近年、Instagram(インスタグラム)のアカウント運用を始めている企業が多くみられます。その中でもSNSマーケティングの一環として、注目を集めているのが「リール」という機能です。リールは、15秒の短い動画を簡単に作成・投稿できる機能です。
この記事では、Instagramのリールの使い方などを解説します。
目次
リールの使い方
投稿方法
まずはInstagramのリールの投稿方法から紹介します。
1.ログイン後の画面左上の「+」から「リール」をタップ、または画面を左にスワイプし、画面下部の「リール」をタップ
2.中央の撮影ボタンを長押しして動画を撮影
3.編集画面でテキストやスタンプを追加
4.カバー画像(リールタブに表示されるときのサムネイル)を設定
5.キャプションや投稿先を選択し「シェア」で、投稿完了
リールでは、これまでに撮影した複数の動画を組み合わせることもでき、クリップごとの編集も可能です。また、動画に合わせたタイミングでテキストの表示、非表示も選択可能なため、テロップ付きの動画を簡単に作ることができます。
編集画面では、1つのクリップごとに5つのエフェクトを使用することが可能です。
投稿先の選び方
リールでは、3つのパターンから投稿先を選択することができます。
- リールにシェア
通常のフィード投稿と同様に、キャプションやハッシュタグ,メンションタグを入れることができます。
- リールとフィードにシェア
リールタブと、フィードタブにも表示され、リールにシェアと同様に、キャプションやハッシュタグ,メンションタグを入れることができます。
- ストーリーズにシェア
15秒以内の動画であればストーリーズに投稿することができ、24時間以内で消えるようにすることも可能です。キャプション等の入力は出来ません。
リールで出来ること
- 「いいね!」やコメントをした人を確認する
右下に表示されているハートや吹き出しのアイコンをタップすることで、「いいね!」や「コメント」をしてくれた人を確認することが可能です。
- ユーザーが投稿した動画をストーリーズで紹介
通常の投稿と同様に、紙飛行機のマークをタップすることによって、該当のリール投稿をストーリーで紹介できるようになります。
- リール動画を保存する
Instagramにリール動画を保存することも可能です。保存した動画は「保存済み」に格納されます。保存枚数が増えてきたときは、フォルダ分けを使用して、探しやすいようにするのもおススメです。
Instagramリールの特徴とTikTokとの違い
まずは、リールの特徴を5つ紹介します。
リールの特徴
- スマホ全画面表示の動画投稿ができる
- 15秒から最大30秒の短尺動画を作成・共有が可能
- テキストやスタンプなどの基本編集ができる
- BGMやARエフェクトなどの動画編集もできる
- 発見タブ内でも表示されるためフォロワー以外のユーザーに見つけてもらいやすい
自分がフォローしていないユーザーにも動画が表示されるため、より多くのユーザーにコンテンツを見てもらえる可能性があります。
またビジネスで活用する際は、潜在層のユーザーや、見込み顧客へのアピールもできるため、Instagramの中でも外せない機能の一つです。
TikTokとの違い
TikTokとInstagramのリールでは主にユーザー属性に違いがあります。
現状のTikTokユーザーの多くは中高生など10代、20代前半が中心です。TikTokは、一人の時間に見るだけでなく、「学校の友達」や「家族」など大人数で動画を撮影して遊んだりすることが多いことが特徴です。TikTokに比べて、Instagramは20代以上の利用率が多く、「隙間時間」に有名人や友達の投稿、趣味やトレンドに関する情報収集を行うツールとしてSNSが使われることが多いようです。
Instagramのリール機能により、10代のユーザーもさらに増えることは期待されていますが、企業が活用していく上では現状のユーザー層を理解した上で活用方針を決めていくことが重要です。
活用事例
リールの活用例を簡単にご紹介します。
商品の使用感を伝える動画発信(化粧品の動画など)
商品を軸にして、色味や使用感を視覚的にわかりやすく伝えるだけでなく、ユーザーが見ていて楽しむことができるようなリールに編集しています。商品を使ったことのないユーザーにも使用感などが分かりやすいコンテンツとなっています。
簡単な料理レシピの動画発信
リールを使って、簡単な料理のレシピ動画を15秒で発信しています。倍速にしているおかげで、作り方の動画を短時間で見ることができます。時間もかからず簡単にできる料理が多く、手順も簡潔にまとめられています。そのため忙しい主婦などには、とてもありがたいコンテンツです。
まとめ
リールは、クリエイティブ性の高い動画を簡単に作成することができ、さらに多くのユーザーとコンテンツを共有できるので、ビジネスでの活用でも多くの可能性を秘めています。動画広告や商品・サービスの告知などに活用すれば、今まで以上に役立つ機能となるでしょう。ぜひ自分のビジネスへ活用してみて下さい。
- 最新記事