テレビCMにはお金がかかる…というイメージがあり、なかなか踏み切れずに悩まれている人は多いのではないのでしょうか。実際どれくらいの費用がかかるのか、なかなか想像できないかと思います。
制作会社などで制作し、有名タレントを起用しているCMなどは大きな宣伝効果があり、クオリティが高ければ高いほど莫大な費用が発生します。
そこで今回は、テレビCMにかかる必要な費用や相場価格について、詳しく解説していきます。
また、急成長中のコネクテッドTVで広告を出稿する際の費用も紹介します。
この記事を読めば、テレビCMを安価に配信する方法が知れますよ。
2種類のテレビCM「タイムCM」と「スポットCM」
テレビCMには、「タイムCM」と「スポットCM」の2種類があります。
どちらかによって費用体系も変わってきます。
「タイムCM」とは
タイムCMとは、特定の番組枠に広告料を提供したスポンサーのCMを指します。
ゴールデンタイムやプライムタイムなどの視聴率が高い時間帯に放送されます。
そのため、視聴者が多く、認知度を高めるのに効果的です。
タイムCMは、視聴率が高い時間帯に放送されることから、費用が高めとなっています。
「スポットCM」とは
タイムCMとは、放送におけるコマーシャルメッセージの一種です。タイムCMの対義語で、単にスポットとも呼ばれています。
スポットCMは、放送局や番組に関係なく、放送時間帯や放送枠を自由に選択できます。そのため、タイムCMよりもターゲット層を絞りやすく、効果的なCMの配信が可能です。
また、スポットCMはタイムCMよりも料金が比較的安いため、中小企業でも比較的簡単に出稿ができます。
テレビCMに必要な費用の内訳
テレビCMを出稿するとなると、
主に放映費、企画費、動画制作費・出演料がかかります。
放映費
放映費とは、制作したCMをテレビで放映するためにかかる費用です。
タイムCMか、スポットCMなのか、また、番組の視聴率や放送局などによっても費用は異なります。
企画費
企画費はCMを企画、プランニングするための費用で、どんなCMをつくる際にも必ず発生するものです。
CMを企画・プランニングする人をCMプランナーと言い、CMプランナーが考えた企画に対して企画費用を支払いする仕組みとなっています。
動画制作費、出演料
動画制作費は、CMを制作する際に発生します。
機材の手配や撮影、編集などをするスタッフの稼働費や、動画の撮影や編集にかかる費用が含まれます。
出演料は、CMに出演するタレントや、ナレーターの指名料です。
出演者の知名度や人気によって大きく異なります。大物芸能人やタレントを起用する場合は、数万から数千万円、場合によっては数億円にもなります。
動画制作費と出演料によって、CM全体の制作費が高いか安いかが決まります。
予算に合った方法で制作することが重要です。
テレビCMの相場価格は?
テレビCMを1本制作するためにかかる費用相場は、約100〜5,000万円です。
企業によってテレビCMに求めるクオリティが異なるため、制作費の相場にこれだけもの大きな差が出てくるのです。
各クオリティ別のCM制作費について解説します。
クオリティの高いテレビCM制作費用
大手食品メーカーや自動車メーカーなど、クオリティの高いCMの費用相場は約3,000〜5,000万円。
このようなCMは、「人気の俳優を起用する」「撮影場所を用意する」など時間とコストをかけてCMを制作しています。
クオリティの高いテレビCMを制作することは、企業のブランディングや売上アップに効果的です。
一般的なテレビCM制作費用
タレントや俳優は起用せず、地方で撮影する場合などのCM制作費用相場は、約100〜500万円。
クオリティの高いCMの10分の1の費用相場となるので、CM制作費にそこまでの予算をかけない大手企業も多くあります。
アニメーションCM制作費用
アニメーションCMは人物を起用せずに制作するので、50〜300万円と安価に制作できます。
内容にもよりますが、制作費は100万円を切ることもあります。
アニメーションCMは、企業のブランディングや商品・サービスの認知度アップに効果的なツールです。費用を抑え、高品質なアニメーションCMを制作することで、より大きな効果を得られます。
コネクテッドTVの広告制作費用
コネクテッドTVとはインターネットに接続しているTVのことです。
一般的なテレビCMより安価に出稿できるコネクテッドTVの広告制作費用は、100〜300万円。これは、コネクテッドTVの広告は、テレビCMに比べて尺が短く、放送時間も限定されているためです。
また、テレビCMに比べてターゲット層を絞って配信できるため、費用対効果が高い広告媒体です。コネクテッドTVの広告制作費用を抑えることで、より多くの方に広告を視聴してもらい、効果的なマーケティングができます。
費用を抑えてテレビCMを制作するには?
インターネット広告と比べると、テレビCMはより多くの費用がかかります。
ですが、下記のポイントを知ることで、低コストで制作できます。
・テレビCMの方向性などを自社で決める
・実写以外で制作する
・静止画を動画化していく
・地方ローカル局に向けて配信する
では、詳しく見ていきましょう。
テレビCMの方向性などを自社で決める
テレビCMの制作の企画、方向性を決めるのはCMプランナーの仕事ですが、必ずしもCMプランナーが必要なわけではありません。
テレビCMの方向性や企画を自社で決めて、撮影に移ることで、費用を抑えることが可能です。ただし、プロからのアドバイスを受けられないので、クオリティに関しては自社でしっかりと確認することが求められます。
実写以外で制作する
テレビCMは、俳優やタレントを起用した実写のイメージが大きいですよね。
俳優などを起用すると出演料や撮影費などの費用が多く発生します。
近年は、アニメーションやCGの技術も進歩しているので、実写以外でもクオリティの高いテレビCMを制作できます。
キャスティングにかかる費用をおさえたい場合は、実写以外での制作がおすすめです。
静止画を動画化していく
静止画でテレビCMを制作することによって、制作費をより抑えられます。
静止画は動画ほどの編集作業が必要なく、簡単に撮影できるので約30〜50万円で制作できます。
テレビCMで宣伝する商品が静止画で問題ない場合は、費用を抑えるために静止画で制作すると良いでしょう。
地方ローカル局に向けて配信する
関東のキー局でテレビCMを出稿する際は、多くの視聴者数を獲得できるので、高い効果が期待できます。ですが、放映料は多額で、15秒のテレビCM1本あたりの相場は30〜100万円です。
地方ローカル局でテレビCMを出稿した場合であれば、15秒のテレビCM1本あたり、1万円台から出稿できます。
ですが、地方ローカル局の場合、関東のキー局ほどの視聴者数を獲得できる効果は期待できません。また、地方ローカル局でテレビCMを放送することで、達成すべき目標が果たせるのかどうかも重要なチェックポイントです。
コネクテッドTVなら安価で出稿できる
コネクテッドTV広告は、コネクテッドTVで視聴される広告のことで、従来のテレビ広告よりもターゲティング精度が高く、効果的な広告配信ができます。
テレビCMと比較して安価で出稿できる
コネクテッドTVであれば、従来のテレビCMよりも安価に配信できます。その理由は、コネクテッドTV広告はインターネットを通じて配信されるため、従来のテレビ広告のように放送局に放映料とCM制作料を支払う必要がないからです。
さらにターゲットを絞って配信が可能
コネクテッドTVなら、年齢や性別、時間帯やエリアなどのライフスタイルから細かくターゲティングして広告を配信できます。
各ユーザーのデータに基づいた最適な広告配信を行えるので、テレビCMよりも接触後のエンゲージメントが高くなります。
まとめ
今回はテレビCMの制作費用とコネクテッドTVで広告を出稿した場合の費用について解説しました。
想像以上に費用がかかるという印象を持たれた方も多いのではないでしょうか。
費用の内訳も詳しく知っていただけたと思います。
コネクテッドTV広告の場合、テレビCMよりも安価に出稿できることが分かりました。
コネクテッドTVの広告市場規模は大きく伸びているので、今後も広告の効果により期待ができます。
弊社Bigmac株式会社は、マーケティングに強みを持つ会社です。専門的スキルを持ったマーケターが細かなターゲティング設定を行い、一般的なテレビCMを出稿するよりも低コストで、宣伝効果のあるコネクテッドTV広告を提供します。
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