5G時代に突入することもあり、最近より一層注目を集めている動画広告。動画広告の中でも、利用者が多いYouTubeへ広告を出稿しようと検討している方も多いと思います。そこで今回は、YouTubeに広告を配信する際に必要な目安の費用と課金形態・YouTube広告の種類を紹介します。
目次
YouTubeの料金が発生する課金形態
YouTube広告は、リスティング広告のように「1クリック〇円」の課金形態ではなく、視聴された時間・表示回数によって料金が発生します。YouTube広告には複数の広告形態があり、形態によって課金形態も変わってくるため、YouTubeの種類と課金形態について解説していきます。
YouTube広告の種類と課金形態
YouTube広告には6種類の広告形態があります。課金形態だけではなく、視聴単価も広告形態によって変動します。自社・クライアントの配信目的に合わせて広告を選びましょう。
ほとんどの企業はまず1,000円~3,000円の日予算で設定し、配信をスタートさせることが多い傾向です。
スキップ可能なインストリーム広告
引用元:https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja
スキップ可能なインストリーム広告は、YouTube および Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリで配信される動画の再生の前後、または再生中に動画が配信される広告形態です。特徴は、5秒経過すると動画広告をスキップする表記が表示されます。
動画を30秒間(30秒未満の動画広告の場合は最後まで)視聴したか、30秒経つ前に動画を操作した際に料金が発生する課金形態です。入札形式のため料金に変動はありますが、視聴単価は2円~30円が目安です。
スキップ不可のインストリーム広告
引用元:https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja
配信される場所は「スキップ可能なインストリーム広告」と同様ですが、今回の「スキップ不可のインストリーム広告」の場合は、スキップすることはできず、広告の表示回数に基づいて課金される形態です。
TrueView ディスカバリー広告
引用元:https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja
TrueView ディスカバリー広告は、動画再生中に配信されるのではなく、関連動画の横・検索結果部分、モバイル版YouTubeのトップページなど、ユーザーが動画を探している場面にタイトルとサムネイルが表示される広告形態です。ユーザーが広告をクリックした時点で料金が発生します。興味があるユーザーしかクリックをしないので、費用対効果が良い広告形態です。
バンパー広告
引用元:https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja
バンパー広告は、TrueViewインストリーム広告と同様、動画の始まり・再生中の間に動画広告を配信できる広告形態です。TrueViewインストリーム広告との違いは、最大6秒間しか動画が流れません。スキップができないため、最後まで商品・サービスの魅力を伝えることができます。
バンパー広告は、インプレッション単価制で、表示回数が1,000回到達した時点で課金される課金形態です。費用の目安を伝えるのは難しいですが、費用があればあるほど多くのユーザーに動画を届ける可能性が増えます。いきなり費用を加算するのではなく、効果を見ながら目安の費用を決めることをおススメします。
アウトストリーム広告
引用元:https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja
YouTubeアウトストリーム広告は、モバイル専用の広告形態です。外部のウェブサイトやアプリなど、YouTube以外でも動画広告を配信できることが特徴です。また、配信場所は動画内ではなく、外枠に配信されます。
2秒以上の視聴で料金が発生し、インプレッション課金方式が採用されます。バンパー広告と同様に費用を想定し、入札していく方法を行います。
マストヘッド広告
引用元:https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja
マストヘッド広告は、YouTubeのホーム画面の最上部に配信ができる「予約型」の広告形態です。最大30秒間音声なしで自動再生され、自動再生が終わるとサムネイルが表示されます。
また、動画・サムネイルをクリックすると、配信しているYouTube動画の再生ページに移動します。Google担当者を通して予約を行うため、費用感が聞きたい方はGoogle担当者に見積を依頼した方が良いです。
動画の制作費用について
YouTube広告を配信するには「動画」が必要です。動画がない企業様は今から動画を作る必要があります。費用の目安は合計11万円~33万円が相場と言われています。どうしたら費用を抑えることができるのか、ポイントをお伝えします。
制作コストを抑えるポイント
YouTubeは映像素材が重要です。しかし、動画を1から作る場合は、撮影から編集・人件費や撮影機材など、多額のコストがかかります。コストを抑えたい場合、初めてYouTubeで広告を始める場合は、静止画の利用を検討しても良いでしょう。
手元にあるチラシ・ポスターをスライドショー形式で伝える方法でも十分訴求できます。人件費はかかりますが、無料編集アプリを使って動画を作る方法も良いです。
動画はさまざまな媒体で使用できる
動画が1つあれば、YouTubeだけではなくFacebook・Instagram等のSNSにも使用できます。動画広告の需要が大きくなっている今こそ、配信する目的に合わせてYouTube広告から始めてみませんか?
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