皆さんは中国版twitterとも呼ばれている人気ツールweibo(微博)をご存知でしょうか?今回の記事では口コミ大国中国をマーケティング対象にしたい方や、広報など情報を拡散するためにSNSを活用していく方向けに、ウェイボーの解説や使い方やを紹介していきたいと思います。
目次
そもそもなぜ中国人はweiboを利用するの?
twitterに近い機能があるのであればtwitterを利用すればいいのでは…?と思う方もいらっしゃると思うので、まずは簡単に中国のSNSやネット事情についてお話しておきたいと思います。中国は、政府に有害な情報が海外から入らないよう、インターネットの規制をかなり厳しく行っています。
そのため、日本や世界で当たり前のように利用しているtwitter、Instagram、lineなどは中国からは正規ルートで利用することが本来はできません。その代わりに中国の中ではweiboまたはwechatといった観覧制限のされてない国内SNSが多く利用されています。
またそのような背景もありため、口コミを重要視する人も多く、中国の人は「検索エンジンよりSNSを信用している」とまで言われてます。実際に私の中国の友人も訪日前にweiboや口コミで観光地や商品の情報収集をしていると言われたことがあります。
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weiboとtwitterとの違いについて
中国版twitterと言われるだけあって、
- 文字数は最大140字
- 投稿、リツイート機能がある
- 画像、動画も添付可能
- 企業の公式アカウント、著名人アカウント、一般アカウントなどがある(公式アカウントマークがつく)
- 広告表示ができる
- ハッシュタグがつけられる
など、類似点がかなりあります。また、1,080円で(2020年3月現在)公式アカウントなどを取得できる制度があり、ホームページとして活用しメディアプロモーションメディアとして展開をする人も少なくないそうです。
違いとしては
- 同じ文字数でも中国語(漢字)と英字での情報量の差が生まれやすい
- 画像を最大9枚投稿できる
- googleアナリティクス並みの分析ができる
などがあります。
また最大の特徴としてはweiboは他SNSと違って登録をしないと検索をしてもどんな投稿があるのか内容が表示されないといった特徴があります。このあたりは情報に対して閉鎖的な中国ならではの、ユーザーに特化したSNSともいえるでしょう。
主な利用層は?どんな投稿がウケるの?
現在は個人アカウントの数が約5億を超えており、主に20代〜30歳、男女比率的には大体半数ですが男性ユーザーが多く登録しています。また、weiboには中国の中でも流行に敏感な若者が利用しているといった調べも出ています。
日本企業の中でも投稿内容により企業の売り上げが増えた事例もいくつかあり、ユニクロやコンビニチェーンは、宣伝だけでなく主にユーザーとのコミュニケーションを通してお客様ではなくファンを増やすようなプロモーションをしたところ、売り上げが増えたそうです。またweibo内にいる中国企業に対してのコラボキャンペーンや、RTキャンペーンを使い、サービスを提供する企業もとても多いです。
weiboでウケる宣伝をするには情報の発信も勿論のこと、コミュニケーション主流とした方法、そこからさらにコラボレーションといったファンや人脈をひろげていく戦略をとる必要があるといえるでしょう。
実際にweiboに登録してみよう!
ここまで読んでWeiboに興味を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかしページを開いても中国語で全て表記されており何がなんだかわからなくてそのまま帰ってしまった…といった方もいるのではないでしょうか?実際私もページだけ見て一度心が折れた中の1人です。簡単に登録方法やweiboの見方を解説していこうと思います。今回はPCからユーザー登録をしていきます。
最初にgoogle翻訳を活用することで、大体の意味は理解できるようになります。サインアップ(立即注册!)をクリックしましょう。
ここで個人アカウントを作成するか、企業公式アカウントを作成するかを選択し、情報を入力していきましょう。
メールアドレスはユーザー名になるので注意しましょう。それにしてもGoogle翻訳は便利ですね。最近はカメラで撮影した画像でもこの翻訳機能が使えるようになってます。
詳しくはGoogleレンズの使い方や機能を徹底解説をご覧ください。
話が逸れましたが、次に電話番号を登録します。
国を選択し、頭文字の0を1つ抜いた状態で電話番号を登録します(080だったら80)しばらくするとショートメールが来るため番号を入力し先に進みます。次にニックネームや誕生日、性別、主な住所を入力します。その次に現れる中から興味のある分野を選びましょう。
ちなみにここで登録した物とリンクする関心の高いアカウントを勝手にフォローした状態でWeiboが始まります。以上でユーザー登録が完了します。
ホーム画面もtwitterと作りが似ており、基本操作も直感的に行うことが可能です。流行りのハッシュタグ一覧などもあるため今中国で何が流行っているのかなどもわかりやすいですね。
参考にしたい日本人のweiboアカウント
せっかく登録もできたので、ここで日本の有名人や有名企業のアカウントをご紹介したいと思います。有名人や企業は勿論のこと、中国からの観光客に向けた観光協会などのアカウントもいくつか存在しています。
是非投稿の参考にしてみてください!
YOSHIKI(ミュージシャン、有名人)
ハローキティ(キャラクター、企業)
UNIQULO(企業)
明治製菓(企業)
奈良市観光協会(観光協会)
実際に見てみると交流は勿論のこと、写真の加工などは画像の少しinstaglamにコメントなどの表記はFasebookに似ていますね。また企業の物だからといった点もあるものの、投票機能なども上手に取り入れ双方向のコミュニュケーションを計ったり、文字だけではなく画像をつけている投稿が多く見受けられます。
weiboを利用しマーケット市場を広げよう!
中国では海外からの情報が入りづらいですが、毎年多くの海外旅行客が中国から訪れます。情報が制限されているからこそWeiboを活用し、よりダイレクトに通販や、訪日に訪れる観光客に向けた宣伝をしていきましょう!
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