo!はただGoogleの検索機能を利用するだけでなく、「Yahoo!知恵袋」「Yahoo!オークション」など、独自コンテンツでの検索結果も表示されます。その結果、検索結果の表示が変わり「表示順位が違う」と感じてしまいます。

SEO対策を行う際はGoogleの検索結果を見よう

SEO対策を行っている対象のページを検索し、検索順位を測る方は多いと思います。それでは、検索順位を測る際はYahoo!とGoogleどちらを利用すればいいのでしょうか。

SEOは「検索エンジン最適化」を指します。しかし、現在のYahoo!の検索エンジンは、Googleの検索エンジンを利用しているため、検索順位を測る際はYahoo!独自のコンテンツの表示がされないGoogleの利用がおすすめです。

シークレットモード検索がおすすめ

また、Googleで検索結果を見る場合、シークレットモード検索がおすすめです。シークレットモード検索とは、検索者の閲覧履歴やオンラインフォームに入力したログイン時のデータが自動的に削除される機能を指します。

Googleのシークレットモードについてはこちらに記述いたしましたので、是非ご参考ください。
Googleのシークレットモードとは?

広告運用方法の違い

また、GoogleとYahoo!では広告の運用方法が違います。リスティング広告やディスプレイ広告、動画広告などをを運用する際、Googleは「Google AdWords」(グーグルアドワーズ)、Yahoo!は「Yahoo!プロモーション広告」を利用します。

  • Google AdWords

検索連動型広告→検索ネットワーク広告
コンテンツ連動型広告(ディスプレイ広告)→Googleディスプレイネットワーク(通称:GDN)

  • Yahoo!プロモーション広告

検索連動型広告→スポンサードサーチ
コンテンツ連動型広告(ディスプレイ広告)→Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(通称:YDN)

など、名称が変化するほか、新規登録方法、画像サイズや設定、文字数、配信先など様々な違いがあります。

GoogleとYahoo!の広告運用方法の違いについてはこちらの記事をご参考ください。
どっちが優秀?リスティング広告の2大巨塔、googleとyahoo!を徹底比較

ユーザー数の違い

GoogleとYahoo!はユーザー数も大きく変わります。日本でのユーザー数の割合と、世界でのユーザー数の割合をそれぞれ比較してみました。

日本ではYahoo!世界ではGoogleの方が検索エンジンシェア率が高い

インターネット調査のニールセンによると、2016年PC検索での検索エンジン利用者数ランキングは、1位がYahoo!が2位のGoogleよりも、およそ1,200万人多い、3,412万人という結果になりました。

一方、statcounterの調査によると、2016年7月時点で、世界でのGoogleのシェア率は89.1%、Yahoo!は3.38%という結果になりました。世界ではGoogleが9割近い圧倒的なシェア率を誇っていますが、なぜ日本ではYahoo!の方が利用者シェアが多いのでしょうか。

Yahoo!の方が先に日本で展開されていたから

日本では、Googleよりも先にYahoo!が日本で展開を行っていました。Yahoo!は1996年に設立され、パソコン(インターネット)が本格的に普及する前から多くの日本人に利用されていました。

しかし、1998年に創立されたGoogleは、未だにYahoo!から日本でのシェア率を奪うことが出来ていないから、「日本で先に展開していたYahoo!の方が検索利用者数が多い」という理由が考えられます。

日本独自のサービスが好評

また、Yahoo!が日本で人気な理由のひとつとして、Yahoo! BBやYahoo!知恵袋といった、日本人向けの独自サービスを多く展開している点です。こうした日本に密着している検索サービスが受け入れられることによって、Yahoo!は日本で一番のシェア率を誇るのではないでしょうか。

男女・年代別で検索シェア率は変化する

また、ヴァリューズの発表によると、男女別・世代別では以下のようなシェア率となりました。

【男女別にみる検索エンジンのシェア率】
【男女別にみる検索エンジンのシェア率】
【年齢別にみる検索エンジンのシェア率】
【年齢別にみる検索エンジンのシェア率】
男性はGoogleを使用し、女性はYahoo!を使用する傾向であること・20代はGoogleを使用するが、それ以外の世代はYahoo!を使用することがわかりました。

自身のサイトページやブログの検索流入を増やしたい場合、アクセス解析を行いGoogleとYahoo!、どちらが検索流入数が多いか把握し、上記の表から対象となる検索ユーザー層を想定したエントリーの雰囲気を変えてみたり、過去の記事のリライトを行うと、新規ユーザーの増加や検索流入の増加が見込まれます。

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