LINE@とは?開設方法とできること
2019年9月時点で、日本の人口の約64%以上である8,200万人が利用するLINEですが、みなさんはLINE@(ラインアット)というサービスを利用していますか?今回はできることと、アカウントの作り方について解説します。
目次
LINE@(ラインアット)とは?
LINE@はみなさんが日常的に利用しているLINEとは異なるサービスです。LINEは個人間の1対1のコミュニケーションを主な目的としていますが、一方で「LINE@」は、個人や店舗・企業が登録をしているユーザーに一斉配信することを目的としています。いわばメルマガのLINE版と言うと分かりやすいですね。
もちろんLINEと同系統のサービスのため、個人との1対1でのメッセージやりとりや、ブログのように投稿型の機能もあり、LINE上でのホームページのような役割を果たすこともできます。
LINE@は無料で始められることから多くの店舗で導入されており、割引クーポンなどをユーザーに送ることができます。飲食店が集客用のツールとして使うことも多く、新商品のニュースを受け取ったり、割引クーポンをダウンロードしたりした方も多いのではないでしょうか。お店のPR方法を探している人は、検索広告など有料広告を実施する前に、無料で始められるLINEを使ったPRを検討するのも良いですね。
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LINE@は“LINE公式アカウント”に名称変更
参考:LINE@:https://at.line.me/jp/
LINE@は2015年から個人ユーザー向けにも公開されました。また、2019年春にはLINE@やLINE公式アカウントといったLINEサービスが統合され、「LINE 公式アカウント」の名称に変更されました。サービス統合により2020年1月現在は、LINE@の新規アカウント開設はできないようになっています。LINE公式アカウントの新規アカウント開設は、公式ページから開設の手続きが可能です。
なお、LINEのサービス統合については、LINEからも公式のお知らせが発表されています。
【重要】LINE@サービス統合のお知らせ : LINE@公式ブログhttp://blog-at.line.me/archives/52626249.html
LINE@と公式アカウントはどう違うの?
サービス統合もあり名称で混乱してしまう方も多いかもしれませんが、厳密にはLINE@とLINE公式アカウントは別々のサービスでした。過去のLINE公式アカウントは「企業が使うLINEで正式に登録されたアカウント」という存在でした。この2つのサービスはどう異なっていたのでしょうか。
まずLINE@と過去の企業向けLINE公式アカウントは、その費用が大きく異なりました。LINE公式アカウントは初期費用だけでも800万円から、月額費用でも250万円からとプロモーション費用を持つ大企業の利用がメインでした。
LINE@で何ができる?
冒頭でも説明したとおり、LINE@は個人LINEに対してメルマガのように配信ができるサービスで、主に次の機能が利用可能です。
・一斉メッセージ配信
・1対1トーク
・アカウントページの運用
・タイムライン機能
ほかにもPRページやリサーチページといった、企業・来店型店舗の方はそのまま集客に活用できるサービスも利用可能です。
LINE@の料金プランは?
参考:LINE公式アカウント:ダウンロードマニュアル
過去のLINE@では原則利用無料で、メッセージの送信数によって従量課金となっていました。サービス統一後のLINE公式アカウントでも基本的な料金体系は引継がれていますが、プランによって微妙な違いもあります。
料金プランは3種類用意されており、それぞれ最大で送信できるメッセージ数や、従量課金の単価が異なります。現状の登録ユーザー数に合わせたプランを選択しましょう。
今からLINE@・LINE公式アカウントの運用をスタートする方は、フリープランで問題ありません。ユーザー数の拡大に合わせて費用が安くなるようにプランを選んでいきましょう。
LINE@を始めるには
出典:LINE公式アカウント:アカウント開設ページ
2020年1月現在、LINE@の新規開設はできません。後続のサービスであるLINE公式アカウントを始めるには、LINE公式アカウントの公式サイトから簡単にスタートできます。なお、利用開始にはLINEアカウントもしくはメールアドレスが必要なため、あらかじめ準備しておきましょう。PCからも開設・運用が可能です。PCに慣れている方はPCでの使い方も覚えておきましょう。
1.アカウント開設ページを開く。
2.「アカウント開設」をクリック
認証済みもしくは未認証アカウントで、作りたい方のボタンを選択します。サービス認知や販売促進が目的なら認証済みアカウント、特定の人だけの利用で良い場合は未認証アカウントを選択しましょう。
3.個人LINEアカウント or メールアドレスを登録。
4.管理画面にログイン後、アカウント名などの基本情報を入力。
アカウントの開設は簡単にできます。アカウントの開設が済んだ後は、プロフィール画像や登録時のあいさつ文、背景色などの基本設定を行いましょう。自動挨拶メッセージや特定のキーワードに反応して自動応答する設定なども、同じ管理画面から設定可能です。
運用方法や始め方が不安な方は、LINEが提供している資料をダウンロードしてみましょう。システム説明や運用のコツも掲載されているので、運用初心者の方には心強い味方になります。
LINE@の登録者を増やすためにできること
多くの人がLINE公式アカウントの運用で悩むのが「どのようにして登録者数を増やすか」です。アカウントを作成して待っているだけでは登録者は増えません。情報を届けたいユーザーを獲得するためのおすすめの方法をまとめました。
1.サイトやブログに「友だち追加ボタン」を設置して登録してもらう
出典:吉野家オフィシャルサイト
LINE@の管理メニューから、「友だち追加ボタン」要のタグコードを入手可能です。自社サイトやブログ・Webページに追加ボタンを設置することで、興味を持ったユーザーからLINE@の友だちに追加してもらえます。モバイルからのアクセスが多いウェブページの場合は、積極的に利用するのが良いでしょう。
コツとして、「実際にどんなメッセージが送られてくるのか」を簡単なキャプチャでもいいので掲載しておくと、ユーザーのLINE@追加までのハードルが低くなります。一方的な訴求にならないようにあくまでも「追加すると便利です」といった見せ方をするのが良いでしょう。
2.友だち追加用のQRコードを店内・社内の目立つ箇所に掲示
出典:LINE for Business
インターネット上の「友だち追加ボタン」のリアル版と言えるのが、友だち追加用QRコードの掲示です。実際のお客さんから見える場所にQRコードを準備しておくことで、来店型店舗のお客さんにもLINE@に登録してもらうことが可能です。認証済みアカウントの場合は、専用のポスターダウンロードや、店内ポップの発注も可能です。
友だち追加用のQRコードもLINE@の設定・プロフィール画面から表示することが可能です。お客さんがカメラやQRコードリーダーで読み込むと、LINEアプリが立ち上がり、簡単に友だち追加ができます。
実店舗でのプロモーションの事例として「人気商品の秘密はこちら」や「お客様に聞いた人気ランキング」といったポスターやポップにQRコードを追記したり、接客時に「LINE@の友だち限定で割引クーポンのプレゼントキャンペーンをやっています」と案内したりしている店舗もあります。
LINE@を効果的に運用する
LINEの特徴として、アプリ利用者のアクティブ率が高いという特徴があります。LINEは友だちとのコミュニケーションツールであり、1日に複数回起動されます。また、LINE@で送信されたメッセージが、スマホ上でプッシュ通知として表示されるので、ユーザーの目に留まりやすくもあります。
Cookieを使った広告に規制が入る可能性もあるなかで、お客様との1対1のコミュニケーションも可能なLINE@は強力な接客ツールとなります。LINEを活用しビジネスを加速させましょう。
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