スマートフォンでNEWSアプリやSNSを使用しているとき、タイムライン上に表示される動画広告を見かけたことはありますか?その動画広告は、モバイル広告市場でひときわ注目されている「インフィード動画広告」です。
インフィード広告とは?
「インフィード広告」とは、NEWSアプリやSNSのフィード(コンテンツの一覧)の間に表示される広告のことです。例として、Yahoo!ニュース、Smart NewsなどのNEWSアプリに表示される広告で、広告を掲載されている記事の一覧の間に他のコンテンツと同じ形式で表示します。そのため、ユーザーに違和感を与えない自然な広告を訴求し、クリックしてもらいやすいことが可能です。
インフィード動画広告とは、インフィード広告の動画版の広告を指します。
インフィード動画広告のメリット
インフィード動画広告は、閲覧するユーザーに自然な訴求ができる点が特徴の広告であるため、クリエイティブはユーザーに合わせてつくることが重要です。例として、「最新のNEWSや話題の情報を得たい」といった能動的なユーザーの場合、好奇心を煽るようなバナーや広告文によって、自然な広告での訴求ができます。しかし、ユーザーに合わせた自然な広告であっても、長期間同じクリエイティブで出し続ければユーザーに飽きられてしまう可能性は高くなります。そのため、クリエイティブを定期的に変え続ける必要があります。
他の方法としては、フリークエンシーキャップという仕組みの活用です。フリークエンシーキャップとは、1人のユーザーに対して広告を表示する回数の上限のことを指します。同じユーザーへの広告表示回数を制限することで、連続して同じ広告を表示させないようにすることが可能です。
YDNの動画広告のフォーマット
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)では、スマートフォン版Yahoo! JAPANのトップページなどを対象に、タイムライン上に表示されるインフィード型動画広告を提供しています。スマートフォン版Yahoo! JAPANのトップページの他、Yahoo!ニュースなどをはじめYahoo! JAPANの一部サービスのタイムライン上に掲載できます。
テキストや画像では表現しきれない、動画ならではの特性を生かしたプロモーションが可能な動画広告です。YDNのインフィード動画広告は正方形のフォーマットです。
インフィード動画広告で重要な設定
インフィード動画広告での配信結果を最大化するのに重要な設定である、ターゲティングについてご紹介します。ターゲティングは、「サイトリターゲティング」「サーチターゲティング」で絞ることがポイントです。
スマートフォン版Yahoo! JAPANのトップページは、非常に多くのユーザーが閲覧しています。そのため、画一的な広告を配信してもコンバージョンには繋がりにくく、価値のない無駄なクリックが増えてしまいコストが増大する可能性もあります。そこで、ターゲティング機能を活用することでターゲットとなるユーザーにのみ絞って広告を配信することが可能です。
サイトターゲティング
サイトターゲティングとは、一度ホームページに流入したユーザーに対して再び広告を配信する手法です。過去に一度でもホームページへ訪れたことがあるユーザーは、ホームページに記載している商材・サービスにある程度の興味を持っている可能性が高いことが考えられます。そのため、再びアプローチをすることで確度の高い訴求が可能です。
サーチターゲティング
サーチターゲティングとは、特定のキーワードを検索したことがあるユーザーに対して、広告を配信する手法です。ユーザーが検索しているキーワードやあなたのビジネスに関連するキーワードを登録すると、その登録したキーワードを検索したことがあるユーザーに対して、広告の配信が可能です。
成果を出すために重要な3つのポイント
インフィード動画広告で成果を出すためには、
1.興味を引く内容と画像でユーザーの興味・関心を引き付ける
2.広告の表示はユーザーの立場でイメージ
3.複数の広告パターンを配信し、配信結果を比較
という3つのポイントがあります。それぞれ詳しく説明していきます。
1.興味を引く内容と画像でユーザーの興味・関心を引き付ける
タイトルをユーザーが抱えている問題や悩みを疑問形にすることで、続きが気になるような広告を作ることが可能です。また、画像にはその商品やサービスを買うことで得られる効果がわかるものを使用すると、広告のクリック率を上げることが可能です。
2.広告の表示やリンク先はユーザーの立場でイメージ
インフィード動画広告は、基本的にはユーザーにストレスを与えにくい広告だと言われています。しかし、広告をクリックした先に「求めていた情報がない」「販売を進める文章が多い」といった場合には、ユーザーにはストレスとなります。そのため、商品の購入やサイト登録を完了する前に離脱される可能性が高いことが想定されます。
3.複数の広告パターンを配信し、配信結果を比較
インフィード動画広告の配信を開始したら、複数のパターンを試して効果を比較することが大切です。ニュースアプリやSNSは、通勤・通学するときや仕事の休憩中などの時間に習慣的に目にする傾向があります。そのため、広告の表示回数が多いほど、同じ商品を違った広告内容で訴求する方がユーザーに飽きられずに成果を出すことが可能です。
インフィード動画広告は力を入れるべき重要な広告枠
インフィード動画広告は、登場してわずか数年であり事例も少ないため、利用したことがないという方は多いのではないでしょうか。しかし、間違いなくインフィード動画広告がGoogleやYahoo!など今後のリスティング広告では重要になってきます。そのため、インフィード動画広告の利用をオススメします。