Web広告で押さえておきたい用語集!運用に役立つポイントも解説

Web広告で押さえておきたい用語集!運用に役立つポイントも解説

本記事では、初心者向けにWeb広告の運用で押さえておきたい用語をわかりやすく解説するとともに、Web広告の効果的な運用のポイントを紹介します。

記事を参考に用語の意味を確認し、広告運用に役立ててください。

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目次

Webマーケティング指標に関する用語

Webマーケティング指標に関する用語

Webマーケティング指標とは、Webマーケティング活動の効果を測定するために用いられる数値のことです。

Webサイトへのアクセス状況、ユーザー行動、広告効果、売上など、様々な側面を数値化することで、マーケティング施策の成果を評価し、改善につなげることができます。

Webマーケティング指標に関する用語を18個紹介します。

imp(Impression:インプレッション)

広告が表示された回数や、広告の露出度合いを測る指標のことです。

ユーザーの画面に広告が表示されるたびにカウントされます。

ブランド認知度向上を目的とした広告で重視されます。

Click(クリック)

広告がクリックされた回数や、広告の誘導効果を測る指標のことです。

クリック数が多ければ、それだけ多くのユーザーをWebサイトなどに誘導できたと言えます。

CTR(Click Through Rate:クリック率)

広告の訴求力の強さを測る指標のことです。

「クリック数 ÷ インプレッション数」で算出できます。

CTRが高ければ、ユーザーの関心を惹きつける広告であったと言えます。

CPC(Cost Per Click:クリック単価)

広告の費用対効果を測る指標のことです。

クリック単価は「費用(コスト)÷クリック数」で算出できます。

CPCが低ければ、少ない費用で多くのクリックを獲得できたと言えます。

CV(Conversion:コンバージョン)

Webサイトの成果を測る指標のことです。

商品購入、会員登録、資料請求などが該当します。

CV数が多ければ、それだけ多くのユーザーがWebサイト上で目標達成に至ったと言えます。

CVR(Conversion Rate:コンバージョン率)

Webサイトの成約率や改善ポイントを探る指標のことです。

コンバージョン率は「コンバージョン数 ÷ クリック数」で算出できます。

CVRが高ければ、それだけWebサイトがユーザーにとって魅力的で、行動に繋がりやすい設計になっていると言えます。

CPM(Cost Per Mille:広告表示1000回あたりの費用)

CPMは Cost Per Mille の略で、 1000回表示される広告に対して支払う金額を意味します。

費用は「広告費用 ÷ 表示回数 × 1000」で算出できます。

CPMで広告媒体の価格を比較し、最も効果的な媒体を選択できます。

CPA(Cost Per Action:顧客獲得単価)

広告の費用対効果を測る指標のことです。

獲得単価は「費用(コスト)÷ CV数」で計算できます。

CPAが低ければ、少ない費用で多くのコンバージョンを獲得できたと言えます。

関連記事 :CPAという指標

LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)

顧客が生涯にわたって企業にもたらす収益の総額です。

顧客獲得・育成施策の効果を評価する指標として活用できます。

ROAS(Rerurn On Advertising Spend:広告費用対効果)

広告投資の回収率を測る指標のことです。

売上効果は「売上高  ÷ 広告費 × 100%」で算出できます。

ROASが高ければ、それだけ広告費用に対して多くの売上を獲得できたと言えます。

ROI(Return On Investment:投資収益率)

投資全体の費用対効果を測る指標のことです。

利益率は「利益(売上高-コスト)÷広告費×100%」で算出できます。

広告だけでなく、マーケティング活動全体における投資判断に役立ちます。ROIが高ければ、それだけ投資に対して高い利益を得られたと言えます

CPV (Cost Per View:視聴単価)

動画広告が一定時間以上視聴された場合の1視聴あたりの費用のことです。

CPVは「広告費 ÷ 視聴数」で算出できます。動画広告の費用対効果を測る際に用いられます。

CPI (Cost Per Install:インストール単価)

アプリ広告経由でアプリが1回インストールされるのにかかった費用のことです。

CPI は「 広告費 ÷ インストール数」で算出できます。アプリ広告の費用対効果を測る際に用いられます。

CPE (Cost Per Engagement:エンゲージメント単価)

いいね、シェア、コメントなどユーザーのエンゲージメント1回あたりの広告費用のことです。

CPE は「広告費 ÷ エンゲージメント数」で算出できます。エンゲージメント獲得の費用対効果を測る際に用いられます。

エンゲージメント

ユーザーがWebサイトやソーシャルメディアなどのコンテンツに対して、どれだけ積極的に関わっているかを示す度合いです。

いいね、シェア、コメント、ブックマークなどが該当します。

ユーザーの反応を分析し、コンテンツの改善や顧客との関係強化に役立ちます。

CPF (Cost Per Follow:フォロー単価)

ソーシャルメディアアカウントのフォロワー1人獲得あたりの費用です。

CPE は「広告費÷ エンゲージメント数」で算出できます。

フォロワー獲得キャンペーンなどの費用対効果を測る際に用いられます。

KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)

「何を」「どのように」達成するかを示す指標で、活動の効率性や効果を測定するための言葉です。

例として、Webサイト運営であれば、「1日の平均セッション数」「コンバージョン率」「顧客満足度」などが挙げられます。

KGI(Key Goal Indicator:経営目標達成指標)

「最終的に何を達成するか」を示す指標 で、ビジネス目標を数値化したものです。

例として、企業全体の目標であれば、「売上目標」「利益目標」「顧客獲得数」「市場シェア」などが挙げられます。

アドテクノロジーに関する用語

アドテクノロジーに関する用語

アドテクノロジーは広告技術 (Advertising Technology) の略で、 デジタル広告の配信、効果測定、最適化を自動化する技術のことを指します。

アドテクノロジーに関する用語を5つ紹介します。

RTB(Real Time Bidding)

Webサイトやアプリに表示される広告枠を、広告主がリアルタイムで競り合う仕組みのことです。

従来の広告配信 は、広告枠を事前に契約して、一定期間固定で掲載していました。

しかし、RTBでは、広告枠が オークション形式で瞬時に売買されるため、より効率的な広告配信が可能です。

DSP (Demand-Side Platform)

広告主が複数のアドネットワークやパブリッシャーにアクセスして広告配信を行うためのプラットフォームです。

RTBを効率的に行うためのツールと思っていただくと、分かりやすいです。

SSP (Supply-Side Platform)

メディア側(パブリッシャー)が広告枠を管理し、複数のDSPに配信するためのプラットフォームです。

アドエクスチェンジ(Ad Exchange)

DSPとSSPを繋ぐ仲介役のプラットフォームです。

アドネットワーク(Ad Network)

複数のWebサイトやアプリに広告枠を提供し、広告主とメディアを繋ぐ仲介業者のことです。

Googleディスプレイネットワーク、Yahoo!ディスプレイアドネットワークなどが代表的です。

Web広告の種類に関する用語

Web広告の種類に関する用語

Web広告とは、インターネット上で行われる広告活動の総称です。

代表的な広告の種類を13個紹介します。

関連記事:Web広告とは?種類と選び方、効果的な運用方法を解説!

リスティング広告(検索連動型広告)

GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果ページに表示される広告のことです。

ユーザーが検索したキーワードに関連性の高い広告が掲載されます。

特定のキーワードで検索しているユーザーにピンポイントにアプローチできるため、購買意欲の高いユーザーに効率的に訴求できます。

商品購入や資料請求など、具体的なアクションを促す広告に効果的です。

ディスプレイ広告

Webサイトやアプリのコンテンツ内に表示される画像やテキスト形式の広告のことです。

ターゲティング機能により、特定の興味関心を持つユーザーに広告を配信できます。

幅広いユーザーに商品やサービスを認知させたい場合や、視覚的に訴求力のある広告でブランディング効果を高めたい場合に有効です。

Google広告(旧Google AdWords

Googleが提供する広告のことです。

リスティング広告、ディスプレイ広告、動画広告などを配信できます。

世界最大級の検索エンジンであるGoogleの検索結果ページや、YouTubeやGmailなどのGoogle関連サービスに広告を掲載することで、膨大なユーザーにリーチできます。

Yahoo!広告

Yahoo! JAPANが提供する広告のことです。

リスティング広告、ディスプレイ広告などを配信できます。

日本国内で高いシェアを持つYahoo! JAPANのサービス上に広告を掲載することで、幅広いユーザーにリーチできます。

Facebook/Instagram広告

FacebookやInstagramのフィードやサイドバーなどに表示される広告のことです。

Facebookの膨大なユーザーデータに基づいた詳細なターゲティングが可能です。

年齢、性別、興味関心などで細かくターゲティングできるため、特定の顧客層へ効率的にリーチできます。

Microsoft広告

BingやYahoo!などの検索エンジンや、MSN、Outlook.comなどのMicrosoftネットワークに表示される広告のことです。

特定のキーワードで検索しているユーザー、 商品やサービスに関心の高いユーザーへピンポイントに訴求できます。

X(旧Twitter)広告

X(旧Twitter)のタイムラインに表示される広告のことです。

拡散性の高いXの特性を活かし、多くのユーザーに広告を拡散させることが可能です。

広告を見たユーザーによるリポストなど、拡散を期待できる広告に効果的です。

LINE広告

LINEのタイムラインやニュース記事などに表示される広告のことです。

国内で多くのユーザーを抱えるLINEのユーザーに対して、年齢や性別などでターゲティングして広告配信できます。

クーポン配布など、ユーザーの行動を促進する広告に効果的です。

TikTok広告

若年層を中心に人気のショートムービープラットフォームであるTikTokに掲載される広告のことです。

動画広告など、視覚的に訴求力のある広告を配信できます。

若年層への認知度向上や、商品・サービスをトレンド化させたい場合に有効です。

SmartNews広告

ニュースアプリ「SmartNews」の記事一覧などに、自然な形で溶け込むように表示される広告のことです。

ユーザーの興味関心に合わせた広告を配信できます。

ユーザーに広告と感じさせずに、自然な形で商品やサービスを訴求したい場合に有効です。

Indeed広告

世界最大の求人検索エンジンであるIndeedに掲載される広告のことです。

求職中のユーザーに対して、企業や求人情報をアピールできます。

採用活動において、効率的にターゲット層へリーチしたい場合に有効です。

TVer広告

民放公式テレビポータル「TVer」で配信される動画コンテンツに挿入される広告のことです。

テレビCMと同様の訴求力で、幅広いユーザーにリーチできます。

テレビCMに代わる新たな広告手法として、ブランド認知度向上や商品・サービスの魅力訴求に有効です。

純広告

広告枠を事前に買い取る形式の広告のことです。

掲載期間や掲載場所などを自由に設定できます。

長期的なブランド認知度向上や、大型キャンペーンなど、確実に広告を露出したい場合に有効です。

Webマーケティングの手法に関する用語

Webマーケティングの手法に関する用語

Webマーケティングとは、インターネットを活用して商品やサービスを販売したり、ブランド認知度を高めたりするマーケティング活動のことです。

Webマーケティングの手法に関する用語を20個紹介します。

SEM(Search Engine Marketing:検索エンジンマーケティング)

GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワードが検索された際に、その検索結果の上位に自社のWebサイトが表示されるようにして、サイトへの訪問者を増やすことを目的としたWebマーケティングの手法の総称です。

SEO(Search Engine Optimization)

検索エンジンのアルゴリズムに適合するようにWebサイトを改善し、検索結果ページの上位表示を目指す手法です。

検索エンジン

インターネット上に存在する膨大な情報の中から、ユーザーが入力したキーワードに合致するWebサイトを検索し、表示するシステムです。

Google、Yahoo!などが代表的です。

オーガニック検索(自然検索)

検索エンジンの検索結果ページにおいて、広告枠ではなく、検索アルゴリズムに基づいて表示される検索結果のことです

ユーザーは検索結果の上位に表示されたWebサイトを信頼できる情報源と捉える傾向があります。

リーチ

広告がどの程度の数のユーザーに接触したかを示す指標です。

広告の認知度向上を図る際に重要な指標となります。

フリークエンシー

あるユーザーに対して、広告が何回表示されたかを示す指標です。

特定のユーザー層に対して集中的に広告を配信する場合などに重要となります。

ビッグキーワード

検索ボリュームが非常に多いキーワードのことです。

広い範囲のニーズを表す一般的な単語であることが多いようです。

ミドルキーワード

ビッグキーワードとスモールキーワードの中間にあたるキーワードのことです。

月の検索回数が数千回程度で、ドメインパワーの弱いサイトでも検索結果の上位表示がしやすいことから人気です。

また、検索意図が読み取りやすいため、コンテンツ作成に適しています。

スモールキーワード

検索ボリュームは少ないが、特定のニーズを表すキーワードのことです。

複数の単語から成る複合キーワードや、ニッチなキーワードが含まれます。

RTB(Real-Time Bidding)

広告表示の瞬間ごとに、広告枠の価値を自動的に評価し、リアルタイムでオークション形式の入札を行うシステムのことです。

ユーザーの属性や行動履歴などのデータに基づいて、最適な広告を最適な価格で配信することができます。

アルゴリズム

検索エンジンがWebサイトを評価し、検索結果の順位を決めるための複雑な計算式のことです。

検索クエリ

ユーザーが検索エンジンに入力するキーワードのこと。

TD(title description)

検索結果に表示されている題名が「タイトル」、概要部分が「ディスクリプション」です。

2つを合わせてタイトルとディスクリプション=TDと呼びます。

被リンク

他のWebサイトから自分のWebサイトへのリンクのことです。

バックリンクと呼ばれることもあります。

内部リンク

ウェブサイト内のページ同士を繋ぐリンクのことです。

ユーザーの行動を誘導したり、サイト全体の構造を改善したりするのに役立ちます。

DA(Domain Authority)

Webサイト全体の信頼性や権威性を示す指標で、1から100のスコアで示します。

良質な被リンク(行政など)を獲得することや、高品質なコンテンツを作成することで数値が上昇します。

PA(Page Authority)

特定ページの信頼性や権威性を示す指標で、1から100のスコアで示します。

アンカーテキスト

内部リンクのテキスト部分のことです。

検索エンジンのランキングに影響を与える重要な要素です。

インデックス

検索エンジンがWebサイトの情報をデータベースに登録することです。

インフルエンサーマーケティング

影響力を持つ個人(インフルエンサー)に、商品やサービスをPRしてもらうことです。

アクセス解析に関する用語

アクセス解析に関する用語

アクセス解析とは、サイトへのアクセス状況を分析する活動です。

サイトに訪れたユーザーが、どのような行動をとったのかを数値データで可視化することで、サイトの改善点を見つけ出すことができます。

アクセス解析に関する用語を12個紹介します。

PDCAサイクル

Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)の4段階を繰り返すことで、業務や活動を継続的に改善する手法。

Plan アクセス状況の目標設定、分析計画の策定
Do アクセス解析ツールの導入、データ収集
Check データ分析による現状把握、課題発見
Action Webサイトの改善策の実施

アクセス解析ツール

Webサイトへのアクセス状況を収集、分析するためのツール。

Google Analytics、Adobe Analyticsなどがあります。

たとえば、ユーザー属性の分析や、離脱率の高いページ、コンバージョン率の低いページなどを特定するのに役立ちます。

PV(Page View)

Webサイト内のページが閲覧された回数で、ページが表示されるたびにカウントされます。

Webサイト全体のアクセス状況の把握したり、個別ページの人気度の把握をしたりできます。

PVが多いほど、Webサイトへのアクセスが多いことを示し、特定のページのPVを分析することで、ユーザーの興味関心を把握できます。

UU(Unique User)

Webサイトにアクセスした異なるユーザーの数を指します。

同一ユーザーが複数回アクセスしても、1UUとしてカウントされます。

UUが多いほど、多くの人にWebサイトを訪問されていることを示す。

セッション

ユーザーがWebサイトにアクセスしてから、離脱するまでの一連の活動のことです。

1回の訪問で、ユーザーがどのような行動をとったかを分析できます。

セッション時間やページ遷移数などを分析することで、Webサイトの使い勝手を評価できます。

リファラー

ユーザーがWebサイトに訪問する直前に閲覧していたページのURLです。

どのようなサイトからの流入が多いかを把握し、効果的なプロモーション施策の検討に役立てることができます。

ランディングページ(LP / Landing Page)

ユーザーが最初にアクセスするページです。

広告や検索エンジンからの流入など、特定の目的のために用意されることが多く、ユーザーに行動を促すためのページとして利用されます。

ランディングページ最適化(LPO / Landing Page Optimization)

ランディングページのデザイン、コンテンツ、構成などを改善し、コンバージョン率を高めるための施策です。

アクセス解析データなどを元に、ユーザー行動を分析し、改善点を特定することで、コンバージョン率の向上が見込めます。

CTA(Call To Action)

Webサイト訪問者に対して、資料請求、購入、会員登録など、具体的な行動を促すための要素です。

これには、ボタンやリンクなどが用いられます。

効果的なCTAは、ユーザーの行動意欲を高め、コンバージョンに繋げることができます。

流入経路

ユーザーがWebサイトにアクセスした経路です。

検索エンジン、ソーシャルメディア、広告、外部サイトからのリンクなど、さまざまな経路が存在するため、どの経路からの流入が多いかを把握する必要があります。

直帰率

Webサイトにアクセスしたユーザーが、最初のページのみ閲覧して離脱した割合です。

直帰率が高い場合は、ユーザーのニーズに合っていない、分かりづらいなどの問題点がある可能性があり、改善の必要があります。

離脱率

特定のページを閲覧したユーザーが、そのページから離脱した割合です。

離脱率が高いページは、ユーザーにとって分かりづらい、興味を引かないなどの問題点がある可能性があり、改善の必要があります。

効果的なWeb広告運用のポイント

効果的なWeb広告運用のポイント

効果的なWeb広告運用のポイントは、次のとおりです。

目標を設定する

広告キャンペーンの目標としては、ブランド認知度向上、リード獲得、売上増加などが一般的です。

目標設定の際は、”SMART”というフレームワークを活用するのがおすすめです。

  • Specific – 曖昧さを排除した具体的な目標
  • Measurable – 数値化して進捗を測れる目標
  • Achievable – 現実的で達成しうる目標
  • Relevant – 上位の経営目標や事業計画と合致した目標
  • Time-bound – 明確な期間を設けた目標

たとえば、「3ヶ月間でWebサイトの月間トラフィックを2万人に増やす」など、SMARTの条件を満たした明確な数値目標を掲げることで、広告キャンペーンの方向性が明確になり、PDCAサイクルを確実に回せます。目標達成に向けて施策を常に見直し、改善を重ねることができるのです。

Web広告は目標なく運用しても無駄な投資に終わりかねません。ぜひ、SMART な目標設定から始めましょう。

ターゲットを明確にする

ターゲット層とは、自社の商品やサービスを提供する対象となる顧客層のことです。

一般に、ターゲット層は以下の4段階に分けられます。

  1. 低関心層(非認知層) – 自社や商品を全く認知していない層
  2. 潜在層 – 自社や商品を認知しているが、具体的な購買意向はない層  
  3. 顕在層 – 自社や商品に対して明確な関心と購買意向を持つ層
  4. 既存顧客層 – 実際に自社の商品を購入した経験のある層

このように、ターゲット層を段階分けした上で、さらに詳細な属性を組み合わせて設定することが重要です。

年齢・性別・職業・家族構成・所得などの「顧客属性」、居住地域や地域特性などの「地理的条件」、心理的・行動的特徴などを総合的に勘案する必要があります。

ターゲットを明確に絞り込むことで、Web広告の訴求力が大きく向上します。

効果的な広告クリエイティブを作る

効果的な広告クリエイティブの制作は、キャッチコピー、テキスト、画像、動画など、すべての要素が商材のイメージと合致し、ターゲット層に響くものでなければなりません。

シンプルで分かりやすい内容に絞り込み、ターゲットにフィットした視覚的な要素を取り入れる必要があります。

また、媒体ごとに最適化されたクリエイティブを用意し、客観的な評価や実績を盛り込むことで訴求力を高められます。

他社の優れた事例から良い点を学びつつ、独自の魅力的な広告表現を生み出すことが肝心です。

入札戦略を立てる

広告配信では、同じ掲載枠を狙う他社との入札オークションに勝ち残る必要があります。

そのため、広告を表示させたいキーワードを選定し、1クリックあたりの上限入札額を設定するなど、戦略的な入札を行わなければなりません。ただし、入札額だけでなく、広告クリエイティブの質や過去の広告パフォーマンスなども考慮されます。

できるだけ効率的に上位の掲載面を獲得するには、ターゲットや目標に合わせた最適な入札戦略を構築する必要があります。

成果を分析し改善する

広告目的に合わせて、インプレッション数、クリック数、コンバージョン数など適切な指標を設定し、定期的に分析を行う必要があります。

たとえば認知拡大ならインプレッション数、サイト誘導ならクリック率とクリック単価、購買コンバージョンなら指標の詳細な分解が肝心です。

思うように指標が改善されない場合は、速やかに配信設定、セグメンテーション、クリエイティブなどを見直し、A/Bテストなども活用しながら最適化を重ねていきます。

分析から改善のPDCAサイクルを確実に回し続けることで、より高い費用対効果が得られるはずです。

まとめ

本記事では、Web広告の運用で押さえておきたい用語集と、その用語を活用した効果的な運用のポイントについて解説しました。

Web広告にはさまざまな種類や指標があり、その運用は簡単ではありません。用語を正しく理解し、効果的な運用を行うためには、目標設定やターゲットの明確化、クリエイティブの質、入札戦略、分析と改善のPDCAサイクルが重要です。

これらのポイントを押さえることで、Web広告からより多くの成果を得ることができるでしょう。

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この記事を書いた人

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グループ会社のThink株式会社は、6年以上「わたしのネット」でネット回線情報を発信しており、その経験を活かして、B!netでも専門的な情報をお届けします。
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