近年、タブレットを使って確定申告を行う人が増えています。パソコンを使わずに、出先でも気軽に申告作業ができるため、特にタブレット端末とキャッシュレス決済サービスを連携している方にとって便利な方法です。
しかし、「具体的にどうやって進めればいいの?」「スマホと何が違うの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
本記事では、タブレットを活用した確定申告のやり方を初心者向けに分かりやすく解説します。必要な準備から具体的な申告手順、便利なアプリやツールまで詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてください!
確定申告はタブレットでもできる?

結論として、タブレットでも確定申告ができるようになりました。
ただ、作成できない書類もあり、PCでの作成のようにデータの保存機能がないため、注意が必要です。

「確定申告書等作成コーナー」で作成できる書類
作成する書類の種類 | スマホ | タブレット | パソコン |
所得税の確定申告書 | 〇 | 〇 | 〇 |
消費税及び地方消費税の確定申告書 | × | × | |
収支内訳書 | × | × | 〇 |
更正の請求書・修正申告書 | × | × | 〇 |
確定申告をタブレットでやる方法

確定申告をタブレットでやる方法について解説します。
準備するもの
利用前に準備するものは以下の通りです。
- マイナンバーカード
- スマートフォン
- マイナポータルAP※
- 申告に必要な情報を記載している書類など
※事前にインストールが必要
マイナポータル連携を行う
マイナポータル連携とは、年末調整や確定申告をオンラインで行う際に、マイナポータルを通じて、給与の源泉徴収票や各種控除証明書などのデータをまとめて取得し、申告書に自動で入力する機能のことです。
つまり、マイナポータル連携を利用することで、年末調整や確定申告に必要な書類のデータを手動で入力する手間を省き、手続きを簡略化することができます。
マイナポータル連携をすることで自動入力できる申告書は以下の通りです。
収入関係 | 控除関係 |
・給与所得の源泉徴収票・公的年金等の源泉徴収票・株式の特定口座年間取引報告書 | ・医療費・ふるさと納税・社会保険(国民年金保険料・国民年金基金掛金)・生命保険・地震保険・iDeCo(個人型確定拠出年金)・小規模企業共済掛金・住宅ローン控除関係 |
タブレット端末で確定申告をやる手順
- e-Taxソフト(WEB版)ページにいき「マイナンバーカードの読み取りへ」をタップ
- 「2次元バーコードの表示」をタップ
- スマートフォンの操作説明が表示されたのを確認後、「×」ボタンをタップ
- 画面に2次元バーコードが表示される
- スマートフォンで「マイナポータルAP」を起動する
- 「二次元バーコード」マークをタップ
- 「2次元バーコード読取」をタップ
- スマートフォンでタブレット端末に表示されたバーコードを読み取る
- スマートフォンでマイナンバーカードのパスワードを入力し、次へ
- 「読み取り開始」をタップし、マイナンバーカードをスマートフォンに接触させて、読み込みさせる
- ログイン完了するので、画面の案内に従って操作する
参考:タブレット端末で申告書を作成される方へ【ロング版】 国税庁- YouTube
マイナンバーカード読み取りに対応したスマートフォンとは?
これまではパソコンでマイナンバーカードを読み取るためには、ICカードリーダライタという専用の機器が必要でした。現在はスマホで代用可能となっています。
現在では、一部のスマートフォンがICカードリーダライタの代わりとして利用できるようになりました。これにより、より手軽にマイナンバーカードの読み取りが可能になりました。
お手持ちのスマートフォンがマイナンバーカードの読み取りに対応しているかどうかは、以下から確認できます。
キャッシュレス決済サービスと連携できる会計ソフト
タブレット端末で確定申告を行う人の中には、キャッシュレス決済サービスをタブレット端末で対応しているからという方もいるのではないでしょうか。
会計ソフトと連携させることで、タブレット端末での確定申告がよりスムーズです。
主なキャッシュレス決済サービスと連携している会計ソフトは以下の通りです。
STORES 決済 | freeeMoneyFoward クラウド会計 |
Square | freee |
AirPAY | freee |
USEN PAY | MoneyFoward クラウド会計freee弥生会計 |
PAYGATE | 弥生会計freeeMoneyFoward クラウド勘定奉行クラウド |
まとめ
この記事では、確定申告をタブレット端末で行う方法について解説してきました。
タブレット端末で行うことでよりスムーズに確定申告ができます。
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