ドメイン移管とは?作業の流れと手順を徹底解説!

ドメイン移管とは?作業の流れと手順を徹底解説!

Webサイトの制作や運営を行なっていて「ドメイン移管」という言葉を聞いたことはないでしょうか?ドメイン移管とは何を指すのか、どのような流れで移管するのかなどを説明します。

>>Webサイト制作のご相談はこちら

目次

ドメインとは

ドメインとは

ドメインやサーバーという言葉をWebサイトの運営や制作をしているとよく耳にしますが、一体何を指しているのでしょうか?下記記事にて説明していますので参考にしてください。

ドメインとサーバーって?初心者にもわかる仕組みの基本

記事内でも説明されている通り、Webサイトを公開するにあたり、ドメインとサーバーは必要不可欠なものです。簡単な説明ではありますが、当サイトの場合、tree-file.comがドメイン、ブログ記事などのデータがある場所がサーバーとなります。

ドメイン移管とは

ドメイン移管とは

ドメイン移管とは、ドメインは現状のままでドメインの管理を委託する事業者(レジストラ)を変更することを指します。移管が発生する事例としては、下記のようなことがあげられます。

・制作会社でドメインを管理してもらっていたが、リニューアルにあたり制作会社を変更することになった

・ドメイン維持費用の見直し(サーバーとセットにする、など)

・サーバーを変更するにあたりドメインも別サービスで取得する必要が出た

ドメイン移管はあくまでもドメイン自体は変更せずに、ドメイン管理会社を変更するというものになるため、表面上のサイトURLが変わったり、表示が変わることはありません。

ドメイン移管の流れ

ドメイン移管の流れ

ドメイン移管をする流れは一般的に上記のような手順となります。

移管申請の前に確認しよう

まずは移管対象となるドメインが移管できるのかを確認する必要があります。JPドメインの場合は、登録してから60日未満の日数のものや移管のロックがかかっているドメインは移管ができません。

最初にWhoisでドメインの現状を確認しましょう。Whoisでは登録日が60日以上前のものになっているかとステータスが移管禁止になっていないかを確認します。JPドメインでは移管申請にAuth Codeという名前の認証コードが必要となるため、現在の事業者に入手依頼をするようにしましょう。また、Whoisでコンタクト情報にのっているメールアドレスが現在使われているものかどうかも確認するようにしましょう。

コンタクト情報に掲載されているメールアドレス宛に移管申請のメールや承認依頼が届くようになるため、メールアドレスが使えないものだと移管を進めることができません。

ドメイン移管申請

ドメインが移管できる状態になったら、移管先の事業者に移管申請を行います。移管申請は事業者のホームページからできます。移管申請をすると、新事業者から移管の承認依頼メールが現事業者で登録されているアドレスに届くので、手続きを進めていきます。現事業者の契約者は申請を承認する必要があるので、メールの確認と承認依頼を事前にしておきましょう。

ドメイン移管にかかる日数

ドメイン移管は申請してから完了するまでに数日から数週間かかります。かかる期間については、ドメインの契約状況や事業者によって異なりますが、スムーズに承認作業などが進めば2日〜1週間程度で完了できます。スムーズに進めるためには、現事業社で登録されているメールアドレスの持ち主がすぐに承認作業をしてくれることが必要となってくるため、移管の事前連絡を行わずに進めると移管が失敗する可能性があります。移管が失敗した場合、承認期間として設けられている数日間を待って「失敗」とされるため、再度申請から完了するまでに時間がかかってしまいます。

スムーズに移管作業を進めるためにも事前調査や連絡を怠らないよう注意しましょう。

ドメイン移管と同時にサーバーも移行する

ドメイン移管と同時にサーバーも移行する

レンタルサーバーでも、ドメインとセットの契約にするとお得になることもあるため、ドメイン移管と同時にサーバーも移行するケースが多くあります。ドメイン移管のみの場合はサイト表示やメール送受信に影響はありませんが、サーバーは影響が出てくるため、慎重に手順を踏まないといけません。

ドメイン移管とサーバー移行を同時に進める場合の注意点

ドメイン移管とサーバー移行を同時に進める場合は、DNSサーバーの登録の不整合が起こる可能性が高いため、同時に作業を進めずに手順をしっかり踏むようにしましょう。

DNSサーバーの登録の不整合とは?

少々複雑になるかもしれませんが、それぞれドメインにはDNSサーバーの登録が必要となります。現在(移行前)のドメインにはもちろん移行前のサーバーが登録されており、現状のままドメイン移管とサーバー移行を同時に行おうとすると、移管先ドメインには新サーバーがDNSサーバーとして登録されてしまいます。

サーバーの移行とドメイン移管の期間は、個人で左右できるものではないので、移行のタイミングが合わず新サーバーに移行が進んでいないままドメイン移管が進んでしまいサイトが表示できない、メールが送受信できない、などの事態が発生する可能性があります。

不具合をおこなさいために

上記のようなDNSサーバーの登録の食い違いは、ドメイン移管をする際に起こりがちなトラブルです。回避する方法としては以下のような手順を踏みましょう。

1.新サーバーの契約

2.ドメインの登録、データのアップロード(WordPressの場合はデータベースも移行が必要)、メールアドレスの設定

3.メールの送受信が関わる場合には、新サーバーでのメールソフト設定をお客様に済ませてもらう

※メールソフト設定においては、サーバー移行が完了し正常になるまで過去サーバーを読んだり新サーバーを読んだりと不安定になるため、過去のものは消さずに新サーバーと両方登録しておくよう注意してください

4.サーバーの設定が全て完了したらドメインに新DNSサーバーを登録する

3番までの期間はドメイン移管を同時に進めても問題ありませんが、DNSサーバーを古いもののままで進めましょう。ドメイン移管とサーバー移行の両方を行う場合は、ドメイン移管に1週間程度、サーバーが完全に新しいものに切り替わるまでに多く見て2週間程度が必要となるため、ドメイン・サーバーの解約時期から遡って1ヶ月は余裕を見ておいたほうが無難です。

ドメイン移管は慎重に進めよう!

特にサーバー移行と同時にドメイン移管を行う場合は、サイトの表示に不具合が出たりメール送受信に問題が出たりと、集客や業務にも弊害があるため慎重に進めるようにしましょう。

>>Webサイト制作のご相談はこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

B!netは、インターネット回線や金融情報を専門に発信するメディアサイトです。運営するBigmac株式会社は、デジタルマーケティングの企業として、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけています。
グループ会社のThink株式会社は、6年以上「わたしのネット」でネット回線情報を発信しており、その経験を活かして、B!netでも専門的な情報をお届けします。
最新のデータと独自の視点で、読者に役立つ情報を発信します。

目次