格安SIMを検討しているけど、沢山のブランドがあってどれを選べばいいかわからない!という方のために、オススメをランキング形式でまとめました。
本記事では、料金の安さ・速度の速さという2つの観点からランキングを発表します。
結論としては、安さ・速さにおけるランキングは以下のとおりです。
◆月額料金の安い格安SIMランキング(音声+データプランの場合)
- ロケットモバイル
- DMM mobile
- DTI SIM
◆月額料金の安い格安SIMランキング(データプランの場合)
- ロケットモバイル
- DMM mobile
- DTI SIM
◆速度が速い格安SIMランキング
- UQ mobile
- Y!mobile
- DTI SIM
さらに、格安SIMを選ぶポイントや、格安SIMの乗り換え前に必要な手続きについてもご紹介しますので、格安SIM選びにぜひ役立ててくださいね。
格安SIMランキングにノミネートする11社はこれだ!
まずは、本記事でランキングにノミネートする格安SIM会社を紹介します。
以下格安SIM会社は、知名度が高い会社・料金や速度に特色があることを基準にピックアップしました。
特徴 | |
---|---|
UQ Mobile | auのサブブランド。速度の速さには定評がある |
Y!mobile | ソフトバンクのサブブランド。店舗数が多い安心感がある |
LINEモバイル | LINEやSNSの通信がデータ消費のカウント外 |
DMMモバイル | 月額料金が安め。SNSの通信がデータ消費のカウント外になるオプションも |
楽天モバイル | 楽天スーパーポイントでよりお得に利用できる |
ロケットモバイル | 月額料金が最安 |
IIJ mio | 家族でデータをシェアするプランがリーズナブルに利用できる |
DTI SIM | 月額料金の安さ・速度の速さの両方が魅力 |
mineo | 3回線(ドコモ・au・ソフトバンク)のいずれの回線も選べる |
OCN モバイル ONE | 日単位の請求ができる料金プランがある |
BIGLOBEモバイル | エンタメフリープラン(YouTubeなどの動画や音楽等が見放題)がある |
なんだか聞いたことがある名前だ!と思う会社名が並んでいますが、実際にどの格安SIMを選べばいいのかがわからないという方も多いのではないでしょうか。
次からは、上記11社のなかから、料金が安いランキング・速度が速いランキングを紹介していきます。
プランの料金が安い格安SIMランキング【音声・データ別】
まずは、格安SIMであるからにはとにかく安い会社がいい!という方のために、料金が安い格安SIMをランキング形式で紹介します。
今回の調査で、利用できるデータ容量は5GBプラン(該当のプランがない場合は5GBより上で最も近いデータプラン)としております。
- ロケットモバイル
- DMM mobile
- DTI SIM
- ロケットモバイル
- DMM mobile
- DTI SIM
音声通話+データプランの安い格安SIMランキング
まずは、音声通話が使える音声+データプランの場合の料金を見ていきましょう。
ランキング順位 | 音声通話SIM | |
---|---|---|
1位 | ロケットモバイル | 490円~4,400円(Dプラン) |
2位 | DMM mobile | 1,254円〜5,148円 |
3位 | DTI SIM | 1,485円〜3,960円 |
4位 | BIGLOBEモバイル | 1,078円〜8,195円 |
5位 | 楽天モバイル | 1,078円〜3,278円 |
6位 | OCN モバイル ONE | 550円〜1,760円 |
7位 | mineo | 1,298円〜2,178円(容量別プラン) 250円~2,200円(データ無制限プラン) |
8位 | IIJmio | 850円〜3,900円 |
9位 | UQ mobile | 2,365円〜3,456円 |
10位 | Y!mobile | 1,078円〜3,278円 |
11位 | LINEモバイル | 1,210円〜3,520円 |
※2024年9月時点の調査
※BIGLOBE・楽天・OCN・mineoは6GBプラン、UQ mobile・Y!mobileは9GBプラン
1位のロケットモバイルや2位のDMM mobileは、速度が200kbpsに制限される代わりに安い料金で無制限にデータを使えるプランが用意されているのが特徴です。
上記のプランがオススメなのは、インターネットをほとんど使わない方や、ポケット型Wi-Fiと併用して利用する方です。
また、BIGLOBEモバイルなどの格安SIMが3GBプランの次が6GBプランだったり、Y!mobileが月額料金が高い代わりに1回10分以内の無料通話が含まれていたりするように、料金が高い分の付加価値がある場合もあります。
契約してからしまった!ということのないよう、事前にWebサイトなどでプランの詳細をチェックしておくことが重要です。
1位:ロケットモバイル
通信容量 | 音声+データプラン |
---|---|
神プラン(制限なし) | 490円 |
1GB | 765円 |
2GB | 850円 |
3GB | 985円 |
5GB | 1,430円 |
7GB | 1,980円 |
20GB | 4,400円 |
※2024年9月時点
※NTTドコモ回線の場合
格安SIMの安さで選ぶなら、ロケットモバイルがオススメです。
ロケットモバイルの最大の特徴は、「神プラン」とよばれる月額328円から利用可能で、通信速度は200kbps、通信容量の制限がないプランです。
電話のみの利用でインターネットをほぼ使わないという方、または格安SIMとポケット型Wi-Fiを組み合わせて使いたいという方にはオススメのプランです。
また、料金の支払いにも利用できる「ロケモバポイント」という独自のポイントを使えば、最大で月額料金を0円にすることもできることもうれしいですね。
ロケモバポイントはアプリのダウンロードやアンケートへ答えることで貯まり、ポイントの利用期限がないため、ポイントの有効期限を気にする必要がありません。
また、通常プラン変更は翌月から適用となるところがほとんどですが、ロケットモバイルの「今すぐプラン変更」であれば、上位プランへ即日変更できるので、月によってデータ利用量が大きく変動する方にも便利ですね。
ロケットモバイルについて詳しく見る
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2位:DMM mobile
通信容量 | 音声+データSIM | |
---|---|---|
ライトプラン | 制限なし | 1,254円 |
1GB | 1GB | 1,386円 |
2GB | 2GB | 1,518円 |
3GB | 3GB | 1,650円 |
5GB | 5GB | 2,101円 |
7GB | 7GB | 2,816円 |
8GB | 8GB | 2,948円 |
10GB | 10GB | 3,179円 |
15GB | 15GB | 4,378円 |
20GB | 20GB | 5,148円 |
※2024年9月時点
※NTTドコモ回線のみ利用可能
DMM mobileも、格安SIM業界では最安クラスの料金で利用することができます。
DMMmobileでもらえるDMMポイントは、利用金額の10%という高還元率で、月額基本料金のほか新規契約やSIM発行手数料、追加チャージなども対象になっており、貯まったポイントはDMM.comの動画サービスや電子書籍などにも利用できて便利です。
現在、DMMmobileは新規受付を停止しています。
DMM mobileは2019年9月1日付で楽天モバイルへと承継されました。ただし、サービス名称や契約内容はそのまま継続中です。
9月1日以降のポイントプログラムは楽天スーパーポイントへ変更されています。
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3位:DTI SIM
通信容量 | 音声+データプラン |
---|---|
2GB | 1,485円 |
4GB | 1,650円 |
8GB | 1,980円 |
16GB | 2,420円 |
1.4GB/1日(最大43.4GB) | 3,960円 |
※2024年9月時点の調査
※NTTドコモ回線のみ利用可能
DTI SIMは余ったデータを翌月に繰り越せるため、無駄なくデータを使い切ることができます。
また最低利用期間が設けられていないため、解約や他のプランへの変更をいつでも行えるのが最大の魅力です。
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データプランの安い格安SIMランキング
次に、インターネット通信のみが使えるデータプランの場合の料金を見ていきましょう。
ランキング順位 | データ専用SIM | |
---|---|---|
1位 | ロケットモバイル | 328円~4,345円 |
2位 | DMM mobile | 484円〜4,378円 |
3位 | DTI SIM | 660円〜2,530円 |
4位 | BIGLOBEモバイル | 990円〜7,425円 |
5位 | IIJmio | 440円〜3,540円 |
6位 | 楽天モバイル | 1,078円〜3,278円 |
7位 | OCN モバイル ONE | 858円〜1,628円 |
8位 | mineo | 880円~1,925円(容量別プラン) 660円〜2,200円(データ無制限プラン) |
9位 | UQ mobile | 2,365円〜3,456円 |
10位 | Y!mobile | 1,078円〜3,278円 |
11位 | LINEモバイル | 660円〜2,970円 |
※2024年9月時点の調査
BIGLOBE・楽天・OCN・mineoは6GBプラン
1位のロケットモバイルや2位のDMM mobileは、速度が200kbpsに制限される代わりに安い料金で無制限にデータを使えるプランが用意されているのが特徴です。
上記のプランがオススメなのは、インターネットをほとんど使わない方や、ポケット型Wi-Fiと併用して利用する方です。
UQ mobileは、月4GBまで高速データ通信が利用可能ですが、4GBを超えると最大300kbpsの通信制限がかかります。
また、Y!mobileは、音声+データプランのみを提供しています。
1位:ロケットモバイル
通信容量 | データプラン |
---|---|
神プラン(制限なし) | 328円 |
1GB | 649円 |
2GB | 759円 |
3GB | 924円 |
5GB | 1,320円 |
7GB | 2,035円 |
20GB | 4,345円 |
※2024年9月時点の調査
※NTTドコモ回線の場合
データプランでもロケットモバイルが最安という結果になりました。
ロケットモバイルの最大の特徴は、「神プラン」とよばれる月額328円から利用可能で、通信速度は200kbps、通信容量の制限がないプランです。
データプランにおける神プランがオススメなのは、格安SIMとポケット型Wi-Fiを組み合わせて使いたいという方にはオススメのプランです。
また、音声+データプランでも触れたとおり、料金の支払いにも利用できる「ロケモバポイント」という独自のポイントを使えば、最大で月額料金を0円にすることもできます。
ちなみに、通常プラン変更は翌月から適用となるところがほとんどですが、ロケットモバイルの「今すぐプラン変更」であれば、上位プランへ即日変更できるので、月によってデータ利用量が大きく変動する方にも便利ですね。
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2位:DMM mobile
通信容量 | データSIM | |
---|---|---|
ライトプラン | 制限なし | 484円 |
1GB | 1GB | 528円 |
2GB | 2GB | 847円 |
3GB | 3GB | 935円 |
5GB | 5GB | 1,331円 |
7GB | 7GB | 2,046円 |
8GB | 8GB | 2,178円 |
10GB | 10GB | 2,409円 |
15GB | 15GB | 3,608円 |
20GB | 20GB | 4,378円 |
※2024年9月時点
※NTTドコモ回線のみ利用可能
DMM mobileも、データプランにおいても格安SIM業界では最安クラスです。
DMM mobileのライトプランは、通信速度は200kbps、通信容量の制限がないプランで、こちらもポケット型Wi-Fiとの併用に便利なプランです。
DMMmobileでもらえるDMMポイントは、利用金額の10%という高還元率で、月額基本料金のほか新規契約やSIM発行手数料、追加チャージなども対象になっており、貯まったポイントはDMM.comの動画サービスや電子書籍などにも利用できて便利です。
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3位:DTI SIM
通信容量 | データプラン |
---|---|
2GB | 660円 |
4GB | 825円 |
8GB | 1,155円 |
16GB | 1,595円 |
1.4GB/1日(最大43.4GB) | 2,530円 |
※2024年9月時点
※NTTドコモ回線のみ利用可能
DTI SIMは余ったデータを翌月に繰り越せるため、無駄なくデータを使い切ることができます。
また最低利用期間が設けられていないため、解約や他のプランへの変更をいつでも行えるのが最大の魅力です。
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速度が速い格安SIMランキング
格安SIMを選ぶ際に大事なもう一つのポイントといえば、速度ですよね。
本記事では、みんなのネット回線速度の平均速度を調査し、表にまとめてみました。
ドコモ、au、ソフトバンクの回線別の速度も記載しておりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
格安SIM会社 | 平均下り速度 | 回線別平均下り速度 | ||
---|---|---|---|---|
ドコモ | au | ソフトバンク | ||
UQ Mobile | 44.16Mbps | ー | 44.16Mbps | ー |
Y!mobile | 36.02Mbps | ー | ー | 36.02Mbps |
DTI SIM | 32.76Mbps | 32.76Mbps | ー | ー |
mineo | 24.04Mbps | 27.22Mbps | 21.85Mbps | 2.23Mbps |
IIJ mio | 22.6Mbps | 22.52Mbps | 22.36Mbps | ー |
OCN モバイル ONE | 20.42Mbps | 20.42Mbps | ー | ー |
BIGLOBEモバイル | 17.93Mbps | 12.15Mbps | 26.55Mbps | ー |
LINEモバイル | 14.62Mbps | 15.27Mbps | ー | 14.95Mbps |
楽天モバイル | 9.46Mbps | 9.46Mbps | ー | ー |
DMMモバイル | 7.24Mbps | 7.24Mbps | ー | ー |
ロケットモバイル | 1.64Mbps | 1.64Mbps | ー | ー |
※2024年9月時点の調査
上記の表において、下りの平均速度という点では以下の順で速度が速いということになります。
ただし、速度の順位は入れ替わりが激しく、先月までランキング上位だった格安SIMが今月はランクがかなり落ちている、ということもありうる話です。
格安SIMを選ぶ際には、みんなのネット回線速度にアクセスし改めてチェックすることをオススメします。
1位:UQモバイル
出典:UQモバイル
UQ mobileは、下り平均速度が44.1Mbps、上り平均速度が5.6Mbpsと、大手キャリアと比べても遜色がない速度を誇ります。
お昼などの混雑する時間帯には遅くなるという声もあるようですが、地下や山間部でも比較的つながりやすく、安定しています。
また、データ高速+音声プラン、データ無制限+音声プランは、2019年9月をもって受付を終了しています。
プラン名 | 通信容量 | 料金 |
---|---|---|
トクトクプラン | 〜15GB | 3,456円 |
コミコミプラン | 20GB | 3,278円 |
ミニミニプラン | 4GB | 2,365円 |
※2024年9月時点の調査
UQモバイルについて詳しく見る
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2位:Y!mobile
出典:Y!mobile
Y!mobileも、格安SIMのなかでもトップクラスの通信速度を誇ります。
下り平均速度は36.14Mbps、上り平均速度は9.0Mbpsと、こちらもUQ mobile同様大手キャリア並みの速さです。
ただしY!mobileは、ほとんどの格安SIMで使える「低速モード」に対応していないというデメリットがあります。
そのため、契約の際は月々使用するデータ量をきちんと見積もっておくようにしましょう。
プラン名 | 通信容量 | 料金 |
---|---|---|
シンプル2S | 4GB | 1,078円 |
シンプル2M | 20GB | 2,178円 |
シンプル2L | 30GB | 3,278円 |
※2024年9月時点の調査
ワイモバイルについて詳しく見る
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3位:DTI SIM
出典:DTI SIM
DTIは、インターネット回線のプロバイダーや光コラボも提供する会社です。
DTI SIMはドコモ回線のみの提供で、速度に関して上位のUQ mobileやY!mobileとも引けを取らない速度の結果となっていますね。
料金に関するランキングでも挙げた通り、料金がリーズナブルという特徴もあります。
安さも速さもどっちも譲れないという方にはオススメです。
容量 | データプラン | 音声プラン |
---|---|---|
2GBプラン | 660円 | 1,485円 |
4GBプラン | 825円 | 1,650円 |
8GBプラン | 1,155円 | 1,980円 |
16GBプラン | 1,595円 | 2,420円 |
※2024年9月時点の調査
DTI SIMについて詳しく見る
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格安SIMの人気度をシェアでチェック!
格安SIMを選ぶうえで気になるのは、各プロバイダーのシェア状況ですよね。
そこで、株式会社ALL CONNECT Mobileの調査による2024年1月時点のシェアを見てみましょう。
引用:全国の20代~80代男女500名に聞いた『格安SIMのキャンペーンに関する調査』| 株式会社ALL CONNECT Mobile
1位は楽天モバイル、2位がUQモバイル、3位がY!mobileと続いていますね。
CMなどで露出度が多い会社が選ばれやすい傾向があるようです。
しかし、実際に選ぶ際は、安さや速度など、あなたが譲れない条件を満たすプロバイダーかどうかの方が重要です。
事前のリサーチを入念に行ったうえで、格安SIMを選びましょう。
格安SIMを選ぶポイント4つ
さまざまなサービスやプランがあり、どれを選ぶか悩んでしまう格安SIMですが、選ぶポイントは4つです。
それぞれの大切なポイントを、まとめてご説明します。
「音声通話SIM」と「データ専用SIM」の違いとどちらを選ぶべきか
格安SIMには種類があり、どのSIMを選ぶかで利用できる機能が変わります。
- 音声通話SIM:ネットと電話が利用できる
- データ専用SIM:ネット利用のみ。電話番号が利用できない
大手キャリアは音声通話SIMのみのため、格安SIMを検討する際にデータ専用SIMの存在を知る方が多いでしょう。
それぞれの利用に向いている方を、簡単にご紹介します。
「音声通話SIM」は電話の機能が必要な方向け
まず、従来の携帯電話・スマホとしての機能を継続して使う場合は音声通話SIMの方がいいでしょう。
つまり、格安SIMでも電話・インターネットの両方も使いたい方ということです。
現在利用している電話番号をそのまま継続して利用したい場合は、「MNP」という方法を使って、番号の引き継ぎを行ってください。
→番号の引継ぎ方法はこちらから
なお、音声通話SIMは電話回線を利用しているため、通話品質は大手キャリアと変わりません。
月額料金はデータのみのプランに比べると割高ですが、データ専用SIMでは使えない緊急通報サービスなども利用できますので、普段使うメインのスマホや、固定電話代わりにスマホを使う方は、音声通話SIMでの契約をオススメします。
「データ専用SIM」は通話アプリのみでOKな方やサブ機で利用する方向け
データ専用SIMは電話番号を持てないため、通常の電話の利用はできません。
以下のようにインターネットのみ利用できれば事足りるという方であればデータSIMでも問題ないでしょう。
- 電話アプリやIP電話を使った通話で十分な方
- サブ端末やWiFiルーターとして使用する方
月額料金も、音声通話SIMに比べると500円~700円前後安いのがうれしいポイントですね。
ただし、データ専用SIMでは緊急通報を利用できないため、万が一の際に警察や消防に連絡できないというデメリットがあります。
さらに、通話アプリなどはインターネット回線を利用したサービスのため、回線が不安定だと通話が途切れたり繋がらなかったりする場合があります。
したがって、従来の電話機能を引き続き使いたい場合は音声+データプランを契約することをオススメします。
利用するデータ量にあったプランかどうか
スマホでインターネットをする際は、月々に利用できるデータの量がプランによって決まっていることがほとんどです。
例えば、1GB・3GBなどのようにこの要領までしか使えないと決められているものや、最近であれば数十GB単位などの大容量プランも用意されていますね。
格安SIMを契約する際は、データ容量をどのくらい使うのかを事前に確認しておくことも重要です。
ここで使用するデータ容量を適当に見積もってしまうと、月末までに使い切ってしまい通信制限がかかったり、データが余ってしまい実際に使用しているデータ量に対して割高の料金を払っていたということになりかねません。
まず、大手キャリアを利用中の方は、以下の方法で現在どのくらいの容量を使っているのかをチェックしてみましょう。
キャリア名 | 通信容量の確認方法 |
---|---|
au |
|
ドコモ |
|
ソフトバンク |
|
さらに、自宅などスマホをよく使う場所にWi-Fiがあるかどうかも重要なポイントです。
Wi-Fi環境が身近にある場合は、1GBプラン、3GBプランなどの使えるデータ容量が少ないプランでも問題ありません。
しかし、Wi-Fiを使える環境がない場合は、普段利用するデータ量によっては大容量のプランを選ぶ必要があるかもしれません。
Wi-Fi環境がないけれども、インターネットをほとんど利用しないという方は、1GBや3GBなどの少ないデータ量で契約し、普段は低速モードで利用することをオススメします。
Wi-Fi環境がなく、インターネットをかなり利用するという方は、5GB~7GB、場合によってはそれ以上の容量を選ぶとよいでしょう。
いずれにしても、普段からどのくらいのデータ量を使用しているかを把握することが大事です。
たくさんデータ容量を使いたい人は「格安SIM+ポケット型Wi-Fi」がオススメ
格安SIMで数十ギガレベルのたくさんのデータを使う予定の方は、格安SIMを最低容量(1GBなど)で契約し、実際にはポケット型Wi-Fiで接続してインターネットをする方法がオススメです。
ご自身の毎月のデータ利用量に合うプランを選ぶようにしてくださいね。
月間データ容量ごとの最安のクラウドSIMサービス会社は、以下の通りです。
- データ容量別のおすすめポケット型WiFi
-
- 低容量20G~50Gプランなら「MONSTER MOBILE」がおすすめ
- 中容量100GBプランなら「Mugen WiFi」「クラウドWiFi」がおすすめ
- 大容量200GB超プランなら「hi-ho Let’s WiFi」「ChatWiFi」がおすすめ
各サービスについて、順にご紹介していきましょう。
低容量20G~50Gプランなら「MONSTER MOBILE」がおすすめ
低容量の20GB~50GBのプランなら、「MONSTER MOBILE」がおすすめです。
他社の低容量プランと比較しても、最安級で利用できますよ。
対応エリア | 日本全国 | |
---|---|---|
スマホセット割 | なし | |
契約期間 | 1年・なし | |
下り平均速度 ※1 | 19.42Mbps | |
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 |
端末代金 | 0円 | |
月額料金(マンスリープラン) | (1年契約) 月間20GB:2,280円 月間50GB:2,600円 (契約期間なし) 月間20GB:2,600円 月間50GB:2,980円 |
※価格はすべて税込
※1:みんなのネット回線速度2024年9月時点のデータより
中容量100GBプランなら「Mugen WiFi」「クラウドWiFi」がおすすめ
中容量100GBプランがおすすめのWiFiは、契約期間縛りの有無によって以下のように異なります。
- 100GBプランのポケット型WiFiのおすすめパターン
-
- 契約期間縛りありの場合:Mugen WiFi
- 契約期間縛りなしの場合:クラウドWiFi
契約期間の縛りがあってもよいのであれば、「Mugen WiFi」がおすすめです。
前述の比較表をみてもわかるとおり、データ容量が100GB上限のなかで最安のポケット型WiFiです。
30日間おためし全額返金キャンペーンも実施中なので、通信速度やデータ容量などの使い勝手を試したい場合に、ぜひ利用してみましょう。
対応エリア | 日本全国 | |
---|---|---|
なし | なし | |
契約期間 | 2年 | |
下り平均速度 ※1 | 15.86Mbps | |
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 |
端末代金 | 0円 | |
月額料金 | (節約プラン) 3,300円 (高速通信プラン) 4,950円 |
※価格はすべて税込
※1:みんなのネット回線速度2024年9月時点のデータより
また、MUGEN PREMIUM CLUBという契約期間に応じて特典を受け取れる制度を実施しています。
長く使う予定があれば、キャンペーン申請をするとお得ですよ。
短期契約がよい、いつ解約するかわからないという人には、「クラウドWiFi」がおすすめです。
対応エリア | 日本全国 | |
---|---|---|
スマホセット割 | なし | |
契約期間 | なし | |
下り平均速度 ※1 | 18.78Mbps | |
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 |
端末代金 | 0円 | |
月額料金 | 3,718円 |
※価格はすべて税込
※1:みんなのネット回線速度2024年9月時点のデータより
月間100GB上限の縛りなしプランのなかで最安級であり、いつ解約しても解約金が0円です。
大容量200GB超プランなら「hi-ho Let’s WiFi」「ChatWiFi」がおすすめ
- 200GB超プランのポケット型WiFiのおすすめパターン
-
- 契約期間ありの場合:hi-ho Let’s WiFi(210GB)
- 契約期間なしの場合:ChatWiFi(200GB)
長期間使うつもりであれば、「hi-ho Let’s WiFi」がおすすめです。
前述の表をみてもわかるとおり、データ量が200GB程度のポケット型WiFiのなかで最安です。
対応エリア | 日本全国 | |
---|---|---|
スマホセット割 | なし | |
契約期間 | 2年 | |
下り平均速度 ※1 | 10.53Mbps | |
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円(キャンペーンで無料) |
端末代金 | 0円 | |
月額料金(通常プラン 210GB 1日7GB) | 0~11ヶ月目:3,278円 12ヶ月目~:4,730円 |
※価格はすべて税込
※1:みんなのネット回線速度2021年9月時点のデータより
1日7GBまでという制限がありますが、月間210GB使えます。
1日ごとの制限があっても問題ないなら、hi-ho Let’s WiFiがもっともおすすめですよ。
契約期間縛りがないほうがよいなら、「Chat WiFi」がおすすめです。
200GB超のデータが使えて、契約期間縛りがないプランのなかでは、最安級です。
いつ解約しても解約金がかからないので安心ですよ。
なお、Chat WiFi にはhi-ho Let’s WiFi と同様1日の制限があり、10GBを超えると速度制限がかかります。
対応エリア | 日本全国 | |
---|---|---|
スマホセット割 | なし | |
契約期間 | なし | |
下り平均速度 ※1 | 7.51Mbps | |
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 |
端末代金 | 0円 | |
月額料金(通常プラン 210GB 1日7GB) | 4,928円 |
※価格はすべて税込
※1:みんなのネット回線速度2024年9月時点のデータより
Chat WiFiにはデータ量が90GBのルータープランや、SIMカードのみを使える25GBと90GBのSIMだけプランもあります。
ポケット型WiFi端末をすでに持っている、データ量がさらに少なくてもよいなどの場合は、これらのプランを選んでもよいでしょう。
ただし、解約時にはポケット型WiFiを返却する必要があるので、注意が必要です。
通信速度の速さ・安定感はニーズにあっているかどうか
格安SIMで気になることといえば、やはり大手キャリアと比べると速度に不安がある点です。
格安SIMは、大手キャリアの通信回線における余った帯域を間借りして通信しているため通信速度にムラがあり、利用地域や時間帯によって速度に差が出てしまいがちです。
通信速度は提供している格安SIM事業者によって変わるため、格安SIMの通信速度を計測しているサイトなどを、ぜひ参考にしてください。
みんなのネット回線速度であれば、実際に利用するユーザーからの測定結果をランキング形式で見られるのでわかりやすく、速度が速い格安SIMを選ぶうえで参考になるでしょう。
SIMカードのサイズは利用中または利用予定のスマホに適合しているか
格安SIMを乗り換える際は、スマホに挿すSIMカードも新しくなるため、利用中または新規で購入する端末に対応しているSIMカードを選ぶ必要があります。
SIMカードの種類は3つです。
- 標準SIM:初期iPhone~iPhone3GS、ガラケーなどで使用。現在ほぼ使われていない
- microSIM:2010年に発売されたiPhone4から導入され、同時期のAndroidでも利用
- nanoSIM:もっともコンパクトなサイズのSIMカード。2012年以降の端末はほぼこのサイズ
また、最近は「マルチSIM」と呼ばれるSIMカードがあり、au系格安SIMで使われており、自由にSIMカードのサイズが変えられます。
スマホ端末で利用できるSIMカードのサイズは、スマホ端末の公式サイトで事前に確認するようにしましょう。
格安SIMへ乗り換える前にやるべきこと2つ
格安SIMへ乗り換える際には、事前に以下の2つの手続きが必要となる場合があります。
いずれも、申し込みの際に申告することが必要になりますので、事前に自分が対象かどうかを確認しておきましょう。
電話番号を継続して使う場合は「MNP」する
現在利用中の電話番号をそのまま利用するためには、「MNP」を行う必要があります。
手続きの流れとしては、①契約中の回線で「MNP予約番号」を取得し、②乗り換え先で新規契約をする、という順番で、新規契約が済んだ時点で契約中の回線は解約されます。
MNP予約番号の取得には、電話・店舗・Webの3つの方法があります。
MNP予約番号の取得が最も確実で安心して利用できるのは、待ち時間もかからず、解約金などの発生費用もその場で確認できる電話でしょう。
ただし、MNP予約番号などの重要な情報を忘れないように、事前にメモを用意しておくことをオススメします。
キャリア名 | 受付窓口 |
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au | au携帯/一般電話共通:0077-75470 (無料) 受付時間:9:00~20:00 |
ドコモ | ドコモ携帯:局番なしの「151」(無料) 一般電話:0120-800-000 受付時間:9:00~20:00 ※一般電話からの申し込みの際は「ご契約者様番号」「ネットワーク暗証番号」(契約時指定4桁)が必要 |
ソフトバンク | ソフトバンク携帯:*5533 一般電話:0800-100-5533 受付時間:9:00~20:00 |
ほかにも、MNPをする前に確認しておくことが2つあります。
「保有ポイントの確認」と「LINE・ゲームなどの引き継ぎ設定」です。
保有ポイントは回線を乗り換えると消滅してしまいますので、格安SIMへの乗り換え前に、ポイントの交換や料金の支払いに充てて利用しましょう。
LINEやゲームは、乗り換え前に引き継ぎの手続きが必要ですので、事前のバックアップも忘れずに取っておきましょう。
詳しくはそれぞれの公式サイトで確認してください。
別のキャリアの回線に乗り換えるなら「SIMロック解除」
SIMロック解除の手続きが必要となるのは、以下2つの条件を両方満たす場合です。
- キャリアで購入した端末をそのまま使う場合
- キャリア回線が変わる場合(au→docomo回線など)
大手キャリアで契約した端末は、通信回線以外のSIMカードを使えないように「SIMロック」がかかっています。
しかし、大手キャリアから格安SIMへ乗り換える際、今まで使っていたキャリアの回線が変わる場合があります。
たとえば、今までドコモのスマホを使っていた人が、au回線を使っている格安SIMへ乗り換えると、通信回線がドコモからauへ変わります。
そのため、端末に入っているSIMカードを変更する必要があります。
しかし、大手キャリアで購入した端末をそのまま使う場合は、端末そのものにドコモ回線のSIMカード以外を使えないようにロックがかかっているため、そのロックを外さなければなりません。
それが「SIMロック解除」です。
SIMロック解除には条件がありますので、各キャリアのサイトなどで確認してみましょう。
→NTTドコモのWebサイト
→ソフトバンクのWebサイト
→auのWebサイト
まとめ
2024年9月時点の安さ・速さにおけるランキングは以下のとおりです。
◆月額料金の安い格安SIMランキング(音声+データプランの場合)
- ロケットモバイル
- DMM mobile
- DTI SIM
◆月額料金の安い格安SIMランキング(データプランの場合)
- ロケットモバイル
- DMM mobile
- DTI SIM
◆速度が速い格安SIMランキング
- UQ mobile
- Y!mobile
- DTI SIM
格安SIMを選ぶ際には、自分がもっとも重要視するポイントを書き出し、それに適合した格安SIMを選ぶことが大事です。
そのためにチェックしておきたいポイントは以下のとおりです。
- 「音声通話+データSIM」と「データ専用SIM」のどちらを選ぶか
- データ容量を月にどのくらい使うのか
- 通信速度の速さ・安定感は自分が求めるレベルを満たすかどうか
安さを追求すると、速度は比較的遅くなる傾向にありますが、ポケット型Wi-Fiと組み合わせるなど、使い方次第では低料金で便利に使用できます。
格安SIMをうまく活用して、低料金でネットライフを楽しみましょう。
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