【2024年版】海外ECサイトランキング!おすすめをご紹介

【2024年版】海外ECサイトランキング!おすすめをご紹介

2024年現在、海外ECサイトはますます多様化し、利用者のニーズに合わせたサービスを展開しています。

EC市場が急成長する中、人口が増加し続けているインドやアジア諸国を中心に、さらなる市場拡大が予測されます。

本記事では、海外ECサイトの人気ランキングトップ5をご紹介するとともに、おすすめのECサイトをご紹介いたします。さらに、越境ECで成功するためのポイントや注意すべき点についても詳しく解説していきます。

目次

越境ECの市場とは?

越境ECとは、国境を越えて商品を取引することを指します。越境ECの市場の現状や成長性、その中で注目すべき分野について詳しく解説します。

関連記事:越境ECとは?おすすめ海外向けECサイトの特徴やデメリットを紹介

世界の越境ECサイトの市場規模は?

2024年9月に経済産業省が発表した「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」の調査結果によると、令和4(2022)年において日本・アメリカ・中国の3か国間における越境ECの市場規模は、いずれの国の間でも増加しています。

中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は2兆4,301億円(前年比7.7%増)、アメリカ事業者からの越境EC購入額は1兆4,798億円(前年比13.3%増)となっています。

越境EC購入額伸び率
日本4,208億円6.4%
アメリカ2兆5,300億円14.4%
中国5兆3,911億円7.7%

参考:経済産業省|電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました

今後、越境ECサイトの市場規模は拡大していくとみられ、中国やアメリカだけでなく人口増加が進むインドや東南アジアなどのアジア諸国にも注目が高まっています。

海外EC概況:消費者向けEC市場ランキングは中国がトップ

海外EC概況:消費者向けEC市場ランキングは中国がトップ

出典:令和5年度経済産業省報告書

2022年に経済産業省が発表した調査結果によると、国別の BtoC-EC 市場規模トップ 10は、中国が全世界の50.4%、次いでアメリカが18.4%、イギリスが4.5%、日本が3.1%、韓国が2.5%となっています。

中国の市場の大きさが約半数と際立っており、アメリカと合わせれば2か国で68.8%と、全世界の約7割を占めていることがわかります。Facts & Factors.発表データをもとに経済産業省が作成した世界の越境 EC 市場規模の拡大予測では、2030年には7兆9,380億USドル(1,226兆2265億1900万円)にまで拡大するとみられています。

海外ECサイトランキング総合おすすめトップ5

ここからは、越境ECにも効果的なECモールサイトをご紹介します。海外ECサイトランキングの総合おすすめトップ5は次の通りです。

  • 1位:Amazon(アマゾン)
  • 2位:Alibaba(アリババ)
  • 3位:eBay(イーベイ)
  • 4位:Walmart(ウォールマート)
  • 5位:Rakuten(楽天)

先述したように、中国とアメリカの市場が世界の約7割となっているため、中国・アメリカのECサイトを抑えることは非常に重要です。2か国を1位と2位のおすすめとして紹介します。

Amazon(アマゾン)

出典:Amazon

アメリカ発祥、世界12カ国にEC事業を広げるAmazonは、アメリカ・ワシントン州シアトルに本社を置いています。元々、書籍の販売・配送サービスからスタートし、今では家電やファッションなどさまざまな商品を販売、提供しています。

アメリカ国内におけるAmazonのEC市場シェアは約5割。まさに圧倒的な数字です。これは、アメリカ国民の5人に1人がAmazonで買い物をするという計算にもなります。

有料会員サービスであるAmazonプライムは、Amazonのさらなる成長を支える原動力となっています。2021年には会員数が2億人を突破し、今後は2人に1人がプライム会員になると予測されています。

アメリカ以外にも、日本市場におけるAmazonの存在感は圧倒的です。今後もグローバル企業として活躍し続けることは間違いありません。

Amazonの強さは、膨大な商品を取りそろえ、迅速な発送とサービスの最適化。

膨大な数の商品を取り揃え、迅速な配送を実現することで、顧客満足度を高めています。常に新しいテクノロジーを取り入れ、顧客体験を向上させています。

さらに、顧客のニーズを常に第一に考え、最適なサービスを提供することに注力しています。

Amazonは、今後も世界中のEC市場を牽引していく存在であり続けるでしょう。さらなる事業拡大、新サービスの開発など、目が離せません。

Alibaba(アリババ)

出典:Alibaba

1999年にジャック・マー氏によって設立されたAlibabaは、今や中国のみならず世界中を席巻するEC巨人へと成長を遂げました。卸売市場として世界的に成功を収め、多岐にわたるサービスを提供しています。

Alibaba最大の魅力は、なんといってもその圧倒的な商品数と手頃な価格でしょう。アジア圏を中心に、世界中から集めた膨大な数の商品を取り揃えています。特に、中国製品は種類が豊富で、品質も高いため、コストパフォーマンスの高い商品を探している方におすすめです。

Alibabaは、中国国内にとどまらず、世界各国にオフィスや拠点を構え、積極的にグローバル展開を進めています。異なる国や地域の文化に対応したサービスを提供することで、企業や個人がより効果的に国際市場へ参入できる環境を整えています。

Alibabaは、中小企業にとって特に魅力的なプラットフォームです。豊富な商品と手頃な価格に加え、使いやすいプラットフォームと充実したサポート体制により、多くの中小企業の成長を支えています。

Alibabaは、世界中のビジネスに商品調達コストの削減と新たな市場への参入機会の創出、国際貿易の活性化という革新をもたらしています。

中小企業が低価格で高品質な商品を調達できる環境を提供することで、利益率の向上を実現しています。 グローバル展開により、企業や個人がこれまで参入することが難しかった市場へ進出できるチャンスを提供しています。

独自の決済システムや物流ネットワークを活用することで、国際貿易をよりスムーズかつ安全に行うことを可能にしています。

eBay(イーベイ)

出典:eBay

世界最大規模のオンライン・マーケットプレイス「eBay(イーベイ)」は、Webブラウザだけでなく、Android用、iPhone用のスマートフォンアプリも提供しています。 アプリは日本語にも対応し、英語の苦手な方でもショッピングがしやすくなっています。

新品から中古、レアアイテムまで、世界中から商品が集結したeBayは、単なるECサイトではありません。入札競争の興奮と落札の喜びを味わえる、まるでゲームのようなショッピング体験を提供するプラットフォームです。

eBayでは、新品だけでなく、中古品や希少価値の高い商品も豊富に揃っています。レアなコレクターズアイテム、ヴィンテージ商品、限定版のコレクション品など、世界中のセラーから出品される商品を、まるで宝探しのように探すことができます。思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。

eBayは、ユーザー同士のコミュニケーションを重視しています。セラーとバイヤーが直接やり取りすることで、商品に関する質問や交渉が簡単に行えます。信頼関係に基づいた取引を実現し、お互いに満足度の高い買い物体験を提供します。

eBayは、セラーとバイヤーの双方を保護するために、様々な仕組みを提供しています。落札者保護プログラムや評価システムなどにより、安心して取引を行うことができます。

Walmart(ウォールマート)

出典:Walmart

アメリカを拠点とするWalmartは、世界中に広がる実店舗網だけでなく、ECサイトも充実した品揃えと独自のサービスで多くのユーザーを魅了しています。

食品から家電、ファッションアイテムまで、幅広い商品を驚きの低価格で提供しています。特に、他店で同じ商品がより安く販売されている場合、差額を補償する「低価格保証プログラム」は、Walmartならではの強みです。

ECサイトで注文した商品を実店舗で受け取る「店頭受け取りサービス」や、自宅への配送に加え、店舗へ返品できる「宅配便での返品」など、オンラインとオフラインの利便性を最大限に活かしたサービスを提供しています。

また、サステナビリティ製品の提供や環境に配慮した包装の導入など、環境への取り組みにも積極的に取り組んでいます。

アメリカを拠点に、世界各国でECサイトを展開し、それぞれの国や地域のニーズに合わせた商品やサービスを提供。Walmart ECサイトは、価格と品質、利便性を求めるユーザーにとって、まさに最適な選択肢と言えるでしょう。

Rakuten(楽天)

出典:Rakuten

日本発祥のECサイトである楽天は、今や世界中の人々に愛されるグローバルプラットフォームへと成長を遂げています。

楽天グローバルマーケットを通じて、海外のユーザーも楽天のサービスを利用することができ、日本の商品が世界中に届けられています。これにより、日本独自の商品や文化が国境を越えて広がり、世界中の人々を魅了しています。

楽天の魅力は、豊富な品揃えと充実のポイントプログラムです。本、ファッション、家電、食品など、幅広い商品カテゴリーを取り揃え、ユーザーのニーズに幅広く応えています。

そして、楽天といえばやはり、充実の「ポイントプログラム」です。購入時や特定のキャンペーンなどで貯まったポイントは次回の購入時に利用できるほか、楽天会員には様々な特典や割引が用意されており、リピーターを増加させています。

【中国】海外ECサイトランキングおすすめトップ3

中国のECサイトランキングは次の3つです。

  • 1位 Tmall (天猫)
  • 2位 JD.com(京東)
  • 3位 Pinduoduo (署x多多)

1位 Tmall (天猫)

Tmall (天猫)

出典:天猫

中国最大のECモール、天猫(Tmall)は、アリババグループの中核を担い、中国国内向けの「天猫」と海外向けの「天猫国際」の2つのプラットフォームで日々の売上を稼ぎ出しています。

同じアリババグループが運営するECサイト「淘宝網」はCtoC(個人間取引)、「天猫」はBtoC(企業間取引)と、住み分けを明確にすることでそれぞれの強みを活かしています。淘宝網は個人出品者による豊富な商品と活発な取引が魅力なのに対し、天猫は厳しい審査基準を設けた高品質な商品と、充実した顧客サービスを提供しています。

天猫は、海外有名ブランドの誘致にも積極的に取り組んでいます。厳しい出店基準を設け、偽物の販売を徹底的に排除することで、ユーザーに安心・安全なショッピング環境を提供しています。

天猫は、ユーザーに偽物ではなく、品質の高い本物を提供することに注力しています。その結果、品質の高い日本製品は天猫で非常に人気が高く、食品、飲料、酒類、日用品、衣料、アクセサリー、生活家電などが多く売れています。厳しい出店基準をクリアすれば、日本企業にとっても大きなチャンスとなるでしょう。

2020年の天猫の総売上は、4,982億元(約7兆7000億円)に達しました。今後も更なる成長を目指しており、中国EC市場における圧倒的な存在感を示し続けています。

天猫に出店することで得られるメリットは次の通りです。

  • 中国最大のECモールで、膨大な数の潜在顧客にリーチできる
  • 厳しい審査基準をクリアすることで、ブランド価値を高められる
  • 高品質な商品を求める中国の消費者にアプローチできる
  • アリババグループの強力なサポートを受けられる

天猫への出店を検討している企業にとって、まさに絶好のチャンスと言えるでしょう。

2位 JD.com(京東)

JD.com(京東)

出典:JD.com(京東)

京東集団が運営する京東(ジンドン)は、中国EC市場で天猫に次ぐ2位の地位を確立し、急成長を遂げているECサイトです。

国内ECサイトの楽天と同じように、京東は直販型ECサイトとして運営されています。日本企業の出店数は1,000店舗を目指しており、積極的に誘致活動を行っています。

国内運送大手ヤマトホールディングス傘下の国際物流会社、ヤマトグローバルロジスティクスジャパンとの提携は、京東の強みの一つです。この提携により、日本からの出店や注文への対応がスムーズになり、注文から配達までの最短4日という驚異的なスピードを実現しています。

家電の通販サイトとしてスタートした京東ですが、現在は家電のみならず、食品、衣料品、日用品など、幅広い商品カテゴリーを取り扱っています。

京東に出店するメリットは次の通りです。

  • 中国国内で2番目に大きなEC市場へアクセスできる
  • 日本企業向けのサポート体制が充実している
  • ヤマトグローバルロジスティクスジャパンとの提携による迅速な物流網を利用できる
  • 急成長中のEC市場でビジネスチャンスを掴める

日本企業にとって、京東は中国進出の有力な選択肢となるでしょう。

3位 Pinduoduo (署x多多)

出典:Pinduoduo (署x多多)

2015年にスタートしたこのECサイト「Pinduoduo (署x多多)」は、若年層を中心に爆発的な人気を集め、急成長を遂げています。その特徴は、なんといっても「グループ購入」というサービスです。

グループ購入とは、複数人が共同で商品を購入することで、個別に購入するよりも安く商品を手に入れることができる仕組みです。まるで友人と買い物に行くような感覚で、楽しみながらお得に商品を購入できるのが魅力です。

そのため、友達と一緒に購入することで、話題作りやコミュニケーションのツールとしても楽しめます。このほか、グループ購入限定のレアな商品も多数用意されています。

このECサイトで人気のある商品は次の通りです。

  • 食品(お菓子、飲料、調味料など)
  • 日用品(ティッシュ、洗剤、トイレットペーパーなど)
  • 化粧品(スキンケア、メイクアップ、ヘアケアなど)
  • 家電(スマートフォン、テレビ、冷蔵庫など)

若者に支持される理由は、スマホアプリで簡単に商品を検索、購入できること、豊富な商品カテゴリー、購入時に貯まるポイントを次回の買い物で利用できることです。また、SNSと連携することで、友達と情報を共有したり、一緒に購入したりすることが可能です。

今後も若者を中心にさらに人気を集めていくことが予想され、若者をターゲットにする場合にこちらのサイトがおすすめです。

【アメリカ】海外ECサイトランキングおすすめトップ3

アメリカのECサイトランキングおすすめトップ3は、次の通りです。

  • 1位 Amazon(アマゾン)
  • 2位 Walmart(ウォールマート)
  • 3位 eBay(イーベイ)

1位 Amazon(アマゾン)

アメリカ国内では約5割という圧倒的なシェアを獲得し、まさにEC市場の王者と言える存在のAmazon。

Amazonの強みの一つは、その圧倒的な会員基盤です。2021年には、有料会員であるAmazonプライムの会員数が2億人を突破したと発表されました。これは、アメリカ国民の5人に1人がプライム会員であることを意味します。さらに、将来的には2人に1人が会員になると予測されており、その驚異的な成長は止まることを知りません。

アメリカのみならず、日本でもAmazonは高い人気を誇っています。多くの日本人がAmazonを利用しており、今後もその存在感は増していくと予想されます。

2位 Walmart(ウォールマート)

2020年のコロナ禍によって、ウォルマートはECサイトへの本格的な参入を図りました。従来の実店舗販売に加え、ECサイト事業にも注力することで、顧客ニーズに対応し、事業の拡大を成功させました。この戦略が功を奏し、2022年度のEC収益は750億ドルまでに成長しています。

現在、実店舗の客足は徐々に回復しつつありますが、ウォルマートはECサイト事業と従来の実店舗事業を切り分けて、オムニチャネル化を目指すとしています。オムニチャネル化とは、店舗やECサイト、SNSなど、さまざまなメディアを活用して顧客と接点を作り出し、販売促進につなげる戦略です。これは、顧客の購買行動の変化に対応し、より利便性の高い買い物環境を提供することを目的としています。

常に進化を続けるウォルマートは、今後も世界最大のスーパーマーケットチェーンとしての地位を維持していくでしょう。今後は、オムニチャネル化の推進や新技術の導入など、目が離せない動きが期待されます。

3位 eBay(イーベイ)

eBayの強みは、出品者の国籍や所在地に制限がない点です。世界中の人々が、幅広いカテゴリーの商品を簡単に売り買いできるプラットフォームとして支持を集めています。

出品可能な商品カテゴリーは非常に豊富で、新品・中古品問わず、ファッション、家電、自動車、アンティークなど、あらゆるものが取り扱われています。

アメリカやヨーロッパでは高い知名度と利用者数を誇るeBayですが、日本をはじめとする東アジア地域では知名度が低く、本格的な参入は難しい状況にあります。これは、日本国内ですでにヤフーオークションやメルカリ、ラクマといった競合マーケットプレイスが確立しているためと考えられます。

関連記事:アメリカ越境ECへの参入方法と成功のポイントを紹介!

【韓国】海外ECサイトランキングおすすめトップ3

韓国のECサイトランキングおすすめトップ3は次の通りです。

  • 1位 G-Market
  • 2位 11番街
  • 3位 Tmon

1位 G-Market

出典:G-Market

G-Marketは、2000年の4月に事業をスタートし、EC市場において急成長を遂げてきました。2006年の6月には、米国取引市場のNASDAQへ上場を果たします。

その後、eBayの買収によってeBay Gmarketとなり、その後「eBay Korea」へと社名変更。日本や韓国、シンガポールにてEC市場のシェアを獲得しています。

基本的にECモールの形態を採用しており、取扱商品は、化粧品やファッション、Wi-Fiレンタルなど多岐に渡ります。規模が大きく知名度が高いECモールですが、厳しい審査と対応言語が中国語、英語、韓国語のみという点が気になるポイントです。

審査をクリアできればサイトの規模を勘案して、現地の人への越境ECはそれなりの成果を上げると見られます。

2位 11番街

出典:11番街

11番街は、Gmarketに次ぐ韓国で2番目の売上を誇るECサイトです。Gmarketと比較すると、ユーザー層は比較的若く、クーポン発行やセールなどキャンペーンを積極的に実施しているため、商品が売れやすい傾向があります。

11番街の特徴は、次の4つです。

  • 若い世代に人気
  • キャンペーンが豊富
  • Amazonと連携できる
  • アカウント登録が簡単

11番街は、Z世代やミレニアル世代を中心に多くのユーザーを抱えています。クーポン発行やセールなど、キャンペーンを頻繁に実施しており、お得に買い物を楽しめます。

2020年11月からAmazonとの協業を開始し、11番街でもAmazonの商品を購入できるようになりました。また、アカウント登録が比較的簡単で、越境ECに挑戦するには最適なサイトです。

11番街への出店のメリットは次の4つです。

  • 韓国の若い世代へリーチがしやすい
  • キャンペーンを活用した販促
  • Amazonとの連携による相乗効果
  • 簡単なアカウント登録ですぐに販売を開始できる

韓国の若い世代を中心に、多くの顧客へ商品をアピールすることができます。 豊富なキャンペーンを活用することで、商品を効果的に販売することが可能です。

Amazonとの連携により、さらなる顧客層の拡大と売上増加が期待できます。

ただ、11番街に出店する際は、配送に注意しましょう。配送体制が課題となっており、改善が求められています。

3位 Tmon

Tmon

出典:TMON

Tmonは、韓国ソーシャルコマースの先駆けとして、タイムセールで顧客を魅了しています。2010年にサービスを開始し、韓国で初めてソーシャルコマースとして認められた企業です。ファッション、スポーツ、美容、旅行など、幅広い商品を取り扱い、30代~40代のユーザーを中心に支持されています。

Tmonの最大の特徴は、タイムコマースと呼ばれる独自のタイムセール施策です。3つのタイムセールが、Tmonを他社と差別化し、顧客を魅了しています。

毎週金曜日は、「無料配送デー」となっており、 配送料無料でお得に買い物を楽しめます。毎月1日は、 1時間毎に割引クーポンが配布され、更にお得に購入できます。

Tmonは、薄利多売を目指す企業にとって最適なプラットフォームと言えるでしょう。タイムセールを活用することで、多くの顧客に商品をアピールし、売上を拡大することができます。

【台湾】海外ECサイトランキングおすすめトップ3

台湾のおすすめECサイトランキングトップ3は、次の通りです。

  • 1位 Yahoo!奇摩購物中心
  • 2位 PCHome
  • 3位 博客来

1位 Yahoo!奇摩購物中心

Yahoo!奇摩購物中心

出典:Yahoo!奇摩

Yahoo!奇摩ショッピングモールは、台湾で圧倒的なシェアを誇るECモールです。モール型、卸売・委託販売、CtoCの3つの形態で運営されており、幅広いニーズに対応しています。

台湾における月間アクティブユーザー数は2,500万人を超え、台湾EC市場の約8割を占める巨大モールです。3つの販売形態により、様々な商品カテゴリーを取り扱っており、消費者のニーズを的確にとらえています。

特に、卸売・委託販売分野は台湾最大級の規模を誇り、日本企業にとっても大きなチャンスを秘めています。

家電製品の出店が多く、男女比は3:7と男性ユーザーが多いのが特徴です。化粧品やファッション関係の出品が多いBtoC分野では、男女比は2:8と女性ユーザーが多く、日本のトレンド商品も人気があります。

日本の有名企業も多く出店しており、MUJI、earth music&ecology、Panasonicなどが成功事例として挙げられます。日本のトレンド商品は台湾でも人気がある傾向があり、売れ筋のトレンドを掴みやすい環境です。

出店には現地法人または代行会社への依頼が必要となります。Yahoo!奇摩ショッピングモールは、台湾市場への進出を目指す日本企業にとって、最適なプラットフォームと言えるでしょう。

2位 PCHome

出典:PCHome

PCHomeは、台湾で圧倒的な知名度とシェアを誇る老舗ECサイトです。BtoCでは、「PChome購物中心」、「PChome24h購物」、「PChome線上購物!」の3つのECサイトを運営し、幅広い顧客層に対応しています。さらに、モール型の「PChome商店街」も運営し、ワンストップで様々な商品を購入できる環境を提供しています。

PCHomeは、いち早く自社倉庫の必要性に着目し、24時間以内配送という当時としては画期的なサービスを導入しました。これは、他社との差別化戦略として大成功し、PCHomeの代名詞とも言えるサービスとなりました。

24時間以内配送を約束しており、24時間以内に配送が完了できなかった場合、100台湾ドル(約380円)のポイントが補償されます。また、家電、食品、ファッション、日用品など、幅広い商品を取り扱っています。

24時間365日注文可能、コンビニ受け取りや宅配ボックス配送など、様々な配送オプションを提供しており、高い利便性も特徴です。 

PCHomeのユーザーは男女比がほぼ半々で、メインターゲットは日々忙しく働いている労働層です。利便性を重視するユーザーから厚い支持を得ています。

日本企業は、代理店や商社を通してPCHomeに出店することができます。台湾進出を目指す日本企業にとって、PCHomeは有力な販売チャネルと言えるでしょう。

3位 博客来

出典:博客来

博客来は、1996年にオンライン書店として事業を開始し、現在は台湾最大級のECサイトへと成長を遂げています。得意の編集力を活かした魅力ある商品紹介で、他社との差別化を図っています。

博客来の特徴は次の3つ。

  • 編集力が光る商品紹介
  • 幅広い商品カテゴリー
  • 高い顧客満足度

経験豊富な編集者が、商品の特徴や魅力を丁寧に伝え、顧客の購買意欲を高めます。書籍や音楽などのカルチャー関連商品はもちろん、一般消費財、化粧品、文房具、インテリア家具など、幅広い商品を取り扱っています。

さらに、丁寧な顧客対応や充実したサービスで、高い顧客満足度を獲得しています。

日本企業の出店は、商社経由が基本ですが、直接取引している会社もあります。博客来のバイヤーが日本へ出向き、良い商品を見つけたら直接取引を交渉するケースもあれば、商社を通して取引する場合もあります。

メインの購入者層は30代~40代の女性です。日本商品の売れ筋は、マスキングテープや弁当箱、箸、文房具など、実用性とデザイン性の高い商品が人気です。

博客来で成功するためのポイントは次の3つです。

  • オリジナリティと品質の高さ
  • 魅力的な商品紹介
  • 長期的な視点

安さではなく、オリジナリティと品質の高い商品をアピールすることが重要です。商品の特徴や魅力を丁寧に伝える商品情報は、顧客の購買意欲を高める重要な要素となっています。

台湾市場は競争が激化しており、すぐに結果が出なくても諦めずに長期的な視点で取り組むことが大切です。一点物として売り込める商品があれば、博客来を活用することで、台湾市場への進出を成功させることができるでしょう。

越境ECの種類

越境ECの種類

越境ECは大きく分けて次の2種類です。

  • 自社ECタイプ
  • ECモールタイプ

自社ECタイプ

まず、自社サイトで販売・決済ができるシステムを入れたオンライン店舗を運営するという方法です。

構築方法としては、インターネット上のアプリを利用するASP、ゼロから設計するフルスクラッチ、無料公開されているソフトウェアを使ったオープンソースやソフトウェアを購入するパッケージタイプなどがあります。

自社ECはシステムを選んで盛り込める自由度が高いものの、単体で流入することは難しいため、集客や宣伝を行う必要があります。

自社ECタイプには、「Shopify」や「STORES」のような海外向けネットショップサービスを利用すれば、比較的容易に構築可能です。

関連記事:越境ECを始めたい方必見! Shopifyなら簡単に越境ECを作れる理由

ECモールタイプ

ECモールとは、Amazonや楽天のようなまるでネット上の巨大ショッピングモールのような、複数のショップが集まったECサイトのことです。次の2つの主要な形態に分類できます。

  • マーケットプレイス型
  • テナント型

マーケットプレイス型

Amazonのようなプラットフォームに、事業者が商品を出品する形態です。

購入者は出品者から直接商品を購入し、出品者には顧客情報と商品データが送信されます。出品者は出店料や販売手数料を支払う必要があるものの、比較的自由に出店・販売することができます。

テナント型

楽天市場やYahooショッピングのようなプラットフォームに、出店料を支払ってショップを出店する形態です。各ショップは独自の店舗ページを持ち、デザインや商品陳列などを自由に設定することができます。

テナント型は、モール全体の知名度や集客力に頼ることができるのがメリットです。

関連記事:海外向けにネット販売をするには? 方法と注意点を解説

越境ECで成功するポイント

越境ECで成功するポイントは次の5つです。

  • ターゲット市場を明確にする
  • 現地ニーズに合わせた商品・サービスを提供する
  • 顧客満足度を向上させる
  • 効果的なマーケティング戦略を立てる
  • 継続的に改善する

越境ECにおいては、市場が広がる分、競合が多くなるため、ターゲット市場を明確にする必要があります。また、現地のニーズに合わせた商品やサービスを提供することも重要です。現地のニーズを抑えるためには、現地の人材や専門家のサポートが欠かせません。

日本でも同様ですが、顧客満足度を高めることや効果的なマーケティング戦略が必要です。海外市場では日本の企業は「外国」であり、信用・信頼を得るためには顧客満足度を高めることがさらに求められます。

また、海外市場では現地の言語や文化、トレンド、法律・規制など複数の要素を考慮する必要があるため、継続的な改善が求められます。

関連記事:海外マーケティングを成功させるポイント!事例も紹介

海外ECの成功事例

Bigmac(ビッグマック)では、「海外市場に挑戦したい。市場を広げたい」という製造業や海外販売を目指す企業様の海外展開をサポートしております。

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こちらでは、他の事例についてもご紹介しております。

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海外EC・集客に関するよくある質問

海外ECや集客に関するよくある質問とその回答をご紹介します。

Q. 海外向けのサイトが無いのですが海外配信は可能ですか?

弊社ではサイト制作も承っております。英語をはじめとする多言語サイトの制作も対応可能です。

Q. どんな国への広告出稿ができますか?

Google/Facebook/X(旧Twitter)が使用されている国であれば配信が可能です。市場や広告内容によっても変動しますので、まずはお気軽にお問合せください。

Q. 総額でいくらから配信できますか?

Web広告においてはお好きな金額でスタートすることが可能です。(現実的には1都市あたり約12万円以上が目安です。) 商材や市場規模、配信戦略によっても必要金額は異なるため、費用感のご相談だけでもお気軽にお問合せください。

越境ECで成功するならBigmacへ

本記事では、海外のECサイトランキングおすすめモールサイトを中心に、近年の概況や国別おすすめECサイト、越境ECで成功するポイントなどを紹介してきました。

海外のECサイトおすすめトップは、次の5つです。

  • 1位:Amazon(アマゾン)
  • 2位:Alibaba(アリババ)
  • 3位:eBay(イーベイ)
  • 4位:Walmart(ウォールマート)
  • 5位:Rakuten(楽天)

それぞれ強みを持っており、商材やターゲットに合わせて選びましょう。また、ターゲット国に合わせて国別おすすめのECサイトから選んでいただけたらと思います。

海外で販路を開拓するには、こうしたECモールサイトや自社のECサイトを活用するとともに、広告運用を併せて行うことが効果的です。Bigmacでは、豊富なWeb広告運用経験から海外販売を目指す企業様のWeb広告・マーケティング支援を行っております。

月額300,000円の広告費から、海外へ向けた広告配信が可能です。成果に結びつけるための下準備として、少額・エリアを限定した配信にも対応致します。

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この記事を書いた人

B!netは、インターネット回線や金融情報を専門に発信するメディアサイトです。運営するBigmac株式会社は、デジタルマーケティングの企業として、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけています。
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