Airペイ対応レシートプリンターの選び方とおすすめモデル3選

Airペイ対応レシートプリンターの選び方とおすすめモデル

「Airペイは導入したけれど、レシートプリンターって必要なの?」そんな疑問を抱いたことはありませんか?
キャッシュレス決済が当たり前になった今でも、紙のレシートを求めるお客様もいます。

とはいえ、「種類が多すぎて何を選べばいいのか分からない」「価格もバラバラで悩む」など、不安や迷いを感じている方も多いはず。

本記事では、Airペイ対応レシートプリンターの必要性から種類の違い、接続方法、補助金の活用法、さらに2025年最新のおすすめモデル3選まで、導入前に知っておきたい情報をわかりやすく解説します。

目次

Airペイ導入にレシートプリンターは必要?

結論から申しますと、Airペイを導入する際、レシートプリンターは必須ではありません。しかし、顧客に紙のレシートを提供したい場合や、飲食・小売業などでの会計処理効率を考えると、レシートプリンターの導入は強くおすすめします。

Airペイ対応レシートプリンターの種類と特徴

Airペイに対応しているレシートプリンターには以下のような種類があります。

据え置き型レシートプリンター

据え置き型レシートプリンターは、店舗のカウンターやレジ台に固定設置して使用するタイプのプリンターです。高い印字速度と耐久性が特徴で、業務用として安定した稼働が求められる飲食店や小売店に最適です。

このタイプはサイズがやや大きめですが、その分操作性や信頼性に優れており、レシートの印字が頻繁に行われる現場でもストレスなく利用できます。また、80mm幅のレシートに対応しているモデルであれば、ロゴやQRコードを大きく印字することも可能で、販促やブランディングにも活用できます。

モバイル型レシートプリンター

モバイル型レシートプリンターは、コンパクトで軽量なボディにバッテリーを内蔵しており、持ち運びが簡単なタイプです。主にキッチンカーや移動販売、フリーマーケット、イベント出店など、電源が取れない場所や移動を伴う営業スタイルの店舗に重宝されます。

機種によってはベルトクリップ付きで身につけて使えるものもあり、ハンズフリーでの運用ができる点も大きな利点です。また、1回の充電で長時間使用できるため、1日中屋外での販売を行う場合でも安心です。

キャッシュドロア一体型レシートプリンター

キャッシュドロア一体型レシートプリンターは、その名のとおりレシートプリンターと現金収納用のキャッシュドロアが一体となったモデルです。レジ周りのスペースが限られている美容室やカフェ、小規模の物販店などで人気があります。

プリンターとドロアが一体化しているため、別々に機器を設置する必要がなく、配線もシンプルに収まります。見た目もスタイリッシュでインテリア性が高く、店舗のイメージを損なわないデザイン性も魅力のひとつです。

店舗の開業時やPOSレジ導入時にオールインワンで揃えることができるため、導入コストや手間を抑えることもできます。

Airペイ対応レシートプリンターの接続方法

Airペイ対応のレシートプリンターをiPadやiPhoneに接続する方法は、主にBluetoothを利用したペアリングと、Airペイアプリ内での設定の2段階で行います。

  1. プリンターの電源を入れる
  2. iPadまたはiPhoneのBluetoothをオンにする
  3. Airペイアプリ内からプリンターを選択して接続完了

1. レシートプリンターの準備

まず、プリンターの電源をオンにします。

プリンターのモデルによっては、特定のボタンを長押しすることでBluetoothのペアリングモードに入ります。

たとえば、セイコーインスツルのMP-B20では、電源ボタンを5秒以上押し続けるとペアリングモードになります。

2. iPadまたはiPhoneとのBluetooth接続

iPadまたはiPhoneの「設定」から「Bluetooth」を開き、Bluetoothをオンにします。

「その他のデバイス」欄に表示されたプリンター名をタップします。

「接続済み」と表示されれば、ペアリングは完了です。

なお、初回接続時にPINコードの入力を求められた場合は、スター精密は「1234」、

セイコーは「0000」となっています。

3. Airペイアプリでのプリンター設定

Airレジのアプリをダウンロードします。(ダウンロード方法は、公式サイトで確認できます。)

Airペイアプリを起動し、ホーム画面から「設定」をタップします。

「ご利用控え設定」内の「プリンター」をタップし、接続済みのプリンター名を選択します。

プリンターにセットされているレシート用紙の幅(58mmまたは80mm)を選択します。

選択したプリンターが「ご利用控え設定」に表示されていれば、設定は完了です。

Wi-Fi接続やUSB接続が必要な場合は、事前にネットワーク環境や機器構成を確認しておきましょう。

Airペイ対応レシートプリンター価格一覧(2025年5月時点)

タイプ製品名画像接続方式対応紙幅価格(税込)※1特徴
据え置き型セイコーインスツルRP-F10-W27J1-5  /RP-F10-K27J1-5Airペイ対応プリンター セイコーインスツル RP-F10USB / Bluetooth58mm / 80mm43,200円コンパクト設計、USB Type-C対応
セイコーインスツルRP-D10-W27J2-B /RP-D10-K27J2-BAirペイ対応プリンター セイコーインスツル RP-D10Bluetooth58mm / 80mmRP-D10-W27J2-B:34,500円
RP-D10-K27J2-B:29,000円
コンパクト設計
スター精密mC-Print3 MCP31LBAirペイ対応プリンター スター精密 mC-Print3USB / LAN / Bluetooth58mm / 80mm47,300円防虫、防塵、防滴仕様
スター精密mC-Print2 MCP21LBAirペイ対応プリンター スター精密 mC-Print2USB / LAN / Bluetooth58mm42,400円スタイリッシュ設計
エプソン(TM-T20IIシリーズ)TM202BI 136 /TM202BI 036Airペイ対応プリンター エプソン TM202BI(TM-T20IIシリーズ)Bluetooth58mm / 80mmコンパクト設計
モバイル型セイコーインスツル MP-B20-B02JK1-74Airペイ対応プリンター セイコーインスツル MP-B20-B02JK1-74USB / Bluetooth58mm(2インチ)19,300円超軽量180g、バッテリー駆動12時間以上
スター精密SM-S2 10i-DB40 JP / SM-S2 10i2-DB40 JPAirペイ対応プリンター スター精密 SM-S210iUSB / Bluetooth58mm(2インチ)32,800円軽量210g、バッテリー駆動14時間以上
一体型スター精密mPOPシリーズAirペイ対応プリンター スター精密mPOPシリーズUSB / Bluetooth58mm57,800円プリンターとドロア一体型
※1.2025/5/9にAmazonで調査した金額を記載しています

Airペイ対応レシートプリンターに安い機種はある?

  • 最も安価なのはモバイル型のMP-B20が19,300円と最安
  • 据え置き型のなかでは、RP-D10-K27J2-Bの29,000円が最も手ごろ
  • 一体型はほかに選択肢がなく、mPOPシリーズ57,800円が最安ですが価格帯は高め

価格を重視するなら、まず「MP-B20」が有力な候補。Bluetooth接続ができるので、Airペイにも対応しています。

用途に応じて、コストと機能のバランスを検討されるとよいでしょう。

Airペイ対応レシートプリンターは中古での購入はおすすめ?

Airペイ対応のレシートプリンターを中古で購入する際には、以下の点に注意が必要です。

サポート終了製品の確認

一部のスター精密社製レシートプリンターは、2023年11月30日をもってサポートが終了しています。

TSP650IIシリーズやSM-S210iシリーズ(ファームウェアバージョン2.8以前)がサポート終了対象となります。

これらの製品は、AirペイやAirレジでのサポート対象外となるため、購入を避けることが推奨されます。

不具合のリスク

中古品は以下のような不具合が発生する可能性があります。

  • 印字のかすれや文字化け:プリントヘッドの劣化や汚れが原因
  • 接続不良:BluetoothやUSB接続の不安定さ
  • 紙詰まりや給紙エラー:ローラーの摩耗やセンサーの不具合が原因

これらの問題は、業務中のトラブルや顧客対応の遅延につながる恐れがあります。

寿命と耐用年数

レシートプリンターの一般的な寿命は、約5年または数百万〜数千万回の印刷とされています。

中古品の場合、使用履歴が不明確なことが多く、購入後すぐに故障するリスクも考慮する必要があります。

Airペイ対応レシートプリンター購入時に利用できる補助金・助成金

2025年5月現在、Airペイ対応のレシートプリンターを購入する際に利用できる補助金・助成金が3つあります。どれも事業計画の内容次第では、審査に通過できます。

ものづくり補助金

ものづくり補助金を活用してAirペイ対応のレシートプリンターを導入することが可能です。しかし、補助対象となるかどうかは、機器の汎用性や導入目的、事業計画の内容によって異なります。申請を検討される場合は、事前に専門家に相談し、適切な準備を行うことが重要です。

ものづくり補助金についてはこちら⇨

業務改善助成金

業務改善助成金は、中小企業や小規模事業者が事業場内最低賃金を30円以上引き上げ、生産性向上のための設備投資を行った場合に、その費用の一部を助成する制度です。

実際に、業務改善助成金を活用してレシートプリンターを導入し、業務効率を向上させた事例があります。

厚生労働省|業務改善助成金 助成事例
出典:厚生労働省|業務改善助成金 助成事例

木製品販売業において、商品管理機能付きレジ用レシートプリンターを導入。従来はレシート印刷に30秒から1分30秒を要していたが、専用プリンターの導入により、1回のレシート印刷が1秒程度に短縮され、業務効率が大幅に向上した。

このように、レシートプリンターの導入が業務効率の改善につながる場合、助成対象となる可能性があります。

業務改善助成金についてはこちら⇨

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者が販路開拓や業務効率化を図る際、その経費の一部を補助する制度です。

レシートプリンターの導入が、業務効率化や販路開拓に資するものであれば、補助対象となる可能性があります。ただし、iPadやiPhoneなどの汎用性が高い機器は、目的外使用の可能性があるため、補助対象外です!

小規模事業者持続化補助金についてはこちら⇨

今回の補助金・助成金は、レシートプリンターだけでなく、バーコードリーダーやレジスターといったレジ周りの道具全般に活用できます。

Airペイ対応のバーコードリーダーやQRコードリーダー、Airレジなどの詳細については、以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

Airペイ対応レシートプリンターおすすめモデル3選【2025年版】

据え置き型で迷ったらこれ

Airペイ対応レシートプリンター セイコーインスツル RP-D10-K27J2-B
製品名セイコーインスツル RP-D10-K27J2-B
価格29,000円(税込)
接続Bluetooth
用紙幅58mm / 80mm対応
特徴据え置き型のなかで最安級コンパクトで設置しやすい日本メーカー製で信頼性◎

飲食店・小売店などのカウンター業務に最適です。

コスパ最強のモバイル型

Airペイ対応レシートプリンター セイコーインスツル MP-B20-B02JK1-74
製品名セイコーインスツル MP-B20-B02JK1-74
価格19,300円(税込)
バッテリー駆動12時間以上
接続Bluetooth / USB
用紙幅58mm(2インチ)
特徴非常に軽量(180g)で持ち運びに便利AirペイとのBluetooth接続もスムーズ

キッチンカー・イベント・移動販売向けにおすすめです。

デザイン重視&レジ周りをすっきり

Airペイ対応レシートプリンター スター精密 mPOP
製品名スター精密 mPOP
価格57,800円(税込)
接続Bluetooth / USB
用紙幅58mm
特徴プリンター+キャッシュドロアの一体型見た目が非常にスマートケーブル・周辺機器の設置がシンプル

美容室・カフェ・小規模物販店舗向けのレシートプリンターです。

まとめ

本記事では、Airペイ対応レシートプリンターの必要性、種類、接続方法から、2025年最新のおすすめモデル3選、中古購入の注意点、補助金情報までを解説しました。

この記事でおすすめしたモデルは次の3つ。

  • セイコーインスツル RP-D10-K27J2-B
  • セイコーインスツル MP-B20-B02JK1-74
  • スター精密 mPOP

Airペイ導入の効果を最大限に引き出すために、本記事を参考にレシートプリンターの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

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