多くの人が日常的に連絡手段として使用しているLINE。そんなLINEにもLINE広告という機能があり、多くの人が日常的に配信されている広告を目にしていると思います。
今回はそんなLINE広告のターゲティング機能についてご紹介します。
目次
ターゲティング機能とは?
ターゲティング機能とは、ユーザーの住んでいる地域・年齢・性別・OS・詳細ターゲティングなどに分けて、配信を充てるユーザーをそれぞれ設定できるという機能です。LINE広告ではこの設定を広告グループごとに作成が可能です。
ターゲティング機能は、LINEだけではなく、FacebookやGoogleなどといった他のSNSなどの広告配信サービスの媒体でも主流に使用されています。
今回はLINE広告での「LINEデモグラフィックデータ配信」「オーディエンス配信」の2つのターゲティング設定に分けてご紹介します。
LINEデモグラフィックデータ配信
(引用:LINE for Business https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20200630/?list=7581 )
LINEデモグラフィックデータ配信では、広告の配信の対象となるLINEを利用しているユーザーの属性や興味を、ユーザーの登録した情報やLINE上での行動(LINE公式アカウントの友達登録履歴やスタンプ購入履歴)などから推測し、設定した対象となるユーザーに配信を充てることができます。
また、設定の種類としては、年齢、性別、地域、OS、詳細ターゲティングなど主に5つを設定できます。まずはこの5つをご紹介します。
年齢
年代別で指定配信ができます。
14歳以下,15~19歳,20~24歳,25~29歳,30~34歳,35~39歳,40~44歳,45~49歳,50~54歳,55~59歳,60~64歳,65歳以上に分けて指定配信の設定が可能です。
性別
男女性別ごとに指定配信ができます。
男性に配信したいのか、女性に配信したいのかで、大きくユーザーを分けることが可能です。
地域
都道府県別や市区町村別に指定配信、除外を行うことができます。
指定の地域からの半径での設定もでき、半径3kmから設定が可能です。
・この地域に住んでいる人
・この地域で最近いた人
・この地域で働いている人
また、上記のようにそこに住んでいる人だけでなく、最近までそこにいた人や働いている人に向けても細かく配信ができるので、広告に合わせてユーザーを細かく指定できます。
OS
ユーザーの使用しているOSに分けて配信できます。
Android OS や iOS に分けてユーザーに配信を行うことができ、各OSのバージョンに合わせた指定配信が可能です。
詳細ターゲティング
「趣味・関心」「行動」「属性」の3つのパターンにセグメントを分けて設定でき、指定配信・除外ができます。
- 趣味・関心
「ゲーム」「デジタル機器・家電」「スポーツ」「職業・ビジネス」「ファッション」「家・インテリア・園芸」「テレビ・映画」「音楽」「教育・学習・資格」「金融」「健康」「自動車」「書籍・マンガ」「食べ物・飲み物」「美容・コスメ」「旅行」「エンタメ」「ショッピング」の計19種類に設定可能。
また、自動車はさらに「軽自動車」「コンパクトカー」「ハッチバック」「セダン」「スポーツカー」「ステーションワゴン」「ミニバン」「SUV(コンパクト)」「SUV(ラージ)」の9種類に設定可能。
- 行動
「テレビ視聴頻度」「キャリアの変更」「コンバージョン」「ゲームプレイタイプ」「モバイル端末の変更」「ネットワークの利用状況」「購買意向」「転居」の8種類を設定可能。
- 属性
「配偶者」「子供」「携帯キャリア」「推定収入」「職業」の5種類を設定可能。
地域などのターゲティングの設定を絞りすぎるとユーザーサイズが小さくなってしまい、配信対象のユーザーが減ってしまうので、ターゲティングを絞りすぎず、適度な設定が必要です。
また、LINEの「パフォーマンスレポート」からジャンルごとにレポートを作成ができるので資料にまとめる際などにも活用できます。
オーディエンス配信
オーディエンス配信では、各情報をアップロードしてそれに基づいたユーザーに配信ができます。LINE広告で使用できる8種類のオーディエンスをご紹介します。
ウェブトラフィックオーディエンス
LINE Tagを設置したWEBサイトを訪問したユーザーに広告を配信できます。ウェブサイトにアクセスしたユーザーすべてに配信ができ、ページURLを指定すれば特定のページにアクセスした人にのみに配信することも可能です。
また「イベントを指定したページにアクセスした人」では、LINE Tagカスタムイベントコードが設置されているページを訪問したユーザーが対象となり配信が可能です。
モバイルアプリオーディエンス
アプリを起動した際や、アプリ内で課金を行った際のイベントに基づいてオーディエンスを作成することができます。
IDFA/AAIDアップロード
ユーザーのIDFA/AAIDのデータをアップロードし、オーデェエンスを作成できます。
電話アップロード
ユーザーの電話番号をアップロードすることで、オーディエンスを作成できます。
メールアドレスアップロード
ユーザーのメールアドレスをアップロードすることで、オーディエンスを作成できます。
LINE公式アカウントの友だちオーディエンス
LINE公式アカウントの友だちのデータを基にオーディエンスを作成でき、追加中の友だち、ブロック中の友だちを指定して配信が可能です。
類似オーディエンス
類似ターゲティング配信では、「オーディエンス配信」で指定し、作成したオーディエンスを基にそのオーディエンス内のユーザーに類似しているユーザーに配信が可能です。
また、類似度合いは「1~15%」と「自動」の16種類で選択でき、数字が大きいほど類似の幅が広がるのでユーザーのサイズは大きくなります。逆に数字が小さいほど類似の幅が狭まり、類似度が高いユーザーにはなりますが、ユーザーのサイズは小さくなります。
動画視聴オーディエンス
指定した動画を視聴したユーザーのオーディエンスを作成することができます。視聴した長さの割合も選択が可能です。
まとめ
今回はLINE広告のターゲティング機能についてご紹介しました。ターゲティング設定を行う際には適度にユーザーの幅を絞り、配信,運用していくことが大切です。適切なターゲティング設定を行いLINE広告を活用した有効なユーザーの獲得を目指し、運用していきましょう。
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