Facebook等のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は多くの人が日常的に利用する一方で、SNSを利用することに疲れを感じることもあります。今回は、SNSへの依存や疲れから離れる方法をご紹介します。
SNSを使うことによる疲れとは
SNSはWebサイトやブログとは違い現実の延長という部分があります。多くの人とネットで繋がりを持つことができますが、それ故に他人の反応がどうしても気になる部分があります。
Twitterであれば他人からのリツイート数やいいね数が気になる場合、女性に人気のInstagramでは、「インスタ映え」のような撮れ高を求める場合、Facebookでは実名であるため内容に気を使いすぎたり知人に細かく反応を返すなど、ゆるい繋がりから外れて義務感のようなものを持ってしまうと途端にSNS疲れを起こす可能性があります。スマホによっていつでも気軽にチェックすることができるようになったこともSNS疲れや依存感を強める原因かもしれません。
SNSを使わない人々の増加
「フェイスブック離れ」「インスタ離れ」というワードを見かけるようにFacebookやInstagramなどのSNSから距離を置こうとする動きがあります。「インスタ離れ」の原因として映える写真を撮り続けることに疲れる「インスタ疲れ」がありますが、これも「映える写真」を意識しすぎた結果、SNSに対して疲れてしまうケースの1つです。
「フェイスブック離れ」の理由にも「インスタ疲れ」のように私生活の充実さを演出するかのような写真の投稿や、他人の投稿に対してネガティブな感情を持ってしまうという部分があり、結果としてフェイスブック疲れになることがあるようです。
また、中にはSNSを無意味に眺めることで時間を無駄にしていると感じるケースもあり、様々な要因によってSNSに疲れたユーザーは、サービスを退会したり、退会はしないがアカウントは残したりと様々ですが、利用しているSNSから距離を取っているようです。
SNSの利用方法の変化
SNSの利用方法についても年代によって変化が起きています。
FacebookとInstagramでは、「フェイスブック離れ」「インスタ離れ」と言われているように利用をやめてしまう人々がいますが、Facebookでは特に10代で「フェイスブック離れ」が多くなっています。InstagramではメインのSNSとして使われることが少なくなってきており、TwitterやLINEをメインのSNSとして利用しているようです。また、SNSを検索ツールとして扱うこともあるため、SEO対策されたgoogle検索結果よりもリアルさを求めているようです。
SNSから距離を置く方法
SNSから距離を置いて疲れないようにする方法をご紹介します。
SNSを見ないようにする
シンプルに疲れる原因となるSNSの閲覧を避けます。
SNSを見ている、使っていることによる細かいコミュニケーションを避け、流れてくる情報や写真によるネガティブな感情を持たないようにします。
どうしても連絡を取る必要がある場合などを除き、アプリを開いたりすることは避けましょう。
利用時間を決める
いきなりSNSを断つことが難しい場合は、SNSを利用する時間を決めて徐々にSNSから距離を置く方法がおすすめです。
ダラダラ見続けてしまうような長時間の利用を制限して、段階的にSNS離れをしていきます。
投稿専用アプリを使う
仕事などで投稿が必要になるような場合には、公式アプリのような他人の投稿が表示されているアプリではなく、「FasPos」のような投稿専用のアプリを利用するのも手です。タイムラインを眺めることもなく、投稿だけができるのでついタイムラインを見続けてしまうことを避けることができます。
SNSから離れることのメリット
SNSから離れるとなると、知人との交流が減るというようなデメリットばかりのように思われますが、メリットも存在します。
時間が増える
ダラダラと無意味にSNSを眺めている使い方をしていた方は、SNSを断つことで眺めていた時間分のゆとりができているのではないかと思います。
1日あたりのSNS利用時間が長い人ほど多くのゆとりが得られるので、趣味などの自分の時間を充実させることに当てることができます。
無用なストレスを溜め込まない
SNSを利用していると、他人の投稿によってストレスを溜めたり、ネガティブな気分になってしまったりすることがあります。攻撃的な内容、批判的な内容、不幸な内容、多くの人との重要ではない細かなやりとりなど理由は様々ですが、これらはSNSから離れることである程度排除することができます。
ネガティブな投稿を見ないことでメンタルヘルスを向上させることができます。
SNSとの付き合い方を見直そう
SNSは人との繋がりを得られる反面、使い方を誤ると気疲れを起こしてしまい日々の生産性も下がってしまいます。また、SNSから離れることで最新情報を得られないのでは?という心配もあるかもしれませんが、実際にSNS離れを実践した人々からは、ニュースサイトの記事で最新情報は十分得られるという声も見られます。
SNSに対して疲れを感じている方は、SNSとの関係性を今一度見直すとよいでしょう。