インフィード広告とネイティブ広告は違う?効果的な運用ポイントも解説

インフィード広告とネイティブ広告は違う?効果的な運用ポイントも解説

インフィード広告とは、記事やSNSのページ内のコンテンツと同じようなフォーマットで掲載されるWeb広告のことです。コンテンツと違和感なく掲載されているため、広告だという意識なく、自然にユーザーの目に留まりやすく、視認性が高い特徴があります。

本記事では、インフィード広告のメリットと注意点、インフィード広告と関連するネイティブ広告の種類について解説します。

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目次

インフィード広告とは

インフィード広告とは

インフィード広告とは、ページ内のコンテンツとコンテンツの間に表示させるWeb広告です。

インフィード広告のメリットと注意点

ユーザへのアピール回数が増えることで視認性が増加するので、通常のバナー広告に比べて、クリック数・クリック率が2倍以上増えたということをYahoo!のプロモーション広告も報告しています。

クリック課金制

また、インフィード広告はクリック課金制ですので、どれだけユーザーに広告が表示されても、クリックされない限り広告費が発生しないので、無駄な広告費が発生しません。

検索連動型広告と同様に、広告費はクリックで発生し、入札制で決定されているので、ニッチなターゲットに向けたターゲティングの設定で、1クリック10円のような価格で広告を出稿することも可能となります。

新規ユーザーの獲得

そして、インフィード広告では、新規ユーザーの獲得が期待できます。インフィード広告は、記事の記事の間に広告を挟んで表示されるので広告を記事に溶け込ますことにより、広告がユーザーの見え方が従来の広告の見え方と異なるので、今まで獲得することが出来なかった新たなユーザーの獲得をすることができます。

広告だと気付きにくく、不快感を与えてしまう

インフィード広告はその特徴から、「記事コンテンツかと思ったら広告だったのか」とユーザーが騙されたような気分になってしまうことも多いのではないでしょうか。

広告の印象調査では、ネイティブ広告をクリックしたことがあるユーザー448人のうち77.3%の人が「騙された気分になる」と答え、ネイティブ広告に対しネガティブなイメージを持っているという結果がでています。

ネイティブ広告に感じることの調査

出典:ネイティブ広告で騙された気分に? ジャストシステムがスマホ広告印象調査

ネイティブ広告(ネイティブアド)との違い

インフィード広告は、ネイティブ広告の一種になります。ネイティブ広告とは、企業の広告コンテンツをメディアの記事と同様のデザインやスペースに掲載したものです。

ネイティブ広告(ネイティブアド)の種類8つ

ネイティブ広告には次の8種類があります。

これらのネイティブ広告の形式は、ユーザーが広告として認識しにくい形で提供されるため、従来のバナー広告などよりも高いエンゲージメントを得られることが多いです。広告を掲載するプラットフォームや目的に応じて、最適な形式を選ぶことが重要です。

1. インフィード広告

SNSのフィードやニュースメディアの記事一覧の中に自然に組み込まれた広告です。

たとえば、FacebookやTwitterのフィード内に表示される広告、Yahoo!ニュースやブログ記事リストに挿入された広告があります。

2. 検索連動型広告

検索エンジンの検索結果ページに、自然な検索結果と同じようなフォーマットで表示される広告です。

たとえば、Googleの検索結果に表示される「広告」ラベルが付いたものがこのタイプにあたります。

3. おすすめコンテンツ広告

Webサイトのコンテンツの下やサイドバーに「おすすめの記事」「あなたへのおすすめ」として表示される広告です。

たとえば、 BuzzFeedやTaboolaなどのプラットフォームを通じて提供される記事や動画のリンクです。

4. プロモートリスト広告

ECサイトやマーケットプレイスで、商品リストの中に自然に組み込まれる形で表示される広告です。

たとえば、Amazonや楽天の検索結果ページに表示される「スポンサー」商品リストがあります。

5. ネイティブディスプレイ広告

Webページのコンテンツに溶け込む形で表示されるバナー広告や画像広告です。従来のディスプレイ広告と異なり、デザインやフォーマットがサイトのコンテンツにマッチしています。

たとえば、ニュース記事の中に挿入された広告バナーや、ブログ記事の途中に表示される画像広告があります。

6. スポンサー記事/コンテンツ

広告主が提供するコンテンツが、メディアサイトの通常の記事やコンテンツとして表示されます。記事形式のため、ユーザーに価値を提供しながら、商品やサービスを紹介することができます。

たとえば、大手メディアサイトに掲載される「スポンサーコンテンツ」や「PR」ラベルが付いた記事です。

7. インフィードビデオ広告

ソーシャルメディアやビデオプラットフォームで、フィード内やコンテンツの一部として表示されるビデオ広告です。

たとえば、YouTubeやInstagramのフィード内に表示されるプロモートビデオがあります。

8. インアド広告

ディスプレイ広告枠の中に、通常の広告とは異なる形でコンテンツと調和する広告を表示する形式です。通常のバナー広告とは異なり、サイトのコンテンツに馴染むように作られています。

たとえば、ディスプレイ広告枠内に表示されるネイティブコンテンツの一部としての広告です。

インフィード広告の運用ポイント4つ

インフィード広告を運用する際のポイントは次の4つです。

掲載が保証されているのは先頭から38文字まで

インフィード広告では、テキストが省略される場合があり、入稿可能な90文字全てが表示されるわけではなく、広告の出稿場所によっては、38文字で切れてしまう場合があります。そのことから、38文字までの前半部分に訴求内容・強みを盛り込み、残りの部分は読まれないことも想定して作成する必要があります。

レスポンシブに注意

インフィード広告の画像サイズは、300×300ピクセルと1200×628ピクセルの2種類があります。配信の際には効果の高いクリエイティブが自動的に最適化されます。配信のチャンスロスのないように両方のサイズを必ず入稿しておくことが重要になります。

また、掲載のされ方によっては画像がトリミングされることもありますので、投稿前に画像のプレビューをチェックすることも大切です。

インフィード広告に求められるクリエイティブは自然に

インフィード広告は、広告を「広告っぽくないもの」のように見せることでユーザーの心理的な壁を取り除くということが特色です。そういった意味では、使用する写真には文字などは極力使用せず、他の記事見出しとトーンを合わせるのが重要です。

ユーザー心理を裏切らないこと

インフィード広告はニュース記事やSNSのフィードに入れるため、情報を得たいという欲求や期待が高くなっていることが多いです。こうした情報への希求が強いユーザーがクリックし、遷移先のLPが情報を得られにくい内容であった場合、その商品やブランドに対してまでマイナスの印象を持ってしまうということが消費者心理としてあります。

せっかくサービス・商品に関連するトピックスには興味を持っていたと思われる見込みユーザーを、このようなかたちで離脱させてしまうのは最悪の結果と言えます。媒体と広告の親和性はもちろん、広告とLPの連続性がインフィード広告の最重要ポイントと考えられます。

まとめ

インフィード広告は入札単価が高まっており、ターゲティングによってはトップパネルより高いCPCとなります。「インフィード広告に適している商材か」ということも考え、テキスト広告、画像広告、さらにはそれらに次ぐ第3の掲載フォーマット「テンプレート」なども併用し、今後ユーザーへの様々なアプローチが必要となってくることでしょう。

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