「TVer」とは、地上波で放送されるドラマやバエラティ、アニメなどの番組を会員登録せず毎週約500番組以上をいつでも場所を選ばず無料で視聴できるサービスです。
TVerは広告費で運営が成り立っているため、TVerを視聴する際には広告を必ず目にすると思います。
しかし、この広告はどういった基準で流れているか気になったことはありませんか?
TVer広告では、実際にユーザーが入力した年齢や性別、エリアを絞り込み、興味や関心の高い層に広告を配信できます。
本記事では、TVerの広告を配信する方法を徹底解説いたします。ぜひ最後までご一読ください。
目次
TVer広告とは?
TVer広告とは、TVerで動画を視聴する際に、テレビCMで放送されるようなイメージで数十秒の広告動画を配信できる媒体です。
広告はスキップできないため、非常に高い完全視聴率を確保できます。
TVerとは
TVerは、民間放送5社が共同で運営するテレビ番組の配信サービスです。実際にテレビ放送された人気ドラマやバラエティ、過去の番組の配信、リアルタイム配信やライブ配信を視聴できます。
TVer広告の配信先とは
広告配信先メディアは以下があります。
- TVer
- 各放送局の自社サービス(FODなど)
- シンジケーションサイト(GYAO!など)
TVer内だけではなく、各放送局のメディアやシンジケーションサイト(GYAO!など)にも配信ができます。TVer広告を活用すれば、多くのテレビ系動画配信を行うサービスに情報を発信ができ、有効的に訴求することができます。
TVer広告のフォーマットとは
秒数は6~60秒の間、任意で設定が可能です。細かい規定についてはTVer広告公式のガイドラインに記載がございますのでご確認ください。
TVer広告の特徴
TVer広告には以下のような特徴があります。
番組に合わせた広告枠構成になっているから違和感なく広告が受け入れられる
TVer広告は、番組に合わせた広告枠構成になっているので、違和感なく広告が受け入れられるようになっています。
その理由は2点あります。
1点目の理由は、ユーザーが受け入れがたい広告を排除しユーザビリティを確保した安心・安全なコンテンツのみが配信されることです。TVer広告では、広告出稿・アカウント開設の際に、業態と広告素材の2つの審査に通過する必要があります。そのため、他の動画広告媒体でみられる薬機法などに抵触している悪質な広告や過激な広告は表示されません。TVer広告は、広告主のイメージを低下させるコンテンツがないため、安心して広告を配信できます。
2点目の理由は、番組に合わせた広告枠構成になっていることです。TVer広告は、YouTubeで流れる広告と比較すると、動画再生中に広告が差し込まれることは僅かです。普段テレビCMに慣れている人は違和感なく広告に移行するため、嫌悪感を抱きにくいのが特徴です。
視聴率が高い
TVer広告は、非常に高い視聴完了率を誇っています。TVer公式サイトの記述によると、スマートフォンやPC、コネクテッドテレビの視聴完了率は95%以上という高い数値です。
その理由は、TVer広告にはスキップ機能がないため、動画広告の再生がすべて完了しない限り動画の続きが再生されない仕組みだからです。この仕組みによりTVerは広告の視聴完了率が高いといえるのです。
独自のターゲティングが可能である
TVer広告では、TVerが取得し保有しているデータとユーザーの行動履歴、属性、広告配信データを含む外部データであるDMPデータを組み合わせた、独自のターゲティングが利用可能です。TVerのアプリなどをダウンロードして初回設定する際に、事前に以下の項目のアンケートに回答してからの登録が求められます。
- 生年月日
- 郵便番号
- 性別
- 好きな芸能人
- 興味関心のあるジャンルなど
これらの登録情報と実際の視聴状況、更にDMPのデータを組み合わせることにより、独自のターゲティングができます。
テレビCMとの相乗効果が期待できる
テレビCMとTVer広告を同時に運用することで、相乗効果でブランドリフトが実現可能です。
テレビからの情報発信と、インターネット上での情報発信を併合することで、ブランドの純粋想起率が上昇し、より認知の拡大・購入意欲の促進の底上げを図れます。
既にテレビCMを実施している方は素材を転用し、TVer広告で活用してみてはいかがでしょうか。
普段テレビを観ないユーザーに届けられる
普段テレビを視聴しないユーザーに情報を発信し訴求できることも、TVer広告の特徴です。特にテレビ離れが進んでいるとされる10〜20代の若年層、または属性比率で高い比率を誇る20歳〜50歳の女性に対するリーチが期待できます。また、テレビでは利用者の属性によるターゲティングがし難いですが、TVerではターゲティングができることで、テレビ放送よりも広告主が訴求したい層にアプローチできるサービスとなっています。
TVer広告の費用
TVer広告は、広告表示1,000回あたりの単価(CPM)で約4~20円程となり、最低出稿金額は50万円というのが大体の費用感になります。
テレビCMは、放送回数は限られており、放送枠ごとに費用が決まっているのが特徴ですが、TVerの動画広告の出稿は、希望の期間や予算に合わせて配信が可能です。ターゲティングや広告の長さや内容によって費用が異なってくるため、問い合わせをすることを推奨致します。
広告の配信方法
広告の配信までの大まかな流れは、以下の通りです。
①問い合わせる
まずはTVer公式サイトにアクセスし、広告配信のご相談・お見積りから問い合わせをします。
②業態審査
広告主についての審査です。過激又は悪質な事業内容・広告ではないかという点を厳密に審査されます。
③広告入稿
広告の入稿については、公式のガイドラインを参照し、入稿してください。
④広告素材審査
広告素材の使用に問題がないかという点を厳密に審査されます。
TVer広告配信の3つのポイント
TVer広告を配信する際は、以下の3つが重要なポイントとなります。以下の3つのポイントを抑えましょう。
画面の小さい端末に対応した広告制作をする
TVerはPCやコネクテッドTVからも観ることができますが、ユーザーの多くはスマートフォンから視聴しています。
テレビCMを既に行っている場合、そのまま流用することもできますが、スマートフォンはテレビ端末よりも画面が小さいため、テキストの大きさやボリュームをコンパクトにすることをお勧めします。
ターゲティングを狭くしすぎない
TVer広告は精密にターゲットを絞れます。しかし、ターゲットを絞り込みすぎると配信対象が狭くなり、十分な配信ボリュームに満たない可能性があります。期待していた効果を得られない結果になることを防ぐために、最初は広範囲に配信すること、そして、結果を見ながらより反応が良いユーザー層へターゲットを狭めるという方法が効果的です。
審査期間を考慮し、早めに入稿する
TVer広告は各局の審査が入ります。なので、他の媒体と比較すると広告の入稿から審査までに、12営業日程度要します。配信したい期間が決まっている場合は、早めに入稿作業に進むようにしましょう。
TVer広告の成功事例
最後に、弊社で配信したTVer広告の事例を紹介します。
- 予算:50,000円
- 配信期間:1ヶ月
- 配信エリア:徳島
- ユーザー属性:【性別】男女
【年齢】18歳~50歳
<結果>
- 視聴完了率:97%
- 視聴完了数:22,839回
- 指名検索の上昇率(予測値比較):123%
- 単価:3.2円
高い視聴完了率を持つTVer広告は、今後も伸びていく!
今回はTVer広告について解説しました。
TVer広告の特徴は以下5つです。
- 番組に合わせた広告枠構成になっているから違和感なく広告が受け入れられる
- 視聴率が高い
- 独自のターゲティングが可能
- テレビCMとの相乗効果が期待できる
- 普段あまりテレビを観ないユーザーに届けられる
TVerはテレビ系の動画配信サービスではトップで使われているアプリであり、非常に多くのユーザーに訴求できます。近年注目が集まっているサービスですので、是非配信を検討してみてはいかがでしょうか。
Bigmac株式会社では、成果の出る「TVer広告」を提供できます。
TVer広告をはじめ、Web広告の配信・運用についてお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
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