ユーザビリティとは?基礎知識から具体的な改善方法

ユーザビリティとは?基礎知識から具体的な改善方法

Webサイトを運営している方であれば、『ユーザビリティ』という言葉を聞いたことがあると思います。なんとなく意味を知っていても、正しい認識ができていない人は多いのではないでしょうか。

今回は『ユーザビリティ』についてご紹介いたします。

ユーザビリティとは

ユーザビリティとは

ユーザビリティとは、一般的には使いやすさや使い勝手という意味合いで使われており、Webサイトやソフトウェアの操作性などが当てはまります。

しかし、その語義は多様で、実際にはまだ確立できてなく、広い意味合いを持っています。

以下はWebサイトにおける、代表的なユーザビリティの定義です。

※ヒューリスティック(経験則)による評価手法「ニールセンのユーザビリティ10原則」が有名です。

 

1.システム状態の視認性を高める

2.実環境に合ったシステムを構築する

3.ユーザーにコントロールの主導権と自由度を与える

4.一貫性と標準化を保持する

5.エラーの発生を事前に防止する

6.記憶しなくても、見ればわかるようなデザインをする

7.柔軟性と効率性を持たせる

8.最小限で美しいデザインを施す

9.ユーザーによるエラー認識、診断、回復をサポートする

10ヘルプとマニュアルを用意する

※参考元: 「ニールセンのユーザビリティ10原則」

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間違えられやすい”アクセシビリティ”と”ユーザビリティ”の違い

間違えられやすい”アクセシビリティ”と”ユーザビリティ”の違い

アクセシビリティとは、”利用可能” 又は ”利用しやすいか” を意味している言葉です。

ユーザビリティと同じ意味のように思えますが、実際には意味が大きく異なっており、一言で言うと ”目的” が違います。

ユーザビリティは、Webサイト上でユーザーが目的を達成するために、操作性やデザインなどに対して、ノンストレスでサイトを利用することを目的としています。その結果、コンバージョン率が高くなり、利益につながります。

一方アクセシビリティは、高齢者、運動・視聴覚機能などに障害を抱えている人も含め、あらゆるユーザーがWebサイトを利用可能にすることを目的としているのです。

アクセシビリティ、ユーザビリティに共通していることは、ユーザーの視点で利用しやすいかを考え、ユーザーの満足度向上のための取り組みであることです。

 

ユーザーの満足度向上のための取り組みが、結果としてSEO(検索エンジン最適化)にもつながります。

EO(検索エンジン最適化)にもつながります。

ユーザビリティと似ているUIとUXとは

ユーザビリティと似ているUIとUXとは

『UI』とは、 User Interface(ユーザーインターフェイス)の略です。ユーザーと製品やサービスの接触面を意味します。表示画面、リンク、テキスト、ボタン、メニューなど「 ユーザーの目に付く要素」はすべて UIとみなすことができます。

『UX』とは、 User Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略です。 「ユーザーが製品やサービスを通じて得られる体験と、その体験から得られる感覚」を意味します。マーケティングの手法の1つだとよく誤解されていますが、実際はUXとマーケティングは同じ立場にあり、どちらもビジネスの上に成り立っているものです。

ユーザビリティとUI、UXの関係は密接な関係になっており、どれか一つでも欠かすことのできない要素です。全ての要素を最適化することで、ユーザーが理解しやすく、使用しやすいUIを備えたサイトになり、ユーザーがサイトを訪れた際に、目的を簡単に達成できるようになります。そして、すばらしいUXの提供ができ、サービスを繰り返し長期に渡って利用してもらえることに繋がります。

ユーザビリティの重要性

ユーザビリティの重要性

Web関連ビジネスをしている場合、ユーザビリティが低いと売上を落とすなど、新規顧客の獲得、既存顧客の維持が難しくなり、延いては企業のブランド力をも低下させてしまいます。

逆にユーザビリティが高いと、ユーザーが快適に目的を達成し、再度利用してもらえることでコンバージョン率が高くなり、売上を伸ばすことにつながります。

ブログなどの情報発信で集客をしている場合は、そのサイトに再び訪れてくれるユーザーが減り、ファンの獲得が難しくなります。逆にユーザビリティが高いと、ユーザーの満足度は向上し、サイトへの訪問数、再訪問数が増え、ファンの獲得につながります。

以上のことから、webサイトを運営する上で、ユーザビリティが如何に重要であるかを理解していただけたのではないかと思います。

ユーザビリティの改善でどのような結果になるか

ユーザビリティの改善でどのような結果になるか

ユーザビリティを改善することで具体的にどのような効果を得られるのか、成功事例を通してご紹介していきます。

 成功事例:登録フォームを修正して、新規会員数が1.7倍に!

成功事例:登録フォームを修正して、新規会員数が1.7倍に!

会員登録フォームへのボタンが小さく、あまり目立たない場所に配置していたため、

ユーザーが会員登録をしたいと思っても、そもそも会員登録があるのかがわかりにくく、会員登録を求めるユーザーに対して応募フォームへの誘導が上手く出来ておりませんでした。

改善方法として、ボタンの大きさを変え、ユーザーの目に留まる場所に配置することにより、会員登録を求めるユーザーを応募フォームへとスムーズに誘導ができ、それが新規会員登録数1.7倍という結果につながりました。

ユーザビリティの追求は永遠の課題

ユーザビリティとは単なる「使いやすさ」だけでないことは理解していただけたかと思います。Webサイト運営者にとってユーザビリティの追求をし、サイト改善のための編集をしていくことは永遠の課題です。

あなたのWebサイトはユーザビリティが高いのかどうか、一度調査してみてはいかがでしょうか。

マーケティングでお悩みでしたら、
Bigmacにお任せください。

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