最近Webサイトをアプリ化する企業が増えてきています。アプリ化することにより、ユーザーが何度もアクセスしてくれるなどメリットがあります。今回はアプリ化するメリット・デメリットやPWAについてなど記事に書いていきます。
アプリのメリットとデメリットとは?
多くの方はほぼ毎日と言っていいほどアプリを利用しているかと思います。色んな企業が出している便利なアプリですが、メリットとデメリットが存在します。まず、アプリのメリットとデメリットを確認していきましょう。
手間が少ないなどメリットの多いアプリ
アプリのメリットとしては、余計な手間が無く直接コンテンツへアクセスすることができることです。Webサイトからのアクセス方法は多くの場合、検索サイトから調べたいコンテンツを検索し、サイトを探してクリックする手間がかかります。手間が多いと、面倒だと感じてしまいます。それがアプリだと簡単にアクセスすることができます。
また、アプリの場合読み込み速度が早く・使い方も分かりやすいためユーザビリティを向上することができます。
そして大きな特徴としては、通知があることです。Webサイトの場合だと、サイトに訪れない限り、新しい情報を知ることができません。アプリの場合、プッシュ通知などの通知が表示されることによって、一目で新しい情報や気になる情報を知ることができます。新しい情報をすぐに知ることができることや、先ほど書いたようにアクセス自体も簡単にできるため、ユーザーを集めることができます。
便利なアプリのデメリットとは?
様々なことができるアプリですが、デメリットがあります。
まず、ユーザーがアプリをダウンロードするまでの手間がかかることです。ダウンロードしてしまえば簡単にアクセスすることができますが、各ストアからダウンロード・インストールするまでの手間がかかってしまいます。また、ユーザーが不要と感じたらアンインストールされてしまう可能性があることもデメリットの1つとなります。その点、Webサイトであればアクセスまでの手間がかかるとしても気軽に検索することができます。
また、アプリはiOSとAndroidなどそれぞれ合ったものを開発しなければなりません。そのため多くのコストが必要となります。WebサイトであればHTMLで表示できるためコストが少なく済みます。
Webサイトとアプリにはそれぞれメリットとデメリットがあります。自分のサイトがどちらに向いているか確認し、アプリに向いている場合は、アプリ化することを一度考えてみることも大切かと思います。
Webサイトをアプリ化するには
AndroidであればGoogle Play、iPhoneであればApp Storeでアプリをダウンロードすることがほとんどだと思います。こちらをネイティブアプリと呼ばれるのに対して、各ストアでダウンロードせずとも、ブラウザ上でアプリのように動作することをWebアプリと呼ばれます。
ネイティブアプリはiOSやAndroidごとに開発や知識必要なため、コストをかけて制作する必要があります。一方Webアプリはネイティブアプリほど機能がありませんが、専門的な技術がそこまで要求されないため、制作コストが少なく済みます。
ネイティブアプリの機能とWebアプリの手軽さを持ち合わせ、Webサイトをネイティブアプリのように動作する技術があります。この技術をPWAと言います。
PWAにすることによって出来ることは?
「Progressive Web Apps(プログレッシブ ウェブ アプリ)」を略したものがPWAです。Webサイトでもネイティブアプリの様な機能を使うことができます。ネイティブアプリの特徴であるプッシュ通知も使うことができます。
プッシュ通知などPWAの様々な機能をご紹介します。
インストールが不要
各ストアからダウンロードやインストールが不要です。ページから「ホームに追加」するだけで使用することができます。PWAに対応していないものだと通常のショートカットになりますが、対応しているものだとネイティブアプリのようなアイコンがホーム画面に追加されます。
画面がフルスクリーンになる
通常Webサイトを開くと、上部にアドレスバーなど表示されるかと思います。PWAの場合、アイコンをタップして開くと、ネイティブアプリのようにアドレスバーやメニューなど表示されず、フルスクリーンとなります。
プッシュ通知機能
通常Webサイトだと通知は届きませんが、PWAだとネイティブアプリと同じようにプッシュ通知が届きます。ネイティブアプリの特徴である、プッシュ通知が使えるのは大きな特徴かと思われます。
オフラインでも接続できる
電波が届かない場所の場合、サイトを開いてもオフライン状態ではなにも表示されません。PWAだとオフライン状態でもキャッシュを使用して画面を確認することができます。
アプリの場合審査が必要ですが、PWAはWebサイトからインストールするため審査の手間を省くことができます。また、アプリ開発のような専門的な技術は要求されないのでコストも少なく済みます。しかし、機能としてはネイティブアプリに勝ることはできません。
PWAを導入しているサイトをいくつかご紹介します。
- X(Twitter)
Twitter Liteとして公開されているようです。
Twitter Liteのご紹介 - 日本経済新聞電子版
- Yahoo!
- タウンワーク
この他にもPWAを導入しているサイトはたくさんありますので、ぜひ試してみてください。
Webサイトをアプリ化することによって
Webサイトをアプリ化することによってユーザーが運営しているサイトに訪れる機会が増え、結果集客に繋がると思います。アプリ化を考えている方はPWAなどを使って、試してみてはいかがでしょうか。
また、アプリを開発してもなかなかインストール数が増えない場合はこちらの記事を参考にしてみてください。