Facebookは、国内利用者数ランキング・利用率ランキングともに5位に位置する、圧倒的なリーチ力を持つSNSメディアです。
Facebook広告を活用することで、多くの潜在顧客にリーチし、認知度向上や自社サービスを広く知ってもらうことができます。
しかし、Facebook広告を効果的に運用するには専門知識が必要になります。しかし、、広告代理店とFacebook広告を運用することでより効率的に成果を上げやすくなります。
本記事では、Facebook広告を代理店と運用する方法を解説します。Facebook広告効果を最大化したいと考える方は、ぜひご参考ください。
目次
Facebook広告を代理店と運用するには
Facebook広告を代理店と運用するには、自社のビジネスマネージャーを利用します。
ビジネスマネージャとは?
ビジネスマネージャとは、広告アカウントやFacebookページを一元に管理ができる便利なツールです。Facebookページ、アカウントだけでなくFacebookの傘下であるInstagramのアカウントやスマホアプリなども管理ができます。
ビジネスマネージャの利点はただアカウント・ページの管理が楽なだけでなく、広告アカウントを複数人で管理するということが可能になります。そのため、1つのFacebookアカウントに対して複数人でログインする必要がなくなりました。
ビジネスマネージャを代理店と連携することにより代理店と社内で広告出稿・管理が可能になります。
また、すべての広告関連タスクを委託するよりも、運用ノウハウが蓄積しやすく、将来的に内製化が可能になります。
関連記事:facebookビジネスマネージャとは?アカウント活用法
ビジネスマネージャを使うメリット
作業の効率化が図れる
ビジネスマネージャはFacebook広告アカウントやFacebookページを一元に管理ができるため、広告を投稿する際に毎回ログインする必要が無いので、手間がかかりません。
また、支払い設定や広告運用までの設定も簡単に登録できます。
セキュリティの強化
ページやアカウントごとにユーザーを追加して、必要なアクセス権限を細かく設定できます。また、不審なアクセスやアクティビティがある場合には、アラートでお知らせしてくれる機能も搭載しています。
仕事とプライベートを区別できる
ビジネスマネージャを利用する事で、個人アカウントをビジネスに使用する事が無くなるため、識別してアカウントを安全に使用する事が可能です。また、個人アカウントは一緒にビジネスマネージャを利用している人たちに自分の情報を知られる事が無いので安心です。また、個人アカウントのFacebook友達に自分が管理しているビジネスマネージャを知られることもありません。
Facebook広告を代理店と運用するために必要なもの5つ
Facebook広告を代理店と運用するために必要なものは次の4つです。
- ビジネスマネージャ(ビジネスID)登録
- Facebookページの設定
- Facebook広告アカウントの設定
- ユーザー設定
それぞれ解説します。
ビジネスマネージャ(ビジネスID)登録
ビジネスマネージャを作成する手順は以下のとおりです。
- まず、https://business.facebook.com/ にアクセス
- 赤枠の「アカウント作成」へ
- 最後に、会社名、自分の氏名、仕事用のメールアドレスを入力して完了
※ビジネスマネージャの管理者となる人を登録しましょう。
これでビジネスマネージャ自体の作成は完了しましたが、これだけでは「箱」が完成しただけにすぎないので、「中身」すなわちFacebookページと広告アカウントなどを入れていかなければなりません。
Facebookページの設定
「新しいページを追加」をクリックするとFacebookページのアクセス権限のリクエストを送るか、ページの管理権限を取得するか、1から新しいページを作成するか選択できます。
- ビジネスマネージャにログイン
- メニューにある「ビジネス設定」>「アカウント」>「ページ」に移動
基本的に使用するのはアクセス権限のリクエストを送る「Facebookページのアクセスをリクエスト」を使用します。
しかし、ビジネスマネージャにはメインとなるFacebookページを必ず1つ「所有」していなければなりません。
ページアクセス権限をリクエストしたページではメインと設定することはできないので、「ページを追加」か「新規ページを作成」からメインとなる企業情報やサービス、ブランドなどの情報を入れたFacebookページを設定しましょう。
Facebookページのアクセスをリクエストする場合は、FacebookページのURLを入力しアクセスをリクエストします。※元々Facebookページの管理権限を持っている場合は自動で認証されます。
Facebook広告アカウントの設定
Facebook広告アカウントの設定方法は以下のとおりです。
- ビジネスマネージャにログイン
- メニューにある「ビジネス設定」をクリック
管理したい広告アカウントIDを取得し、その管理権限のリクエストをアカウント所有者に送信します。
広告の作成に際しては、「新しい広告アカウントを作成」を選択します。
次に表示される画面で、広告アカウント名と通貨(日本円)を設定し、広告アカウントを作成します。
広告アカウントを作成すると、管理権限を付与するユーザーを選択できる画面に遷移します。そこで、権限を付与したいユーザーを選択します。
注意点として、ビジネスマネージャを新たに作成した場合、広告アカウントは2つまでしか使用できません。
しかし、広告運用を継続したり、Facebookに申請を出したりすることで、利用できる広告アカウントの数が増えていきます。
ユーザー設定
①「メンバー」から「追加」をクリック
追加したい人のFacebook個人アカウントに登録しているメールアドレスを入力します。
②各ユーザーごとに管理するページのアクセスを設定し、「招待」をクリック
先ほど招待したユーザー宛にメールが届きます。ビジネスマネージャで使用する名前・パスワードを入力しFacebookで認証へ進めば設定完了となります。
また、個人のFacebookでは公開されることは無いので本名以外の名前でも登録ができます。
(※名前の後に半角スペースを入れて登録しましょう)
Facebook広告の権限を代理店に付与する手順
Facebook広告の権限を代理店に付与する手順は、大きく分けて2つです。
- ページアクセスのリクエストを承認する
- 広告アカウントのリクエストを承認する
さらに細かく作業を分解するなら、次のようになります。
- Facebookページにアクセスし、「設定」をクリック
- 「ページの管理権限」をクリック
- 「承認待ちのパートナーリクエスト」をクリック
- 「リクエストに返信」をクリック
- 「ページへのアクセスを許可」をクリック
- 「リクエストを承認」をクリック
以上の手順を踏まえることで、広告代理店に権限を付与することができます。
注意すべき点はビジネスマネージャを作成した直後は、広告アカウントを2つしか使用することができないということです。広告運用を続けることや、Facebookに申請を出すことによって使用できる広告アカウントの枠が増えていきます。
手順1.ページアクセスのリクエストを承認する
まず、ビジネスマネージャにログインし、メニューにある「ビジネス設定」をクリックします。
広告アカウントに関しても、弊社は広告代理店のため頻繁に使用するのは「広告アカウントのアクセスをリクエスト」になります。管理をリクエストしたい広告アカウントIDを教えてもらい、管理の権限のリクエストをアカウント所有者に送りましょう。
③広告アカウントに関しても、弊社は広告代理店のため頻繁に使用するのは「広告アカウントのアクセスをリクエスト」になります。管理をリクエストしたい広告アカウントIDを教えてもらい、管理の権限のリクエストをアカウント所有者に送りましょう。
④実際に広告を作成するときは、「新しい広告アカウントを作成」を選びます。すると、こちらの画面が表示されるので広告アカウント名や通貨を日本円にして広告アカウントを作成しましょう。
広告のアカウントを作成すると、どのユーザーに管理権限に与えるか選択できる画面に移るので、権限を付与したいユーザーを選択しましょう。
ユーザーの設定
①「メンバー」から「追加」をクリックします。
追加したい人のFacebook個人アカウントに登録しているメールアドレスを入力します。
②各ユーザーごとに管理するページのアクセスを設定し、「招待」をクリックします。
先ほど招待したユーザー宛にメールが届きます。ビジネスマネージャで使用する名前・パスワードを入力しFacebookで認証へ進めば設定完了となります。
また、個人のFacebookでは公開されることは無いので本名以外の名前でも登録ができます。
(※名前の後に半角スペースを入れて登録しましょう)
手順2.広告アカウントのリクエストを承認する
次に、広告アカウント承認の方法です。
- ビジネスマネージャの「ビジネス設定」をクリック
- 「リクエスト」をクリック
- 「受信済み」をクリック
これで広告代理店が、Facebook広告の配信を行えます。
Facebook広告の運用ポイント3つ
今後、自社でFacebook広告を運用するときのために、運用で大切なポイントを3つの観点で紹介します。
より効率的にコンバージョンを獲得するために、しっかり把握しておきましょう。
機械学習の質を高める
Facebook広告は、機械学習によって広告配信の最適化を行います。
質の高い機械学習を実現するには、以下の2つのポイントを押さえることが重要です。
- すべてのFacebook広告配信を活用する
Facebook広告は、Facebook、Instagram、メッセンジャー、Meta社提携アプリなど、さまざまなプラットフォームで配信できます。機械学習の精度を高めるためには、可能な限り多くの配信面で広告配信を行うことをおすすめします。
- 正しいタグを設置する
どのページを見たか、何を買ったかなどのデータを正確に収集するために、各ページに適切なタグを設置する必要があります。タグの設置方法については、Facebook広告ヘルプセンターを参照してください。
適切な配信とタグ設置で、効果的な広告配信を実現できます。
ターゲティング機能の活用
Facebookの機能には、「ターゲット拡張」と「配信元リストの活用」が含まれます。
機能の一つ、類似オーディエンス拡張は、既存顧客やFacebookページのファンと共通点を持つ、まだ広告配信できていない潜在顧客へアプローチする最適な方法です。
類似オーディエンス拡張のメリット
- 手間いらずで効果的な広告配信:
- ターゲティング設定不要
- 自動更新で常に最新
- 高精度なターゲティング
類似オーディエンス拡張の仕組み
- ソースオーディエンス (既存顧客リスト、ページファンなど) を指定
- Facebookが自動的に類似ユーザーを分析
- 類似ユーザーへ広告配信
類似オーディエンス拡張は、手間をかけずに、新規顧客獲得やブランド認知度向上などの目的で活用できます。顧客データ(リスト)を使った類似拡張配信を使えば、さらに効果が期待できます。
クリエイティブの追求
Facebook広告のコンバージョン率を高めるためには、ターゲットユーザーに最適なクリエイティブを展開することが重要です。Facebookは豊富なクリエイティブフォーマットを提供しており、訴求内容やターゲットに合わせて最適なフォーマットを選択することが可能です。
同じ訴求内容でも、フォーマットによって効果が大きく異なる場合があります。以下はその例です。
画像広告: 視覚的な訴求に適しており、幅広いユーザー層にリーチできます。
動画広告: より深い情報伝達が可能で、商品の魅力や使い方を効果的に訴求できます。 ストーリー広告: 臨場感あふれる訴求で、ユーザーの興味を引くことができます。 コレクション広告: 複数の商品をまとめて訴求でき、購入意欲を高めることができます。 |
Facebook広告を運用するうえで、上記の3つのポイントを押さえることが効果的な広告戦略を立てる上でとても重要です。
適切な設定とクリエイティブで、より多くのユーザーへ効率的にアプローチしましょう。
代理店を選ぶポイント4つ
Facebook広告の運用代行をしてくれる代理店を選ぶポイントは次の4つです。
- クリエイティブ制作にも対応している
- Facebook広告の実績が豊富
- Facebook広告以外の広告運用にも対応可能
- Webマーケティングを行っている
- 顧客評価や従業員満足度が高い
クリエイティブ制作にも対応している
Facebook広告の成果は、クリエイティブによって大きく左右されます。
これは、Facebookがモバイルユーザーをメインターゲットとしているため、クリエイティブはモバイル環境でいかに効果的に訴求できるかが重要になるからです。
以下、効果的なFacebook広告クリエイティブのポイントを、画像と動画に分けてご紹介します。
画像の場合は、伝えたいメッセージを明確にすることで、ユーザーの理解度を高めることができます。複雑なデザインや過度なテキストは避け、ユーザーがすぐに内容を理解できるようにしましょう。
目を引く画像にすることで、ユーザーの注目を集めることができます。
動画は15秒以内に収め、短い尺でユーザーの興味を惹きつけることが重要です。最初の数秒で内容を伝え、ユーザーの離脱を防ぎましょう。
このように、Facebook広告のクリエイティブは、ターゲットユーザーに合わせた訴求内容、モバイル環境での視認性、訴求内容の分かりやすさなどが重要となります。
これらの点を踏まえ、自社の商品・サービスの魅力を効果的に伝えられるクリエイティブを制作することが、広告成功の鍵となります。
さらに、クリエイティブ制作力に優れた広告代理店を選ぶことで、より効果的な広告展開を期待することができます。
Facebook広告の実績が豊富
Facebook広告で成果を出すためには、次の2つの要素が重要です。
- 効果的なクリエイティブ制作
- 適切なターゲティング
これらの要素は、実践で培う経験とノウハウが不可欠です。
そこで、Facebook広告運用の実績を豊富に保有している広告代理店に依頼することをおすすめします。
実績豊富な広告代理店を選ぶことは、次のメリットにつながります。
- ノウハウに基づいた最適な広告運用
- 業界の勝ちパターン・失敗パターンの共有
- 効果的なクリエイティブ制作
- 適切なターゲティング
- 広告運用の効率化
- コストの削減
特に、同業他社の広告運用実績がある代理店を選ぶと、より効果的な広告運用が期待できます。自社のニーズに合った広告代理店を選び、成果に繋がるFacebook広告運用を実現しましょう。
Facebook広告以外の広告運用にも対応可能
Facebook広告の運用実績が豊富な広告代理店を選ぶことは重要ですが、同時に他の広告運用も扱っているかどうかも確認することをおすすめします。
Facebook広告以外にも、リスティング広告やバナー広告などさまざまな広告媒体があります。複数の広告媒体を組み合わせることでそれぞれの強みや特色を最大限に生かし、相乗効果を生み出すことができます。
Facebook広告は、幅広い層にリーチできる広告媒体ですが、リスティング広告やバナー広告は、よりターゲットを絞り込んだ広告配信が可能です。複数の広告媒体を組み合わせることで、より多くの人にアプローチし、顧客層を拡大することができます。
このように複数の広告媒体をまとめて運用することで、広告運用の効率化を図ることも期待できるでしょう。さらに広告代理店によっては、複数の広告媒体をまとめて依頼することで割引が適用される場合があります。
このように、Facebook広告以外にも他の広告運用を扱っている広告代理店を選ぶことで、効果の最大化や広告コストの削減が期待できるため、おすすめです。
総合的なWebマーケティングを行っている
広告運用以外にも、Webサイト制作やSEO対策など総合的なWebマーケティングに強い代理店を選ぶことで、多角的な視点から集客の方法やマーケティングの施策についてサポートしてもらうことができます。
Facebook広告を依頼する前には、広告運用以外にもどんなWebマーケティングを行っているのか確認しておくと良いでしょう。
顧客満足度・従業員満足度が高い企業を選ぶ
こうした要素以外にも、顧客満足度や従業員満足度の高い企業を選ぶことをおすすめします。広告運用は継続的な取り組みが必要となるため、長期的なパートナーシップを築けるかどうかが重要です。
依頼する前には企業情報を確認し、自社のニーズに合った信頼性・信用性の高い企業を選ぶようにしましょう。
Facebook広告運用ならビッグマックにご相談ください
企業にとって、Facebook広告は重要な顧客獲得ツールの一つです。しかし、広告運用の専門知識やリソース不足が課題となる場合も多いでしょう。
そのため代理店に依頼することで、最新情報・ノウハウに基づく最適な広告運用や、
効率的な運用による時間とコストの削減などが可能になります。
弊社は、Web広告サービスの一環として、Facebook広告の運用代行サービスを提供しています。
【サービス内容】
- 豊富な経験と実績に基づいた最適な広告戦略の策定
- 専任の担当者が広告運用を徹底サポート
- 定期的なレポート提出による効果測定
- 改善策の提案
これまでに、多くの企業様にご利用いただき、成果を最大化してきました。
Facebook広告で成果を上げたい、自社で広告運用する時間やリソースがない、広告効果を最大化したい、このような企業様は、ぜひ弊社にご相談ください。
- 最新記事